IS Striker   作:アーヴァレスト

72 / 149
それは織斑・一夏の戦い、明日を賭けた負けられない連戦の物語は彼から始まる
己の複製と戦う彼の心境とは・・・?


白き守護の翼VS白き破壊の翼

「お前が、俺のクローンか・・・」

「あぁ、そうだぞ織斑・一夏、お前と戦い、俺の有用性を世界に示そう」

「これが最後だ。お前の罪を、数えろ!!」

 

向こうが使っている機体は俺の白式の強化コピーだ、性能ではあちらが圧倒的に上らしい

それでも、勝つ方法はある!!

 

「うおぉぉぉ!!」

「はあぁぁぁ!!」

 

剣戟からの高速機動戦闘へ移行する

その速度はイグニッション・ブーストと同等まで上がっていた

 

「この程度で、俺達の計画が止まるとでも思うのか?」

「止めてみせる、何度でも!!」

 

戦闘の合間に話すのは互いの意思、譲れない信念

 

「何を以てそう思う?何がお前の核を成す!?」

「・・・絆だ」

 

皆との絆、共に進む日々を守りたい。俺の想いは白式を初めて使った日から変わらない

千冬姉を、家族を守ると誓ったのはそれを確実なものにするためだ

自分と家族を守れない奴が、ほかの人間を守ることなんて出来はしないんだ!!

 

「たとえお前がどんなに巨大な悪の側にしたとしても、皆を泣かせるんなら許さねぇ!!体一つになっても食らいついて倒す、その心でここまで来た!!」

「ならば、倒してのける。お前をっ!!」

 

互いに零落白夜を発動、一気に迫る

 

「うおぉぉぉぉぉ!!」

 

その時、白式に変化が起きた

コアであった白騎士のシステムが立ち上がり、白式のシステムと融合したのだ

 

「これは・・・」

「サードシフト・・・だと!?」

 

不思議な感覚がする、これまでよりもより白式と共にいる感覚だ

それと同時に力が・・・みなぎる

 

「そんなはずはない!!相手が強力であろうと、こちらが勝るはず!!」

 

そう思い敵は襲ってきたが俺は防御するわけでもなく受けた、零落白夜のシールドを最大展開して

 

「今の白式には、俺の姉とその親友の思いが篭っているんだ。お前が勝てるレベルじゃないんだ!!」

「がぁ!!こ、これが、白式の進化だというのか!?」

 

だが敵は諦めなかった、立ち上がり、叫ぶ

 

「まだだ、まだだぁ!!うおぉぉぉぉっ!!」

 

最後の力を振り絞り、白式は俺の意思に答える

 

「零落白夜、発動!!」

 

零落白夜、同時励起。刀とクローの二つに同じだけの力を振り分ける

今まで出来なかったのはエネルギーの総量と消費量が釣り合わなかったから

いま出来るのは、白騎士のエネルギー総量もプラスされ、都合2機分のエネルギー量だからだ

 

「うおぉぉ!!でぇぇりゃあっ!!」

「があぁぁぁっ!!」

 

空中で激突し、閃光が散った、地面に不時着し敵を見る

 

「お前の罪を・・・数えろだと?」

 

ボロボロで立てないはずの敵は立ち上がり、執念の目で俺を見る

その手には白式の強化コピーの待機形態が握られている

 

「人を愛することが・・・罪だとでも?」

「つっ・・・」

 

そう言いながら敵は光の粒子となって消えた、地面に落ちた白式の強化コピーも音を立て破損する




という訳で一夏君のバトルでした!!いやぁ、こうなるなんてなぁ・・・
問題は主人公の出番だけどこれは後回しです、同時進行ですので


感想ください、作者の執筆速度が急上昇します

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。