ご注文は死神ですか?   作:風墳K

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最近ジャンプを読んでいなかった風墳Kです。
ここ三ヶ月読んでいなかったので、今BLEACHがどうなっているのかわからなかった…
たまたま今日、読んでいなかった所から最新刊前まで読んで驚き……

夜一さん……猫耳可愛い……しかも強い

こうなれば、レオはウサミミに…
レオ「おい、馬鹿!やめろ!!」

兎に角本編どうぞ


第5羽 レオと悪意無き敵意

前回までのあらすじ

レオ君バイト先が見つかったり、ちょっと不幸や罪悪感があったりしたよ。

あ、後妹が虚を見ることができることに気が付いたよ

 

 

妹と俺の一夜が過ぎて数日。

俺の通っている学校で今度球技大会が行われることとなっていた。

男女別の種目で男子は野球、サッカー、ハンドボール、バスケの四種目、女子はバレー、テニス、ドッチボールの三種目だ。

千夜とココアはバレーに出るらしくココアだけは張り切っていた。

そういや千夜って運動苦手なんだっけ…

 

そんな事を思った日、バイトのシフトは休みだったのだが、チノのお父さんから急遽バイトに出てくれと連絡があった。

別に予定等は無かったので俺はすぐにラビットハウスに向かった。

 

ラビットハウスに着き扉を開けるとチノのお父さんが一人で接客をしていた。

 

「すまないね、レオ君。今日は休みなのに」

「いえ、構いませんよ。でも確か今日は別のバイトさん達のシフトでしたよね?」

「ああ。そうなんだが、少し用事があるみたいなんでね。先に帰ってもらったよ」

 

少し用事ね…ああ~球技大会の練習か。

というわけはアニメの第5羽くらいなのかな?

 

「わかりました」

 

そう言って二階のチノの部屋の隣の部屋に行き着替える。(ここは物置だったのだが、俺がバイトすると決まった時に急遽チノのお父さんがこの物置を男性用更衣室にしてくれた)

 

着替えが終わりすぐに俺はバイトに出る。

 

数時間後

 

バイトが終了し着替え中にチノのお父さんが衣装室にやってくる。

 

「本当に申し訳ないね」

「いいですよ」

「そういえば君はココア君達と同じ学校に通っているらしいね」

「まぁ~ココアとは一緒のクラスですし…」

「球技大会、頑張ってくれよ」

「まぁ…人並みには…」

 

そう言ってチノのお父さんは部屋から出ていってしまう。時間帯的にバーの時間になるな。

 

そんな事を思いながらも、チノのお父さんにねぎらいの挨拶をして俺は夕暮れの中自宅へ向かう。

 

その途中、大きめの石畳の橋の下の公園で運動をしていると思われる女の子5人を見つける。

多分だが、ココア達だろう。ここで関わると確かに視聴者的には面白い事になるだろう。例えば千夜の打ち返したバレーボールが顔面ヒットしたり…。生憎だが俺にはそんな芸人魂は無い。なのでここはいくら原作通りでも素通りさせてもらおう。

 

「あー!レオ君!!」

 

と声が…ココアの声が下から聞こえた。

早いフラグ回収だったよ…

 

俺は見つかったからには逃げられないと思いトボトボと橋の下の公園に向かう。

 

「レオ君!お願いがあるの!」

 

ココアは俺に一目散に近付きそう言ってきたのだ。嫌な予感しかしないのは俺だけだろうか…。

 

「なんだよ…用件しだいでは聞かないことも無いけど…」

「ありがとう!実はね、リゼちゃんを倒したいの!」

「さようなら」

 

俺は用件を聞いた瞬間に頭を下げて別れの言葉をいいココアのいる所とは真逆の方向に歩き出そうとする。だが、逃げようとする俺の左腕をココアはぎっちりと両手で掴む。

 

「お願い!」

「…はぁ…しょうがない。でもなんでリゼを倒さなければならないんだ?」

 

俺は公園の別の場所でチノに何やら教えているリゼの姿を見つめる。

 

「このまま負けてちゃお姉ちゃんとしての威厳が無くなっちゃうよ!」

「それ俺と関係無くね!?」

 

その後の話しだとココアとシャロ、千夜とリゼが話の流れでバレーボールの試合をすることになったそうだ。

それで、負けた(リゼ一人に)そうだ。

 

「お願い!シャロちゃんをモフモフしてもいいから!」

「なんか交渉のだしにされてる!?」

 

