fate/zeroにカリスが参加するようです。…え?やさぐれブレイドも参加するのかい?⚠︎完結しました 作:ハクリ
また異界に飛ばされた一同はそれぞれのペアで敵と戦うことに→宝具を防がれて戸惑うカリス&ブレイドだが、タイミングをズラして攻撃することで勝利→雁夜&切嗣&綺礼は陣形が整わず苦戦。しかし、雁夜の奇策で陣形が整い、そのまま勝利→渉&楓は途中、ゾンビの大量召喚をされるも、楓が一掃。その後失言をした敵にブチギレした渉が、敵をひき肉に→その後楓が天井をぶち抜いて他の5人が降りてきたのち、異界から脱出。
こんな感じです。
戦闘描写の下手さがなかなか治らないです…どうしたら良いのでしょうか…。
今回も多機能フォームを使ってみました。
しかし今回、最後の方の地の文が、作者のセリフのようになっています。また、レンゲルのジャックフォームは手に現れる装甲でアブゾーバーが隠れているという独自解釈を行なっております。
そういったことに苦手意識がある方は、無理をせずブラウザバックをして下さい。
それではどうぞ。
ガーネルムの館 書斎
異界の中にあった扉を開いた先は、先ほどまでいたあの書斎だった。
「よし、抜け出せた!」
「くそ…あんの役立たず共が!侵入者の始末すら碌に出来ないのか!」
「これでお前も終わりだ!抵抗をやめれば命までは取らん!」
あくまでも慈悲を与える綺礼だが、
「そう言われて『はい分かりました』なんて言うとでも思うか!?こっちもな、やらなきゃならねぇことがあるんだよ!邪魔すんな!」
逆に、相手の怒りを煽る結果となってしまった。
「だが、時間がないのも事実だ…だからこいつを出す。出てこい!」
その言葉と共に何かが現れた。
「ガァ…ゴブァ…ボヘア…ボロロロ…」
それが出てきた瞬間から、凄まじい腐臭と死臭が漂う。
胴体と考えられる肉塊から人の腕や足が生えており、それらは統一感が一切無い。細い脚があるかと思えばぶよぶよと肉が付いている足もある。しわしわの腕もあれば、小さな子供くらいの腕もある。
頭のように思える場所には、数えるのが嫌になるほど人の顔が無造作に繋ぎ合わさっており、その1つ1つが苦悶の表情を浮かべている。
もはやこれは生物ではなく、人を形成するパーツの塊ともとれる『ナニカ』だった。
「うっ…なんだよ、これ…」
「アレはもう手遅れだな…死体を無理やり接続して動かしてるのか…?」
そこまで死体を見るのに慣れていない雁夜は手で口元を押さえ、始はこの『ナニカ』を見た瞬間救うことができない事に、ほんの少しだけ苛立つがそれを抑え『ナニカ』について目星をつけていく。
「お前らが何をしようが関係ねぇ!俺は俺の目的がある!お前らみたいなクズ共に割く時間は全く無いんだよ!」
「黙れ!貴様のような外道に与える時間など無い!ましてや、死人を冒涜する者になど!」
「はぁ!?死人に口無しってよく言うだろ!死んだらみんな終わりなんだ!その後の死体の再利用に、誰の許可がいるってんだよ!」
「…1つ言っておく。
死体の領得は、普通に刑法で犯罪だ。刑法第190条『死体損壊等罪』に当てはまる。さらにその遺体の領得方法次第では、刑法第188条『礼拝所不敬及び説教等妨害』に当てはまる可能性もなくは無いな。まぁ、なにが言いたいのかと聞かれれば、お前のやってる事は人としてまず最低の行為であるという事だ。こちらも容赦を捨てる!」
「はっ!だったらなんだ?こいつに勝てんのか?やってみろよ!ほら行け!」
その声を聞き『ナニカ』は、
「ヴゥラアァァアア!」
ドゴン!
