IS Striker   作:アーヴァレスト

29 / 149
そろそろ分からなくなってくるので様々な設定とかをここに纏めます。


閑話休題、という名の設定(4)

ブラックフレーム・エヴォルツィオン

 

ブラックフレームの強化・改修機。性能を改修前の2倍とした他、研究段階の技術や武装を標準装備した超世代機でもある。

内部の基礎構造材にはブラックフレームの装甲材である電磁相転移装甲を採用し軽量化と高耐久を同時に実現しているため物理攻撃には非常に強いが反面、ビームサーベルなどの荷電粒子を使用する武装には脆い面がある

表面装甲には発展版の多用途電磁相転移装甲を採用している。この装甲の特徴は、流す電流の量を変化させることが可能な点である。これによって、装備や状況ごとに装甲へのエネルギー配分を調整・最適化することで電力消費のロスを抑えることができる。

うまく利用すれば一種の光学迷彩(ステルス)としても使用可能なほど用途が広がったほか、出力に対する割合が減少したことで有り余ったエネルギーを武装に転化可能になったことで全体的にスペックアップを可能となった最大の要因でもある。

 

また、本機からは首より下の部分の完全に覆い防弾効果を増す事でシールドエネルギーの減少速度を緩めている。これは実弾兵器に対してのみ有効に働く装甲であるからなし得る事であるが、機体重量が増し機動性を下げる危険性も孕んでいる。実現は難しかったが上記における装甲の二重化と軽量化によって可能になったほか、下記の機構を採用した事で実行に踏み切った

 

特殊機構:人体連動外部装甲可変移動機構

非常に長い名称だが読んで字のごとく、人体の動きに対応して外部装甲が可変的に移動する機構の事である。

限りなく人体に近い可動と高い機動力を実現した機構であるが、同時に装甲の間に無防備な隙間を生み、防御力の低下を招いてしまう機構でもあり、カズマの被弾率の低さから導かれた「敵機の攻撃に当たらなければ装甲など必要無い」という理屈の下、極限まで運動性を上げ被弾しないことを前提として、防御力の低下を無視して導入された。

戦闘シミュレーションでは被弾率ゼロにはならず、一歩間違えば実戦で貴重な機体を容易に失いかねない非現実的な設計であるが、防御力の低下という不利点より運動性の向上という利点の方が大きいと判断され、更に、開発を行った由宇の、カズマに対する絶大な信頼がことを後押しし、導入されている。

また、カズマの反射速度の高さによる超絶機動は、関節部に大きな負荷を掛ける。基礎構造材の電磁相転移装甲は、その負荷から機体構造を保護するためにも導入されており、高機動戦闘時には自動で電力が振り分けられ、機体剛性を上昇させる。

だが、彼の反射速度は、時に電力振り分けの制御マトリックスの反応速度を瞬間的に上回る程高い域に達し、設計限界を超えた超絶機動を引き起こすことが多い。

機体の運動速度がある一定の域を超え設定値を上回る負荷が掛かった場合、フェイルセーフ機構が発動し、予備電力をも活用して内部骨格部材のPS装甲素材作動値を瞬間的に極大値まで引き上げ(常時極大値での運用は、システムに負担を掛けるために不可能)、リミットオーバーを防止する。

装甲素材作動値が極大値にされた際の内部骨格部材は、余剰電力を光子の形で放射するため、金色に発光する。更にこの発光には、関節部に掛かった負荷を外部に放出する効果が有る。

本機において確認された装甲素材の発光現象は、機体スペックでは想定されていなかった現象であり、基礎構造材に電磁相転移装甲を使用したことで優れた防御力を発揮し、外部装甲可変移動機構による防御力低下を緩和したと言える。

逆に、外部装甲可変移動機構によって生じた装甲の隙間は、機体内部に漏れ出た光の排出に役立っている。

 

 

武装

小口径近接防御機関砲 

襟首に内設されているミリ単位の弾丸を高速連射する機関砲

 

改良型超電磁砲

腰部両側に装備される超電磁砲兼スラスター基、弾丸を高速射出することで高火力と携行弾数の多さを両立しており、多数の敵を同時攻撃可能。実体弾。

側面には保持性を高めるグリップも存在する。普段は3つ折りからスライド式に小型化された。AMBACユニットとして姿勢制御に関わったり、推進器としても機能している。また、ビームサーベルのマウント部位も兼ねている。

後部にダクトが存在している、連射などで負荷が掛かると自動で廃熱を行う。

改良型ビームライフルをマウントしているときは腰部背面に回り込む形で固定される。

 

高出力ビームサーベル 

高出力かつ長刀身のビーム刃を形成する熱切断兵器、柄同士を連結した形態、ダブルブレイドモードが存在する

 

改良型ビームライフル 

レーザータイプのライフルよりも高出力を誇る。不使用時は腰部にマウントされ、可動レールによって改良型超電磁砲とスイッチ運用する

 

腹部高出力複相ビーム砲

新装備、有り余ったエネルギーを効率よく運用するために採用された実験装備。固定装備のため機体正面にしか撃てないが、本機の搭載する武装の中でも特に高い威力を有し、また構えずに撃てるため乱戦などでは使い勝手が良い

 

