ぼっちじゃない。ただ皆が俺を畏怖しているだけなんだ。   作:すずきえすく

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いつもお世話になっております。
皆様のおかげでUA100,000超となりました。
心より御礼申し上げます。

さて、今回は第15話となります。
今回もお付き合い頂けますと
嬉しく思います。





第15話 ウイ〇ビー国民的美魔女化計画(中の人的に)

 

 

 「チェケラッ♪東山〇央が♪お届けしてます♪ニセ〇イラジオっ♪HEY ♪」

 

 

 優美子がバイトしている店でケーキを買った帰り道、私こと由比ヶ浜結衣は、周りを憚る(はばかる)事無く青空の下で東〇ラップを口ずさんでいた。もしかしたら、誰かに聞かれているかも知れないけど、今日の私は、そんな事なんて全然気にならないくらいの超浮かれモードだ。

 

 だってさ、今日はヒッキーがうちに来るんだよ? 昨日の晩くらいからさ、ずーっとその事で頭がいっぱいになっちゃってて、胸の高鳴りが全然止まらないんだ。だってさ、LINEや電話はしてるけど、直接会うのはすっごい久しぶりなんだもん。仕方無いじゃん?

 

 

 あぁっ、このぶわぁーってなった気持ちを聞いて欲しいっ!

 

 

 そんな想いを抱えた私は、優美子のバイトが終わる頃を見計らってお店へ向かったのだけど、残念ながら優美子は既に退勤した後だった。ただ、ちょっと驚いたのは、同じバイトのしーちゃん曰く”男の子と一緒っだったよ”って言ってた事。

 

 

 その男の子って、もしかして隼人君なのかな? そうだったら良いなぁ…。(※八幡です)

 

 

 実はこの前、色々あって高校の時には相談出来なかった”ヒッキーへの気持ち”を優美子に打ち明けたんだ、私。最初、優美子はすっごいびっくりした顔をしてたんだけど、すぐに真顔になって

 

 「あんた…正気なの?」

 

と酷く心配された上に、熱は無いかとおでこに手を当てられてしまった。

 

 い、一時の気の迷いなんかじゃないんだかんねっ! そりゃ、優美子がそう言う気持ちも分かるけど、ああ見えてヒッキーにだって、良い所いっぱいあるんだよ? ちょっと分かりにくいけどさ。

 

 私、知ってるもん。

 

 それからの私は”あの時だってヒッキーがっ!”とか”実はあの時はヒッキーが暗躍してて”といった感じで、ヒッキーの頑張った事を沢山アピールした。だって、す、す、好きな人がさ、誤解されたままって…なんか嫌じゃん?

 

 一方、私の話をジッと聞いていた優美子は、怪訝そうな表情を崩さなかったけれど、私の話が終わってしばらくすると、”やれやれ”といった感じで私に言ったの。

 

 「ホンキなんは分かった。」

 

 そして、後から付け加える様に”結衣がどうしてもってんなら…応援するし。”っと小声で呟いた。そんな優美子の気持ちに、私はとっても嬉しくなっちゃって、思わずギュッって抱きついちゃった。

 

 「やったー! ありがとう優美子お母さーん♪」

 

 「お、お母さんじゃねぇしっ!」

 

 じたばたと軽い抵抗を試みる優美子。でも、照れているだけで、全然嫌がって無いのはバレバレだよ? 何だかんだで、面倒見が良いんだよね♪

 

 以前ヒッキーが”三浦はおかん体質だ”なんて言ってたけど、今ならその意味が分かるかも。

 

 そんな事があってから、優美子と私は戦況を報告しあう様になった。今日は優美子と会えなくて残念だったけど、優美子も男の子(※八幡です)と一緒だったみたいだし、お互いに良い報告が出来ると良いなぁ…。

 

 

 

 東○ラップをひと通り歌い終わって時計を見ると、約束の時間まで残り20分を少し切るくらいだった。危ない危ない…ヒッキーがうちに来る前に帰らないと。

 

 一応ママが家にはいるけど、うっかり2人にさせてしまうと、ヒッキーに何を言い出すか分かんないしなぁ…。余計な事を根掘り葉掘り聞き出した挙句に、下手したら

 

 「うちの結衣をお嫁に貰ってくれるのよねー♪」

 

なんて、言い出しかねないしっ!