脚と思われる部位を、床に叩きつけた。
「っ!」
「なんつー振動だよ!くそ!?」
「構えろ!来るぞ!」
誰が言ったかも振動の所為で定かでは無いが、全員が構えようとした。しかし、
「ぐっ!?」
「雁夜!…ちっ!」
雁夜が、人の足を繋げて生成された尻尾のようなもので飛ばされ、一瞬そちらを見た綺礼も食らいそうになるが、そこは黒鍵でなんとか堪える。
「そらそら!まだ人形はいるんだ!ただ突っ立ってると死ぬぜぇ!?」
「「「アァ…ウアァ…!」」」
「増殖ゥ…!ソれがゾンビぃ…!」
「水晶ミたいだナぁ…!君たチハぁ…!」
「くっ!ゾンビが多い…!」
「しゃらくせぇ…!渉!燃やすか!?」
「馬鹿!あれは範囲が広い!今やっちまったら、雁夜さんまで丸焦げだぞ!」
「(あれ?もしかして今、渉が止めてなかったら…俺丸焦げじゃね…?)」
ガーネルムは使役するゾンビも追加投入し、その数に苦言を漏らす始。そして前話のように焼き尽くすつもりの楓さん。さすがにヤバいと止める渉。丸焦げを回避できた事にひっそり喜びを感じる雁夜。
しかし、ここで戦況に変化が起こる。
「…ヴィイぃアアあアゥううウゥ…!」
「…!?なんだ!?どうした!」
突然、『ナニカ』が奇声をあげ、その様子に驚くガーネルム。すると、
「ヴォアアア!」
「増殖ゥ…ぞうしょ」
バクバクバク…グチャグチャ、ベキベキ、ゴクン。
仲間であるはずのゾンビを、幾つもの顔が旨そうに捕食し、咀嚼し始め、最後は飲み込んでしまった。
そしてその食事を終えた『ナニカ』の目線の先には、
「おい、何してる!そいつは食うもんじゃねぇよ!食うのはあいつらだ!
…おい、なんでこっち向いてんだよ。あっちだって言ってんだろ!?」
「ギィ…ギャハァ!」
「ひっ…ギャァァアアアァァアァア!!!」
グチャグチャ…ゴクン。
「…ガーネルムが」
「喰われた…のか…!?」
「あ〜…ああいうデカブツを思い通りに動かそうとする時に限って、逆に自分がやられちゃうと。操りきれないなら出すなよ…こっちが迷惑だよ…」
ガーネルムが喰われた事に驚く切嗣と剣崎。そして状況を飲み込みながらダレる渉。しかし、その渉の様子にキレている者もいる。
「渉…お前が言うか?」
「」ビクッ!
そう、綺礼である。聖杯戦争の後処理は凄まじく困難を極め、アルビノジョーカーの14(フォーティーン)化や大量のアルビローチを伴った冬木市中心部への進軍などの処理が、最もハードだったのである…。
巨大化したアレ(14[フォーティーン])はホログラムだの、特撮映画の着ぐるみ集団だった(アルビローチ)だのと言いまくり、なんとか認めてもらえた。
ちなみに、1日の作業が終わった後は凛とも遊び、また八極拳を打ち合い…という日々を送っている。その度に時臣から炎の玉が飛び、その時臣に葵や凛から罵倒が飛ぶところまでが一連の流れである。
そんなこともあったため、渉がキャスター・アルビノジョーカーの手綱を引けなかった事に対し、怒りを露わにしているのである。
「いや〜…アレは、どうにかなったんだし、結果オーライで…」
「結果、オーライ…で?なんだ?」
「…すいませんでしたぁぁあぁあぁ!!!!!」
「…あそこまでいくと、惨めにも見えるな。」
「はは…しょうがないだろ。あれは一種の自業自得だからな…」
綺礼の放つ、あまりの威圧感に即土下座をする渉。少し渉が惨めに見えてきた始とそれを聞いて自業自得と割り切る剣崎。しかし、
『おマえらーーーーーーーー!!!私の事を忘レるなぁアァああぁァあァ!!!」
「喋ったアァァアァア!(全員)」
『人間、そレも〈元〉主を喰ッタかラなぁ…多少喋ルコトなど、造作モナい!来い!死で全テガ終わる、下等ナ人間共ヨ!』
「ああ…なら全力で行かせてもらうぞ!」
「後で後悔するなよ、化け物!行けるか?切嗣!」