とシャロの登場だ。少し眠そうな顔をしているあたり多分カフェインが切れかかって寝てすぐ起きたのだろう。

 

「いや、俺がシャロをモフモフしたら犯罪だから」

「ならチノちゃんを…」

「そういう問題じゃねーよ!!」

「何の話をしてるんだ…ってレオ!来てたのか」

 

とココアとシャロを倒したい張本人が登場。

 

「リゼちゃん!リベンジマッチだよ!」

 

ココアがリベンジマッチ宣言をする。

 

「レオ君が…」

 

ココアに指差される俺。

 

「なら、レオさん対リゼさんの頂上決戦にしましょう」

 

そういつの間にか仕切っているチノが言う。

 

「そうか。なら、勝負だ!レオ!」

 

どうやら俺には拒否権が無いようだ。

 

そして、俺対リゼの勝負(バレーボールではなくバドミントン)が始まってしまった。

しかも、リゼはやる気満々である。

こうなったら流れに身を任せるしか選択肢は無い。

 

 

数分後

 

 

俺はリゼを甘く見ていた…

 

俺とリゼは試合が始まってから今までサーブをサーブで返すという大技(本当はルールを良く知らない)をやっていた。

 

「ルールがハチャメチャです…」

 

チノがやっとツッコミを入れてくれたがそれに答える程の体力は既に俺の体には無かった。

 

「はぁはぁ…」

「はぁはぁ…やるな!レオ!」

「そっちこそ!」

 

お互いに体力は限界(俺はある程度力はセーブしていたが)

ならば、大技で決めるはず。今のサーブ券はリゼ。ということは…

 

「いくぞ!レオ!!パトリオットサーブ!!」

 

放たれるサーブ。しかし、俺にだって勝機が無い訳ではない。このサーブさえ凌げば俺の勝ちだ(何となく)。

 

迫高速の羽。これを打ち返すにはネット部分では破けてしまう。そう考えた俺はバドミントンのラケットを横にし鉄の部分を使おうと考えた。そう、気持ちは居合いを行う時の感覚。

来た羽を俺はラケットをまるでバットのようにして打ち返す。

羽はピンポイントで鉄の部分に当たる。

 

「ウオーー!!」

 

そして…

 

バドミントンの羽は真っ二つになった。

 

 

その後、結局俺の負けとなり(バドミントンの羽を真っ二つにしてしまったため)ココアのリベンジマッチは敗北に終わった。

 

そして、それぞれ帰宅しようとしたとき…

 

「まて、レオ」

 

リゼに呼び止まれた。嫌な予感しかしないんだが…

 

「お前、本気じゃ無かったろ…」

「まあ…女の子を怪我させちゃ悪いし…」

「なら、次は本気を出してくれ」

「えーと…頑張ります…」

「そして、次こそは確実に勝つからな!!」

 

なんか、わからないけどリゼは今回の勝因に納得いかないご様子。そして再戦したいとのこと。

 

そして、帰宅した。

 

因みになのだが、この時リゼは俺の事をライバルだと思い始めたそうだ。

 

 

 

(CM的何か)

 

 

 

父の日が迫る今日この頃。

 

父と共に生活していた俺にとっては父親の大切さは誰よりもわかる。毎日身を削る思いで働いてお金を稼いでいるのだ。感謝の気持ちはとてもある。

だからそこ父の日に恩返しとはいかないものの何かささやかなプレゼントを送りたい。

そう俺は思った。

 

そう、今こそ俺はバイトを頑張らなくてはならない!俺は父の日にマッサージチェアを贈ろうと思っている。いつも疲れている父親に出来る事なんて精々マッサージぐらいだ。

だからマッサージチェアを贈る。そう決めた。

だからマッサージチェアを買う為にバイトを頑張るのだ。

おっと、同じ事を何度も言ってしまったな。すまない。

 

簡単に言おう。バイトのシフトを増やしてもらった。

そんな訳で俺は今ラビットハウスの前にいる。closeと書かれた看板が出ているがここで働いている俺にとっては無意味だ。

 

俺は問答無用にドアを開ける。そこにはバイトの制服姿のココアとチノ、そして学校の制服を着ているリゼがいた。

 

「あれ?レオ君、まだお店開けてないよ?」

 

ココアは俺がお客として来ているのだと思ったのだろう。

 

「あ、少しチノのお父さんに用事があるだけだから」

「今、父はいません」

「大丈夫、少し上がらせて貰うよ」

 