 

 

 どうしよう…イヤな予感って言うより、むしろ予定のレベルだっ!

 

 

 さっきまでとは一転して、駆け足で帰り道を急いだ。きっと、今まで生きてきた中で最速だと思われるペースで疾走する私。うん。今の私、超速いっ! この勢いだったら、メロスの人にだって…きっと負けないっ!

 

 こうして、心臓が飛び出しそうになりながらも懸命走った結果、私が家の前に辿り着いたのは、約束の時間の10分前の事だった。はぁっ…はぁっ…、こ、これなら超余裕だよねぇ…。

 

 ちょっと安心した私は、息が整うのを少し待ってから、玄関ドアを勢い良く開けた。

 

 

 「ハァ…ハァ…っ、ただいまぁー」

 

 

 ・・・。

 

 

 返事がない…おかしいな?

 

 

 いや…よぉぉく耳を澄ましてみると、私の部屋の方からママの楽しそうな笑い声が微かに聞こえてくる。そして、足元を良く見てみると、見慣れない黒色のスニーカーが揃えて置かれていた。

 

 

 まさかこれって…

 

 

《ヒッキー君のおかげね、ありがとう♪》

 

 ヒッキー既に来てるしっ!

 

 

 これはヤバイやつだーっ! 私は急いで靴を脱ぎ捨てると、揃えもせずに慌てて自分の部屋に向かった。”廊下を走っちゃダメよ? ”と普段は注意されるけど、そんな事には構っちゃいられないって感じで”どたどたどた”と地響きを立てて疾走する私。部屋に近づくにつれて、会話の内容が鮮明になってくる。

 

 

 《なるほどね♪ところでヒッキー君、うちの結衣なんてどうかしら?》

 

 

 うわぁぁぁっ! ちょっ、待ってってばっ! ママってば、なんて事を聞こうとしてんのっ!

 

 

 私は大慌てでノブを掴むと、勢い良くドアを開けそして叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「すとぉぉぉぉぉぉぉーっっっっっっっぴっ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 あちゃっ…ちょっぴり噛んじゃった。

 

 

 

 

 

第15話

 

ビー国民的美魔女化計画(中の人的に)

 

 

 

 

 

 「ごめんなさいねぇ。すぐに帰ってくると思うから、ここで待っててね♪」

 

 由比ヶ浜のおふくろさん、通称ガハママさんはそう言い残して部屋を退出し、俺は由比ヶ浜の部屋に一人で…じゃなかった、俺の膝の上には1匹の犬が、まるで自分の居場所であるかの様に鎮座しているから、正確には1人と1匹で由比ヶ浜の帰りを待つ事になった。

 

 以前、車に轢かれそうになったこいつを助けた事があったのだが、そのせいか、顔を合わせる度に猛烈に懐いてくる。今日だって俺の姿を見かけた途端、弾丸の様に駆け寄って来た。そして、その後の熱烈なる歓迎っぷりの結果、俺の顔はすっかり唾液まみれになってしまったのである。

 

 

 ところで…お前の名前、何ていうんだっけ?

