俺が異世界に行ったら最強な件   作:DEZI

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女剣士を探して三千里

ふむ

「おい」

「は、はい」

さっきまで俺に剣を向けてた騎士団長は

いつの間にか敬語になってた。

「この世界には魔法があるのか?」

「は、はい。火、水、木、土、金の種類の魔法があります」

「お前も使えるのか?」

「火は使えます……」

「呪文はあるのか?」

「呪文……ですか?聞いた事が無いです……」

どうやらこの世界では

魔法は存在するが魔法を唱えるのに呪文を必要としないらしい。

「魔法使ってみろ」

「は、はい」

手を出すと手から炎が出た。

手に収まるサイズだった。

「それ以上は大きくならないのか?」

「私の魔力では……」

ふむ。

手を出して少し力を入れてイメージした

すると

ボッ

「え?」

キュイン

 

結論

俺はこの世界で最強だった。

火の魔法を使ったら自分の周り全てが

消し炭になったからな。

一応回復魔法も存在するらしい。

イメージしたら騎士団の奴らを回復出来た。

話を聞くと、普通魔法は1人一つしか使えないらしい。大魔法使いでも三つしか使えないらしい。

とりあえず、騎士団から地図を貰って(奪って)

街の場所は分かった。

さて。

女剣士を見つけるぞ!

 

ー街ピスタリカー

 

「おい聞いたか!」

「いらっしゃい!」

「旅人の方ー!」

街は賑わっていた。

中世ヨーロッパの風景のようだ。

すると

「コロシアムもうすぐやるぜ」

コロシアム。

これは良い。

コロシアムは色々な強者が集まる。

強者→剣士→女剣士!

よし!行こう!

 

ーコロシアム受付ー

「はーい。並んで下さいー!」

受付には凄い数の人が並んでた。

俺も最後尾に並んだ。

すると

「んー?」

ひょろひょろな男が振り向いた

「プッ!」

笑いやがった。

「君も……プッ!参加者?」

明らかに馬鹿にしてやがる

「そうだが?」

「ま、まあ、頑張ってね……プッ!」

こいつ真っ先にぶち殺してやる。

 

俺に受付が回ってきた。

「こちらにサインしてください!」

可愛い猫耳が生えたお姉さんが紙をくれた

……

……

猫耳!?

「わあ!本当に猫耳だ!」

猫耳を触ると

「ふぁ、ふぁぁぁぁ……」

とエロい声を晒した。

もう辞めよう。

俺の一部が元気になる。

「なになに……」

 

ーコロシアムー

 

1、武器の使用を禁ずる。

2、魔法の使用は許可する。

3、コロシアム場外に出たら失格

 

「うん。分かった」

俺はサインした。

サインをしたらある所に案内された

中に入ると汗臭い匂いがした。

コロシアム参加者の控え室のようだ。

ミノタウロスのような奴。下半身が馬の奴。幼女の魔法使い(残念俺は巨乳派なんだ)。

するとミノタウロスのような奴が

「んん?」

俺をみた

「お前…今すぐ去れ」

え?

「お前のような半端な奴が一番嫌いなんだ」

え?え?

「みんな死ぬ気で鍛え上げてんだ。お前のような奴が出ていい所じゃない」

このミノタウロス。言わせておけば

「いいんじゃない?」

いきなりミノタウロスの後ろの魔法使いが

喋った。

「誰が出ようとあなたには関係ないでしょ?」

言っておく。こいつオジサンだ。

「くっ……」

ミノタウロスが立ち去った。

控え室から出てどこに行くんだろ。

と思ったら帰ってきた。

控え室に戻されたようだ。

「感謝しなさい?」

「あ、ありがとう」

「ふふっ。良いのよ?」

ゾクッ

寒気が

すると控え室の扉が開いた

『控え室でお待ちの皆様ー!』

と猫耳のお姉さんが言った

皆、立ち上がった。

『試合始まりますよー!』

 


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