俺が異世界に行ったら最強な件   作:DEZI

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レグルス

ゴブリンが現れた!

「あの、道を訪ねたい」

ズザシャッ

「ゴブウウウウウウ!!」

ミリアーネはレベルアップした

「お師匠様…あの人怖いです…」

「ああ…恐ろしい女だ…」

2人は手を取り合い震えながらミリアーネとの距離を3歩離れた。

「ほう。2人とも死にたいようだな」

「ごめんなさい」

 

どうもどうも読者の皆さん。

佐原剣技です。

今回分かった事を教えます。

この世界ではどうやらレベルが

存在するらしい。ミリアーネが170で

セレナが200

俺が9999999999999999と

上限をどうやら超えてるらしい。

だが、ゲームと違いHPやMPと言ったものは存在しない。

MPは疲れたら、HPも疲れたら。

レベルは何故か分かる。

感覚で分かるのだ。

 

「なあなあセレナ」

セレナはこちらをチラッと見た。

ちょっとドキッとした。

「なんでしょうか?」

「魔法で食べ物は作れるのか?」

「はあ!?あんたそんな事も知らないの!?」

ミリアーネが急に割り込んできた。

「ありえないわー。ありえないわー。ケンギあなたありえないわー。」

「セレナ。出来るのか?」

「えっとですね」

「無視しないでよ!!」

セレナに話を聞くと一応作れるらしい。

だが、りんご一個作っただけで

並の魔法使いは丸3日魔法が使えなくなる。

「よし。やってみよう。」

「私お肉が良いです。お師匠さま」

ミリアーネは無視されて拗ねてる。

「よし。」

地面に手をついた。

出したい物体を強く想像する。

想像したら一気に魔力を流す。

「ふんっ!」

するとケンギの周りから蒸気のようなものが吹き出てきた。

ドウンッ。

その音と共に衝撃波が出た。

「くっ。」

 

なんとケンギの手にはお肉があった。

骨付き肉だ。

「成功です!お師匠さま!」

さっきから疑問に思ってる人の為に教えよう。セレナにお師匠さまと呼ばせているのは俺だ。俺の趣味だ。文句は無かろう。

「ほーら。ミリアーネ。お肉だぞー。」

ミリアーネの目の前にお肉をちらつかせた。

ミリアーネは目でお肉を追っていた。

「し、仕方ないわね。あなたがそこまで言うなら」

「よーし。セレナ。2人で食おうな。」

「嘘嘘!ごめんなさい!食わせて下さい!」

 

「ふうー。」

お肉は美味しかった。

「あ、そういやミリアーネ。」

「ん?」

「どこに行くんだ?」

「はあ!?あんたがイグルスに行きたいって言ったんじゃない!」

あれ?なんでイグルスに行くんだっけ。

 

ー4時間前ー

「なあ。セレナ。」

「はい?」

「白魔道士ってどこに居る?」

パルテミアを出発して山を越えると小さな村がありそこの宿屋に泊まっていた。

「白魔道士ですか。分かりませんね」

「なんで白魔道士なんか探すの?」

「ミリアーネ。お前は女剣士だな?」

「ま、まあそうだけど」

俺はため息をついて椅子にもたれた。

「女剣士の次は白魔道士に決まってんだろ」

ミリアーネは無言の圧力をかけてきた。

セレナはベッドでゴロゴロしてる。

「ケンギ。あんたバカなの?」

「紳士だ」

「殺すわよ?」

その抜いた剣を収めたまえ

「私は賛成ですよー」

セレナはゴロゴロしながら言った。

「はあ!?なんでよ!」

「私達は今パーティーを組んだ状態です。職業を考えて下さい。剣士、剣士、黒魔道士。白魔道士は回復のスペシャリスト。火力しかない私達のパーティーには必要不可欠です」

「た、確かに」

「レグルスに魔法使いの学校があると聞きます。そこに行きましょう。」

 

 

ー現在ー

「あ、確かそんな感じで来たんだよな。」

ガサガサっ

急に道の端の草が動いた。

「グえっ」

その奇声を俺は人の声ではないと信じて疑わなかった。

そう、こちらに飛びだしてくるまでは。

突然道の草から飛び出した人に俺は驚いた。いや、確かに草陰から人が出てくる事にも驚いたが、

もっと驚いたのはその人の格好。

150cm位の低身長に少し小汚いローブを羽織り、そのローブからはみ出る程長くあまり手入れのされてない黒髪。そして、いかにもなトンガリ帽子を被り、ちらっと見える丸メガネや、右手に持つ本。まるで気合の入った魔法使いのコスプレをしているようだった。

そして何より目を引いたのが「胸」。

黒いローブがまるでシルエットのように大きさを表すその大きな胸はその身形を忘れさせるようなインパクトだった。ようするに「巨乳」だったのだ。

「あっ」

と発すると一目散に走っていった。

「な、なんだったんだ。」

「あっ!あれって!」

ミリアーネが指を指す先には

巨大な塔を中心に巨大な街があった。

魔法使いらしき人が街を飛び回る。

「あそこがレグルスか」


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