 

 「・・・?」

 

 俺の方へ顔を向けて、不思議そうに首をひねるサブなんとかさん。こいつなりに、俺の話を聞こうとしているのかね。ひとまず、思いつく限り一通り呼んでみる事にした。

 

 「サブ…マシンガン?」

 

 ”ワン!”と元気良く返事するサブなんとかさん。おいおい、ここは返事しちゃダメだろが…。

 

 「サブカル女子」

 

 『ワン!』

 

 「サブダックション」

 

 『ワン!』

 

 「サ○ちゃんと歌仲間」

 

 『ワン!』

 

 「材木座」

 

 『・・・?』

 

 流石に”材木座”では返事しなかったが、他の呼称に関しては完璧に返事してるよな、こいつ。という訳で、もはや”材木座”では無いという事以外に判断が付かないので、勝手に呼び方を決めつける事にした。心なしか、こいつもワクワクしてそうに見えるし、問題は無いよな?

 

 「お主に真名を授けよう…。千葉(せんよう)の赤き狂犬! チー…」

 

 

 

 『コンコン♪』

 

 

 

 中2病全開のネーミングを阻止するかの様に、寸でのところでドアがノックされた。そして、その音を耳にした途端、何かに取り憑かれていた…っていうか病がぶり返していた俺は、一瞬にして正気に戻った。

 

 落ち着け俺。もうあの頃の俺とは違うんだ! こういうのは、もう卒業したじゃないか! 政府秘匿報告書は、古紙回収に出してこの世には存在しないし、闇を掌る(つかさどる)能力なんて、俺は持ち合わせてなどいないんだ!

 

 

 こうして俺が、過去の自分と向き合って悶絶している間にチー○君…じゃなかった、サブなんとかさんは、ドアの前までテクテク歩いていくと、ピンと姿勢を正して俺の代わりに”ワン! ワン! ”と元気良く返事した。

 

 こいつ…もしかしたら、由比ヶ浜よりも賢いんじゃないの?

 

 そして、その返事を待っていたかの様にドアが開かれ、湯のみとお茶請けの乗ったトレイを手にしたガハママさんが、部屋に入ってきた。

 

 

 「ヒッキー君♪結衣が帰ってくるまで、ちょっとお話しない?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「うちのサブレを助けてくれてありがとう。具合の悪い所とかはないかしら?」

 

 由比ヶ浜のおふくろさんは、俺にそう尋ねた。そうそう、言われて思い出したけど、サブレって名前だったよな。喉の奥に突き刺さった小骨が取れたかの様にスッキリした。

 

 「あ、いえ、全然問題ないです。」

 

 もちろん後遺症など無いし、その他特筆すべき影響も無い。そもそもあの事故は、俺の助け方が下手クソ過ぎたが故の自爆だ。雪ノ下家の運転手さんも、頭の悪いガキの乗った自転車が全速力で車体に向かってきたのだから、生きた心地はしなかっただろうに…本当に悪い事をしたな。

 

 「そうなのね、よかったわぁ」

 

 俺の返事を耳にして、由比ヶ浜のおふくろさんはホッと胸を撫で下ろした。

 

 「1度、結衣と一緒にお見舞いに伺ったのだけど、ご両親と妹さんしかいらっしゃらなくて…。本当は直接お礼を言わなければならなかったのだけど、遅くなってしまってごめんなさい。」

 

 そう言えば小町が、由比ヶ浜の事を”お菓子の人だ!”って教えてくれたんだっけな。俺を除く家族3人で…いや、親父はありつけてないだろうから、小町とお袋の2人でそのお菓子は消費され尽くしたのだろう。

 

 それはともかく、小町は仕方ないにしても、お袋は”由比ヶ浜さんって方がお見舞いに来たわよ”くらいの情報をくれても良かったんじゃね? 確かに、今となってはとっくに済んだ話だし、騒いだところで後の祭りなんだけどさ。

 

 「いえ、学校の方で由比ヶ浜さんから感謝の言葉を頂きましたので…」

 

 「ねぇねぇ♪それって、2年生の頃じゃない?」

 

 そう俺が言い終わらないうちに、大きな目を輝かせて尋ねるガハママさん。テンションが1UPした感じだ。その様子は、かつて戸部が奉仕部に”海老名さんに告りたい”と相談に来た時の、由比ヶ浜のテンションの上がりっぷりを彷彿とさせる。

 

 なるほど…こういうところは、おふくろさん譲りなんだな。あとおっぱいも。

 

 「実はね、2年生でヒッキー君と同じクラスになってから、あの子ったらね、ほとんど毎日アナタの話をしてるのよぉ?」

 

 おいおい、他に話す事が沢山あるだろうに。よりによって、何で俺の話なんだよ。一体どんな話されてたんだろ…って、想像するまでも無いな。目が死んでたり、性格が捻くれたりしている自覚はあるので、皆まで言わなくても大丈夫です。私、知ってますから!

