やはり俺たちのロッテ愛は色々まちがっているらしい。 作:乾電池博士
乾電池です。環境がガラッと変わり、うまく執筆の時間が取れないままここまでズルズルときてしまいました。
ラインだったり、集まりだったりと、リアルが充実しててここを離れすぎていました。
こんな拙作を覚えていらっしゃる方はおられないかもしれませんが、もしいらっしゃいましたら長らく行方不明となり、申し訳ございませんでした。
これにて、ご挨拶とさせていただきます。
それではどうぞ!
※あとがきで、発表があります。
「……お前ら、マジでその恰好で店に入るつもりなのか?」
「愚問ね。」
「だって荷物になるし…」
「というか~、折角ここまで来たのに脱ぐってめんどくさいじゃないですか?」
「さいですか……やっぱお前ら仲良いな」
セリフのリレーできるとかマジで尊敬するよ、うん。
「てなわけで皆さん、ちゃっちゃと買っちゃいましょう!」
* * *
入店すると、備え付けのカゴを引っ張り出して各々の好きなように、買い物を始めた。それにしても人が多いな…
俺?戸塚と一緒に回るに決まってるじゃないか!
「ねえ八幡。これさ、どっちがいいかな?」
惣菜コーナーを2人でブラブラしていると、不意に戸塚が俺にそう尋ねてくる。戸塚が掲げていたのは、ジャンキーそうな焼きそばとお好み焼きであった。
「…こういう時って自分で食べたいものを買うもんじゃないのか?」
「違うよ、一緒に食べよってこと。…迷惑だった?」
「いや全然、これっぽっちも」
ちょっと食い気味で、「これっぽっち」を若干強調しつつ、返答したというのはここだけの話。あと両方買ったのは、なるべくたくさん戸塚と一緒に食べたかったとか、そんなことは断じてない。……多分。
* * *
結局一人用の物として俺は揚げ餅、戸塚はつまみ用としか思えない、しょっぱそうな肉が入った惣菜を買った。
そして最後にマッカンを入れて、レジへと向かう。速やかに会計と袋詰めを済ませて店を出ると、女性陣は既に買い物を済ませていたようで、大きなエコバックを床に置きつつお喋りに花を咲かせていた。
「おまたせ~」
「あ、来た来た。大丈夫だよ~、さいちゃん」
「では行きましょうか。」
「そうですね。れっつらごー!」
小町の元気な掛け声で、皆が一斉に球場へ向かい始める。そんな感じがした。
* * *
「同じ幕張だけど、やっぱマリンとイオンってちょっと遠いよね~」
球場が大分見えてきたところで、由比ヶ浜がそう話を振る。
「そうね。まあでも歩けない距離ではないのだし、そんなに大変じゃないわよ、ええ」
「や、若干息切れしてる人が行っても説得力がないんだが…」
「う、うるさいわね…」
はぁ…仕方ねぇかな。
「雪ノ下、えっとな……リュック持つか?」
それはふと、口をついて出た言葉だった。
「「」」
「…大丈夫か、お前。すげぇ顔してるぞ。」
というか何故由比ヶ浜まで呆けているんだ…あ、ちょっと頬膨らませた。
「お、おほん。比企谷君にもそんな気遣いができるなんて。ちょっと驚いた…わ。……ありがとう。」
最後の5文字は本当に、本当に小さな感謝だったのだが、俺にはしっかり聞こえたし、何より…とても嬉しかった。
でも雪ノ下さん、段々顔赤くしながらそんなこと言わないで。今度こそ本当に惚れちまうやろー!…前の俺ならね、うん。
…あと由比ヶ浜さん、いつまでその不満げな顔してるんですか。俺何か悪いことしました…?
* * *
球場前
「とうちゃ~っく!」
「遠いわ……」
ほんの700mほどだけどな。後お前さっき「そんなに」って言ってたろ。
「みんなチケット持ってる?」
「おう」「うん!」「はい!」
おのおのそう言いながら頷いた。
「じゃ、大丈夫だね!えっと、今日はライトスタンドでいいのかな?」
「ん、そのつもりだが…いいよな?」
全員が再び首肯する。
「んじゃ、それで。」
7話でした。お楽しみいただけたでしょうか?
早速本題です。
僕が所属させていただくことになった集まりの中に絵師さんがおりまして、その方を中心にグループで一次創作にのめり込むことにしました。
そのため、この作品の更新がより困難になることが予想されるため、ここでこの作品は打ち切りとさせていただきます。ご支援いただいた方には格別の感謝と、謝罪をさせていただきます。
ご愛玩いただき、ありがとうございました!!
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