と言って俺はラビットハウスの奥に向かって行く。

そしてラビットハウスの制服を着てお店に出る。

チノやココア、リゼは俺がラビットハウスの制服を着ている事に驚いているようだ。

 

「レオ君、なんでラビットハウスの制服を来ているの?」

「え?ラビットハウスでバイトしてるからだよ?」

 

俺は真顔で返す。

 

「まさか、父が言ってた新しいバイトさんって…」

「俺だけど?」

「レオ君がまさかのスケット!?」

「リゼさんと組んだら最強です」

「何が最強なんだ!?」

「これならいつ攻められてもお店を守りきれるね」

「何が攻めてくるんだよ!!」

「う~ん…悪霊?」

 

う…何も言い返せない俺。

そんなこんなで話し始めていた。

 

「そういえば、ココアから聞いたぞ、この前の球技大会凄かったらしいじゃないか」

「ま、まあね…」

「本当に凄かったんだよ!バスケットのゴールに直接ボール入れちゃったんだから!」

「レオ!お前ダンク出来たのか!?」

「しかもフリースローラインからジャンプして」

「エアーウォーク!?お前は何者だ!?」

「えーと…人間?」

「何故本人が疑問系なんですか…」

「もしかしたらレオは本当は凄い奴なのかも…」

「リゼ、俺を過大評価しないでくれ…」

 

そして、俺とココア、チノは三人でバイトを始める。因みにリゼは別のバイトに行ってしまった。

チノはコーヒーを淹れながら、ココアと俺は食器を磨きながら話をする。

 

「それにしてもレオ君とバイトなんてなんか違和感あるね」

「そうか?」

「ズボンじゃなくスカートの方が自然に見えるよ♪」

「やめろ!俺は男だ!」

「レオさんは顔付きが女の子なので勘違いされやすいですよね。私もわかりませんでしたし…」

「良く勘違いされるよ…そのせいでどれだけ嫌な思いを味わったか…特に銭湯…」

「なんか…ドンマイです」

「でも、レオ君、可愛い事は良いことだよ!」

「そう言われてもな…」

「だからスカート履いてみて!!」

「快くお断りするよ!!」

「そういえば、レオさんはなんでバイトなんかを?」

「今度父の日だろ?それで父親になんか買ってやりたいなと思って、あ、後欲しいものを買いたい…からかな」

「レオさんは父親思いなんですね」

「レオ君って兄弟とかいないの?」

「いるよ。妹が一人。丁度チノと同い年のはずだよ」

「そうなんですか…」

「もしかしたらチノちゃんの知ってる人かもよ!」

 

知ってるも何もチノの友達だよ…。

 

「それは無いと思います。私、人見知りなので…」

「まあ、この話しは置いておいて、チノはお父さんに何か送ったりしないのか?」

「そうですね…」

「なら、ネクタイとかはどう?水玉模様とかの!」

「ダメです。ウサギ柄とかじゃ無いと父は喜びません」

 

多分チノのお父さんはこの会話聞こえてると思うんだよな~。

 

そして、俺はリゼと交代でバイトに入り、数日が過ぎて父の日へとなる。

 

バイトを終えて俺は家電量販店へ向かいマッサージチェアを購入(ギリギリ買えた)し家に送った。今からだと夕食前に届くそうだ。

 

そして実家に向かう。

 

こうして俺の忙しいバイト生活が幕を降りた…訳では無く、改めて始まったのだった。




死兎図鑑~

今回はこの世界での滅却師について。

この世界での滅却師の殆どは滅却師としての力の使い方を教えてもらえなかった、もしくは教えなかった、力が弱まったため滅却師として衰退していった。チノの父親は一応正当な滅却師の後継者だが滅却師として活動はしない。理由としては虚と戦う理由がチノ関連以外では無くなった事と自分の力が弱まったためである。そのためレオにチノ等を守るように言った。

滅却師として才能がある人材は多くいる。滅却師としての技を知らなくても滅却師の力は使えたり等。少し修行すれば一人前の滅却師になる人が多い。
こういった人材を尸魂界では普通の人間では無く特異体質の人間としか見てはいない。
逆に虚等はこういった人達の魂魄を狙っていたりする。(理由はその体質に引かれたりするため)

尚、チノはまだ力が未熟なため虚や死神を見ることは出来ない。

と、まぁこんな感じです。

では、今回はここまで。

ではでは~

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