「掴めたの!?」
「えぇ、ようやくね」
夏休みになり、それぞれが自由を楽しんでいる時に俺たちは暗いお話をしていた
ナターシャの宿敵が見つかったのだ
「一時期はあなただと思ったのだけど」
「それはないよ、大切なものなのは私も同じだから」
篠ノ之束はこの世界では綺麗な状態(?)だった、そのため保護の目的で俺の運営する
国際IS委員会?黙らせたさ、年間10%、経常利益から寄付することで。ちなみにこの年間売上10%で日本国の国家予算の25%に匹敵する
「でも、相手はカズマ君と同じ世界の人みたい」
「ストライカーを使っているのか」
俺の開発した機体ではない事を祈るしかない、そうであった場合最悪なことになってしまう・・・まずもってISでは勝ち目がないのは勿論の事、最悪俺が倒すしかなくなるから
そうなったら、行き場をなくした彼女の復讐の炎が、いつの日にか違う形で出されてしまう。それだけは阻止せねばならない
「でも、勝つ方法はあるんでしょ?」
「あぁ・・・今、完了したところだ」
彼女のためだけに開発した新たな形の力、それの
「これ、何?」
「君の専用機だ、俺と同じストライカー系列への適性があるからこちらを提供する」
ナターシャは驚きながらも受け取る、この機体の名は・・・
「機体名は
「
「まぁ、そんなところかな・・・性能は真逆だけど」
シルバリオ・ゴスペルが遠距離拡散砲撃を行える機体であったなら、こちらは砲狙撃戦型と言える
ISであるかそうでないか、ナターシャから提供されたシルバリオ・ゴスペル用各種試験武装の情報を技術転用し更に昇華させた各種最新装備をふんだんに備えるのが違いだ
「いいのかしら?やろうとしている事は最低なことよ?」
「いずれは誰もが通る道だ、復讐の炎は死んでも消えないのだから」
それをよく俺は知っている、だからこそ俺は止めない。でも、最低限のラインだけは定めさせてもらう
「殺すな、犯人は法の下に裁かねばならない」
「わかったわ、コレ、使わせてもらうわね」
その会話から数日後、その機会が訪れるとは、知る由もなかった・・・
<数日後・・・>
「間に合えよっ!!」
あの会話と機体提供から僅か数日、ナターシャが敵に復讐する機会がやって来た
彼女は最前線に立ち、敵を限界まで引きつけている
その場所まで、俺はブラックフレームとの連結連動機能を持たせたバイクで向かっている
「国際IS委員会への使用許諾申請は!?」
「完了しています、許可・・・出ました!!」
国際IS委員会への許諾も得た・・・さぁ、行くぜ!!
「変身・・・!!」
マイクでの音声認識でブラックフレームを展開、同時にバイクへのエネルギー供給を開始し更に加速をかける
「ナターシャさんの現在状況を送ります、急がないとマズイです!!」
「わかっている、あと30秒っ!!」
そして・・・
期待を裏切らせてすまない、次回はちゃんとナターシャの視点で書くから許してくれ・・・
これからちょっと強引になるけどね・・・
感想ください、作者のパワーになります