「勿論!早く片をつけて、家族とディナーを楽しむんだ!」
「父親!敵を終わらせにかかる動機が凄まじく父親!羨ましいなぁ、この人!?」
「今回は私が槍を務める。八極拳の使い手で知られる『李書文』は、槍の扱いにも長け、その槍は『神槍』と呼ばれたそうだ。私も八極拳を扱う身として、その極致まで及ばずとも、
「あたしと雁夜は周りの雑魚の相手をする!」
「皆、頼んだ!」
「ああ!行くぞ!」
「「「「「変身!!」」」」」
『change』
『『turn up』』
『『open up』』
「剣崎!出し惜しみは無しだ!」
『アーチャー』『エボリューション』
「分かってる!行くぞ、始!」
『アブゾーブQ』『エボリューションセイバー』『アブゾーブQ』『エボリューションK』
「僕もキングフォームくらいは使ってみたいが…仕方ないか」『アブゾーブQ』『フュージョンJ』
始と剣崎は共にエミヤフォームとアルトリアフォームになり、切嗣は自身にキングフォームがない事にボヤきを入れながらジャックフォームになる。
だが、切嗣よりも暗いイメージとなっているのは、
「しかし切嗣、私たちは」←レンゲル(綺礼)
「強化フォームすらないんですけど…」←グレイブ(渉)
案の定、この2人である。
「フィギュアでは…ギャレンはキングフォーム、レンゲルはジャックフォームあるけど…(小声)」
「ん?楓、なんか言ったか?」
「…!?いや、何も?」
これは楓さん、危ない。聞こえていたら一部の味方に甚大な被害を及ぼす一言を聞かれずに済みました。
「そんなに強化フォームが欲しいなら、作者に直談判すれば良いじゃないか。アニメやライダー系の妄想とかは、よくしてるだろうし」
「…ほう?」
とここで、切嗣さん。まさかの提案…って、こちらに丸投げしないでくださいよ!?メタくなるから!
「おい作者!グレイブの強化フォームなんか作れ!無茶苦茶でもいいからよぉ!」
「あ、これ。アブゾーバーです。レンゲルのジャックフォームは手に装甲が現れるので、目立たないように使えばアブゾーバーの存在は、なんとかバレないかと…(小声)」
「すまん、助かる。こちらは一応、フィギュアでは強化フォームがあるからな…。切嗣、ここはジャックフォームで留めておけ。そこからキングフォームになったら、間違いなく渉があちら側に着くぞ…(小声)」
「(ビクッ)あ、ああ…分かってる…(小声)」
「「(今、切嗣〈この人〉を止めなかったら使ってたな…)」」
…何故アブゾーバーを持ってるかは聞かないでおこうか。面倒そうだ…。
うーむ…グレイブのオリジナルフォーム…ねぇ…
どうしよう?読者の声でも聞く?
というわけで、FILE.5でした。
実際、グレイブのオリジナルフォーム…割と迷ってます。作者だけで作ろうか作るまいか。ただ、
作者のみで作る場合→何かしらのアイテム(アブゾーバーやらラウズカードやら)が必要。また、カリスやブレイドと違い、本当に0から生み出すので時間かかりそう。そして作れたとしても、矛盾が生まれない保証もないし、やりたい放題になってしまいそう。
作らない場合→こちらでも進められるけど、綺礼さんがアブゾーバーを手にしてしまった以上、グレイブにも何かないとフェアじゃない(?)かも…。
という問題が生じます…。
今回、本文にあったように、読者の方の声を聞くというのも、行ってみたいと思っております。その場合は、活動報告のこの話の投稿報告に対して返信をお願いします。気軽にご参加ください。
一応、期限としては約1ヶ月後を予定しております。その際は、作者の活動報告から締め切りの旨を通達しますので、通達されていない場合は、締め切りでないと思って頂ければ幸いです。
今後とも、ご指摘、ご指導、誤字脱字の報告、感想などよろしくお願いします。