ドラグーン・システム

セシリア・オルコットのブルーティアーズ(BT兵器)を発想元にしてアレンジされた実験装備。左右3対の合計6枚からなるウイングバインダーに翼のパーツとして装備されている。

そのためウイングバインダーは改良され、高品位・大容量パワーコンジットを内蔵した強度の高い大型マウントアームによって本体と接続されている。

マルチロックオンシステムによる同時攻撃能力は改修前を上回ったが常人には不可能といわれる情報量の処理を要求するため、カズマでなければ性能を最大限に発揮させることは不可能となっている。

破壊力と連射性を合わせ持ち、広範囲に弾をばら撒き多数の敵機に同時に攻撃を行う。

ブルーティアーズ(BT兵器)との違いは偏向射撃(フレキシブル)ができない事だけである。

 

緊急加速推進システム

ウイングバインダーに試験的に採用された光パルス高推力スラスター。青白い光の翼を放出し、より驚異的な高速戦闘が可能となるもの。その繊細な操作には優れた判断力と熟練が要求されるため、カズマ以外が使いこなすことは困難である。

このシステムを使用しての加速は瞬間加速(イグニッションブースト)を上回る。

 

両腕部ビームシールド

両腕部に装備されたビームシールド発生装置。ビームを盾として展開し、ビーム兵器・実体弾を問わず遮断可能で大出力ビーム砲の直撃さえ防ぎ切る。ビームの出力を調整することで防御面を自在に変化させることができる。従来の実体式シールドに比べ、防御機能は遥かに向上し総重量の軽減にも一役買った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

BALDR・SKY

 

峰島・由宇の専用機として開発された最新鋭機。

藍澤・カズマが持つ技術の粋を集めて開発・建造された超世代機で、その性能は第四世代機である紅椿に匹敵ないしこれを凌駕する程の水準にある。

 

近接・遠距離両面に即座に対応できる汎用機でもあり、搭載される各種武装も汎用性が高いもので占められている

 

本機最大の特徴は搭載されている出力機関である。この出力機関は特殊粒子を生成し、機体の稼動エネルギーのほかに、高濃度圧縮した粒子による強力なビーム兵器、飛行用の推進剤(バーニア)などさまざまな用途に利用される。また、粒子には見かけ上の重量を増減させる重力制御に似た作用があり、これを利用して機体の重心を各部に偏向・分散させることで、既存のISにはない高い運動性を与えている。また、装甲表面に粒子の防護幕を形成したり、高圧縮してバリアのように固定する「エネルギーフィールド」を展開することで高い防御力を得ることができる。さらに、空間に放出された粒子は既存のレーダーシステムや通信機器の使用を不可能にする効果もある。

 

また、肩部分から腰にかけて伸びるバインダーは実体盾としての役割も持つ高出力スラスター器であり。本機の機動性を最大限に発揮する一躍を担っている。

 

 

特殊システム:トランザムシステム(トランザムバースト)

機体内部に蓄積されていた高濃度圧縮粒子を全面開放することで、一定時間スペックを3倍以上に上げることができるシステム。任意での途中解除が可能なシステムだが負荷は大きいため使い切ることが推奨されている。

また、秘匿されているシステムに人間が遺伝子レベルで眠らせている能力の発現を促す力、「トランザムバースト」を持つ。このシステムは「純粋な祈りで出力機関が連動し、純度を増した粒子が人々の意識を拡張させる」ものとして開発された非戦闘用のシステムで、IS使用者とコアを経由した意志の共有が行えるなど、戦わずにして場を制する機能である

 

武装

 

ロングソード

長剣の長さと形状を持つ実体剣。左右の腰に計2基を装備する。2本の柄を連結させた双刀の剣「ツインランス」として使用できるほか、銃口から大型のビームサーベルを発生させることもできる。二つの銃口を持つライフルモードでは、通常の射撃のほかバルカンなど、状況に応じてさまざまな攻撃を行うことが可能となっている。MSの手持ち型火器としては標準的なサイズだが、出力機関より供給される大規模な高出力によって、大型砲にも匹敵する威力と射程を発揮している。

 

ビームサーベル

腰背部に2基を装備する。出力調整することで投擲用のビームダガーとしても使用される。

 

ロングソード2

最終決戦直前に配備された新武装。ロングソードに近い形状の実体剣で緑色の半透明素材が採用されている。刀身を畳むことでライフルモードに変形、3つの砲口による高い連射性能や、3門のビームを収束させた強力な砲撃を行うことができる。膨大な出力を前提に設計されており、運用次第では紅椿と伍するレベルである。

 

ライザーソード

トランザムを起動し、ライザーシステムを作動させることで使用可能となる特大ビームサーベル。使用時には、両肩のバインダーとロングソード2基を機体前方に向けるなどの発動形態をとる必要がある。その刃の長さは数千kmに及ぶ最強の攻撃手段だが、特殊状態で発動させるため貯蔵粒子を完全に使い果たしてしまうことや、発動中は一切の回避・防御行動が行えないという欠点も存在する。後に装備されたロングソード2では発動形態が不要となったほか、粒子消費量の調整も可能となったため運用面での欠点はほぼ解消されている。

 

 




主人公の新機体の設定だけで2000文字強だと!?
合計で4156文字だ!!歴代2位に当たる文字数!!

というわけで明日より本格的に再開します。


感想ください、頑張る気力になります。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。