いかな最強もコタツという魔物にはかなわないのだった
「って事で家に唯一無かったコタツを購入しました!!」
「イェーイ!!」
「・・・」
イセリアと束、セリアはノリノリだが、由宇は微妙そうな表情だった
それもそうだろう、コタツ見るのが初めてだから
「早速組み立てます」
絵文字付けるなら(`・ω・´)キリッ!という所だが、組み立ては簡単だ
···
······
·········
はい、できた
「完成っ!!」
僅か15分で完成&使用開始
「あー、温もるぅ···」
実はコタツを買った理由がきちんとある。それも凄く切実なものが
「エアコンの修理、どれくらいかかるの?」
「んー、(ピー)万くらい」
そう、エアコンがぶっ壊れたのだ。あの時の絶望と阿鼻叫喚は忘れない。
そのあと、急いでファンヒーターを出し(これは電気料金を削減するためにあらかじめ買っていた)、それだけでは食事中少し寒いので今日、コタツを買ってきたのである
「今日のご飯は何?」
「選択肢は二つ、味噌煮込みうどんとカレーラーメン」
どちらもコタツの天板の上に電熱を置いたら料理可能で楽チンなモノだ
「多数決しようか、カレーラーメンがいい奴は手を挙げい」
「んあー」
「ふひー」
だらしない声と共に手を挙げたのはセリアと束である
えっ?前者は分かるが後者は何でそんなにだらしなく?
「じゃあ、味噌煮込みうどんに決定で」
味噌煮込みうどんは二人を除く大勢なので民主主義の名のもとに料理の準備をする
と言っても、具材用意して電気コンロと道具持ってくればここでも出来るシロモノだ
「じゃあ作りマース」
「闇鍋したいおっ!!」
「黙れセリア」
「あっはい」
俺の作る飯で闇鍋などさせるものか
「完成!!」
皿を配り、全員で突っつきながら食べる
こうなると発生するのが···
「これ、私のお肉なんだけど?」
「知らん」
肉の取り合いである、味噌煮込みうどんであるが、俺のモノは少し肉の量を増量している
元々、味噌煮込みうどん自体に肉を入れる方と入れない方で喧嘩になりかけたのがきっかけであるので肉無しver.も共存できるように鍋が二つで一つだ
「ねぇ、私の肉」
「知らぬ」
由宇が束を···
「カズマくん、ゆーちゃんが苛めるよぉ!!」
「シラタキ食おうぜ」
「ふえぇっ!!」
肉以外にも食えよバカども、コンニャクとシラタキ余ってんぞ
「うどんが尽きたか、増量だァ!!」
うどん麺再追加、最後まで美味しく食べる方法はもう一つありマース
「んー、美味しー!!」
「さて、そろそろ〆だ」
「おぉ!?」
飯を用意しまして、鍋の中にぶち込みます。しばらく混ぜて、チーズ(ピザ用粉チーズ)をぶちまけます。
しばらく待つと···
「リゾットモドキ完成!!」
「美味しそー!!」
モドキなのでアレンジが激しいが、美味い事には間違いないはずっ!!
って理由でお料理回でした。味噌煮込みうどんよりすき焼きでやるようなメニューの気がします
感想ください、作者の執筆速度が向上します