 

 「例えば…行動が斜め下過ぎるとか、ぼっちなのに凄く目立つとか。」

 

 ぐはぁっ、だから言わなくても大丈夫ですってばっ!

 

 その時の俺は、罰の悪そうな顔をしてたんだろうなぁ…。そんな心の叫びを見透かした様に、クスクスと笑う由比ヶ浜のおふくろさん。

 

 「でもね、ヒッキー君の事をお話する結衣って、とても楽しそうなのよ?」

 

 えっ、マジで? …ってまさか”ヒッキーをディスるの楽しいな♪”なんて事はないだろうな? まぁ由比ヶ浜の事だから、流石にそれは無いと信じたい…雪ノ下ならあり得る話だが。

 

 「それにあの子、周りを気にし過ぎて八方美人なところがあったんだけど、最近は自分の気持ちをしっかり言う様になってきたわ。きっとヒッキー君のおかげね、ありがとう♪」

 

 「いえ、俺は特に何も…。」

 

 そう、もし由比ヶ浜を変わったとするならば、それは間違いなく雪ノ下の影響だ。俺の影響を受けたとすれば、きっと碌な事にはなってないだろうからな。

 

 

 …小町に悪影響が出ない様に、気をつけないと。

 

 

 「またまたぁ、謙遜しちゃって♪」

 

 そう言いながら、軽くウインクをするガハママさん。ぱっと見た感じ、由比ヶ浜の姉さんだと言われても何とか信じられる程の若々しさだ。

 

 だが、そんな若々しさを盛大にぶち壊す様に、おばさん全開な事を言いだした。

 

 

 「と・こ・ろ・で・ぇ♪あっちで彼女とか出来たりしちゃった?」

 

 

 丁度、湯呑みのお茶を口に含んでいたところだったのだが、ぶほぉと盛大に噴き出してしまった。この人は、一体何て事を聞いて来るんですかねっ!

 

 爆弾低気圧の様に、ワイドショーネタに食いつくおばちゃんへと急激に発達したガハママさん。きっと、まともに戦っては太刀打ち出来ない…それを裏付ける様に、俺の第六感の警報音が”危険だホーっ”と、けたたましく鳴り響いていた。ここは、被害を最小限に留める必要があるだろう。

 

 「いえ、そんなのはいません。」

 

 俺は、これ以上無いくらい簡潔に答えた。ここは、極力相手に情報を与えない事が定石だ。何せ、相手は百戦錬磨の兵(つわもの)だ。余計な事を言えば、墓穴を掘りかねない。だがその思惑とは裏腹に、ガハママさんは追及の手を全く緩めようとはしなかった。

 

 「フリーなのかぁ♪じゃさ、好きな人はいるのかな?」

 

 「い、いや…それはノーコメントで…。」

 

 その瞬間、ガハママさんの目がキラリと光った。獲物を見つけたチーターの目って、こんな感じなのかもな。平塚先生は”3歩進んで2歩下がる”と言ってたけれど、今の俺は3歩下がって更に2歩下がりたい気分だ。

 

 「じゃあ、どんな感じの子がタイプかな?」

 

 「いえ…特には。」

 

 「芸能人で言えば、だれが良い?」

 

 「ん…テレビ、(アニメ以外)あんまり見ないんで。」

 

 「じゃ、じゃあ、年上と年下だったらどっちが良いかな?」

 

 「うーん…基本あまり気にしません。」

 

 ぼっち…じゃなかった、孤高な存在である俺にとって(一色の事があるまでは)、この手の話は縁遠くハードルの高いものだったが、矢継ぎ早に放たれる問いかけに対し、何とか無難に答えきった。

 

 おぉ…もしかして、俺のコミュニケーションスキルがアップしたのでは?

