俺が異世界に行ったら最強な件   作:DEZI

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挑戦者

「ミリアーネ!」

「おじいさま?」

「挑戦者を連れて来たぞ!」

そう言うと俺を指差した。

「は?」

「え?」

こっちを向くなり女剣士は軽蔑の目をした。

「おじいさま……」

「ん?なんじゃ?」

「あんなひょろひょろな棒でつついたら折れそうなポンコツが私の挑戦者ですって!?」

「グボハッ!」

「し、師匠!大丈夫ですか!?」

く、くそ。あの女剣士。かなりの毒針を

「ミリアーネ。彼は強いぞ」

「……分かりました」

やけに素直だった。

「おじいさまが、そこまで言うなら認めます」

そう言うと女剣士はこちらに体を向け

「騎士団統括ミリアーネ。パルテミア王国の騎士道に乗っ取りあなたの挑戦を受諾します」

と、いつの間にか挑戦者になった。

 

ーミリアーネの控え室ー

「ミリアーネ様」

「なんだ。グボルグ」

グボルグ。我が右腕だ。

屈強な体を持ち。体は岩のようなデカさだ。

「ミリアーネ様。なぜ挑戦を」

やはり来たか

「おじいさまにあそこまで言わせた奴だ」

ん?今日の鎧はやけに軽いな

「グボルグ」

「はい」

「今日の鎧やけに軽くないか」

「あのような男。あなたの鎧を使うまでもありません。私が用意した軽量化された鎧に変えました」

「ふん。まあよい。行ってくる」

「ご武運を」

いつもの鎧じゃないがまあよい。

あのような男。すぐに片付ける

 

ー佐原剣技の控え室ー

「ん?」

「え?」

「鎧って意外と重いんだな」

「当たり前です」

まあ、そりゃそうか

「じゃ行ってくる」

「いってらっしゃいです」

 

ーパルテミア王国騎士団演習場ー

『両者準備が整った模様です』

演習場の外野席は満席になっていた。

演習場はコロシアムのように外野席が囲むように出来ている。

「挑戦者だとよ」

「どうせ負けるぜ」

『おっと最初に出てきたのはミリアーネ様!』

「ミリアーネーーー!!」

「好きだぁぁぁぁぁぁ!!」

『続いて出てきたのは挑戦者のサハラ・ケンギだーーーーー!!』

なんだか騒がしいな。

「なんだあのひょろひょろはwww」

「こりゃミリアーネの圧勝だな」

好き勝手言いやがって

するとミリアーネはフッと笑い

「逃げずによく来た」

「お、おう」

騎士団統括ってぐらいだから

強いんだろうな。

くっそ。こんなんなら剣道やっときゃ良かった

『では、スタート!』

「悪いが、最初から本気で行く」

女剣士はそう言うと

「武装!龍剣!」

するとミリアーネの剣がみるみる

変化した。

「へー。そんなん出来るんだ。」

「龍爆!!」

そう言うとミリアーネは剣を振り下ろし

斬撃が流れ爆発へと変わった。

爆発の煙の中

『しょ、勝負ありー!!』

「フッ。つまらん奴だ」

『あ、あれ。まだです!まだ倒れてません!』

「!?」

「うわ!煙くさいな!なんだその技!」

やはり騎士団統括も大した事無かった。

「な、なぜ無事でいる!?」

「そんなん知るか。お前が弱いからだろ」

そう言うとミリアーネは

「私は強いんだ!!」

カキンッ

「なっ!?」

龍剣は簡単に折れた。

「じゃあ次はこっちな」

「や、やめ」

「武装ー!」

ダメ元で言ってみると

俺の剣は姿を変えた。

半分は光輝き半分は闇のように黒く

「へー。やってみたら出来るもんだな」

ミリアーネはバタりと倒れ込んだ

「せい」

剣を振り下ろすと演習場入口が無くなった。

そう無くなった。

「じ、次元が違う……」

ミリアーネは気絶した。

『勝負ありーーーー!!!!!!!!』

歓声と共に奥から屈強な男が出てきた

「ミリアーネ様!」

男は俺を睨むとミリアーネを抱え去って行った。

俺はその後聖騎士の称号を貰った


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