 

 一方、ガハママさんは”ふむ…”と小首を傾げて何やら思案していたけれど、やがて、何か良からぬ事を思いついたかの様な”ニヤリ”とした笑みを浮かべて、再び俺に向き合った。

 

 

 「なるほどねぇ♪ところでヒッキー君、うちの結衣なんてどうかしら?」

 

 

 うぉぉい、そんな事聞いちゃうのかよっ!と、心の中で思わず突っ込んだ。

 

 

 そんな時だった。部屋の外から”どたどた”とけたたましい音が響いてきた。そして、その音源が部屋の真ん前あたりで途切れたその直後、”ダンっ!”と勢い良く扉が開かれた。

 

 

 「すとぉぉぉぉぉぉぉーっっっっっっっぴっ!」

 

 

 目を向けると、そこには”はぁっ…はぁっ…”と肩で息をしている由比ヶ浜が立っていた。

 

 

 ガハマさんキターっ!

 

 

 このタイミングの登場は、ピンチに陥った時に颯爽と現れるヒーローのそれと、ほぼ同質のものだ。今日の由比ヶ浜は、仮面○イダーやウルト○マン、そしてギ○バンといった、俺の心の中にいるどのヒーロー達よりも頼もしい。

 

 

 つまり由比ヶ浜…お前がナンバーワンだっ!

 

 

 俺のヒーロー(ただし一日限定)こと由比ヶ浜は、部屋に入ってくるや否や”もうママっ! そういうのはいいからっ!”と、ガハママさんに抗議の声をあげた。

 

 ガハママさんは”あらあら、でも結衣だって気になるで…”と言いかけるも、由比ヶ浜の”うわぁぁぁぁっ、ダメダメっ! ストップだってばっ!”という声に遮られる。

 

 こんなに騒がしい事になっているのに、俺の膝の上で”我関せずといった感じで”イビキをかいているサブレ。こいつは愛くるしい顔をしているが、これでなかなか大物なのかも知れない。

 

 俺もこいつを見習って、対岸の火事を決め込むべきだろう。とってもなかのいいおやこだなー。

 

 

 それからも由比ヶ浜は、しばらく消火活動に勤しんでいたのだが、やがて、何かに気が付いた様で”ハッ”とした表情を浮かへるや否や、俺の方へクルリと顔を向けると、あたふたとした様子で懇願した。

 

 

 

 「ヒ、ヒッキーっ、ひ、ひまのはなひは聞かなかった事にひてっ!」

 (※和訳:ヒ、ヒッキーっ、い、今の話は聞かなかった事にしてっ!)

 

 

 

 

 

 

 

 9ヶ月ぶりくらいに、俺に向けられた由比ヶ浜の生声は、盛大なくらいにカミカミだった。

 

 

 

 つづく

 

 

 

 【おまけ】

 

 結衣「ねぇ、ヒッキー。」

 

 八幡「なんだ?」

 

 結衣「頭に強い衝撃を与えたら、記憶が飛ぶって本当かな?」

 

 八幡「お、おいっ! その右手のビール瓶はなんだっ!」

 

 結衣「大丈夫…痛くないようにするからさっ♪」

 

 八幡「大丈夫じゃねぇよっ! ってか、痛いで済まねぇよっ!」

 

 結衣「だ、だよねぇー…あはは、冗談だよ、冗談。」

 

 八幡「お前の目、全然笑ってないからな?」

 

 






最後までご覧下さいまして
ありがとうございます。

また次回もお付き合い頂ければ、
嬉しく思います。



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