IS Striker   作:アーヴァレスト

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さて、転生した少年は自由に生きるための金を用意することにした
応募した仕事先で驚きの出会いをして?


プロローグ(2)

「うーん、仕事がない」

 

転生しました、俺氏です。これってもう古いかな・・・

現在就職情報誌とにらめっこして仕事探しています、自由に生きるためには金が何かと物入りなんですよえぇ、はい

 

「こういう時は・・・」

 

時代の利器、スマホとPCを使って探そう!!

ごめんなさい、最初からそうすれば良かったです

 

「お、これとか良さそう」

 

何やら単発バイトで要人護衛があった、用心とか言いながら年齢不問で実力重視というと俺にはベストマッチなので早速電話応募します

 

「えぇはい、お願いします、期待はしていない?結構です、実力を示せばいいのでしょう?わかりました、明日向かいます」

 

直ぐに決まりました、早かったです、明日実力を見て判断するとか

 

「さて、寝るか」

 

特に準備なんかいらないので、最速で寝る選択をします。それ以外ないです、対策?そんなの必要ないなぁ

 

 

<翌日>

 

指定された場所に来ました、海岸が近くて風が涼しい別荘です

 

「さて、試験だが」

「はい」

「三人の、銃を持った相手を時間制限5分で倒せ」

 

試験官が明らかに他の人間とは異なるメニューを出しやがった、因みに自分の他には女性しかいないし一人の相手に時間制限なしだった

女尊男卑、恐るべし・・・な訳あるかっての、余裕だ余裕、むしろ

 

「30秒で終わる」

「ふっ、男に」

「舐めるなよ、俺を」

 

半分殺意開放したら黙ったよ、俺全力じゃないよ

 

「さて、という訳でてめぇらぶっ倒すから覚悟しろよ?」

 

相手はサブマシンガン持ってます、えぇ。それが?というレベルです

普通の人間なら即逃げ出すでしょうがこの程度、欠伸しながらでも余裕です

 

「できるわけがない!!男に!!」

「ふっ・・・」

「開始!!」

 

試験管の声に相手は即動く、正面から蜂の巣か、だがしかぁし!!

 

「どこを見ている?」

「なっ!?」

 

俺には当たりません!!軌道が見えるから避けられます!!

つうかこの相手、俺からすれば素人もいいところだわ、ハイテンションから急にローテンションになったわ

 

「あぁ、ほいっ」

「がっ!?」

 

一人目撃破、残り20秒

 

「ほれ、はずれぇ」

「がふっ!!」

 

二人目撃破、残り15秒

 

「このっ!!落ちろ!!」

「遅いなぁ、ズブの素人かよ」

 

三人目撃破、残り10秒。30秒かからなかったね!!

 

「どうよ?わかったろう?これが格の差というものさ」

 

倒れた三人を見ることなく、試験官を見る、よく見ると他の人間もいた

 

「くっ・・・」

「何もズルはしてねぇぜ?完全な実力だ、それぐらいわかるだろう?」

 

試験官の隣にいた女性が、試験官の肩を叩き下がらせた

 

「合格だ、他に言いようがないほど」

「そりゃ嬉しい」

「早速だが会って欲しい人物が居る、君に面倒を頼みたい。自分達ではもう面倒を見きれなくてな」

 

おや、ということは・・・

 

「人払い?」

「それとは違うな、彼女は天才だが、決定的に欠けているものがある。だが世界は」

「そんな彼女を好き勝手使いたい、か・・・なるほどわかった、その子の護衛、絶対に引き受けよう」

 

どの世界にもいるんだな、ゴミのような輩は・・・どんな子だが興味が湧いた

 

「その部屋の中にいる」

「了解、じゃ、行ってくる」

 

扉を開け入る、その部屋には・・・黒髪の美少女がいた

 

「やぁ、こんにちは」

 

ハイライトのない目で見られた、どうやら不審人物扱いされているようだ

 

「何の用だ?」

 

ようやくの言葉がこれである、人間不信だと一瞬でわかった

 

「君の護衛を担当する事になった、藍澤・カズマです」

「そうか・・・この私を見て、驚く事はないのか?」

「特に何も、それよりこの部屋の散らかりようが心配だ。何ヶ月清掃してないのかな?」

 

あれ、聞いたらいけない感じがしたけど気のせいだよね?

 

「よく、変だと言われないか?」

「おかしいとは言われるかな、いろんな意味で」

「そうだろうな、普通なら最初に私の名前を聞くだろう?」

 

あ、そういえばそうだった

 

「今更だけど、お名前は?」

「峰島・由宇」

 

どっかで聞いたことのある名前だな、ミネシマ・ユウ・・・峰島・ユウ・・・峰島・由宇!?

 

「驚いたか」

「そりゃまぁ。あぁ、でも」

「なんだ?」

 

驚きこそしたが、それはそれ、あくまでも目の前にいるのはクライアントだ

だから、ここは誠心誠意

 

「目の前にいるのは女の子なので、任務は確実に遂行するまでです」

「そうか・・・」

「うん、だから特別扱いとかエコ贔屓しないから」

 

普通のそこらへんにいる子と変わりない態度で接することにする、世間知らずの可能性があるけどそうならそれで対処すればいいだけの事だ

 

「・・・」

「どうかした?」

 

言葉を発しなくなった、怒らせたか?

 

「これから、よろしく頼む」

「あぁ、こちらもよろしく」

「今日は帰っていい、色々と準備もあると思う」

「あぁ、それなら問題ない、ちょっとまってて」

 

外にいる人物がおそらく一番偉い人と見た俺は、早速あるお願いをしに行った

 

「はい、俺もここに住みます、荷物はこれからくるよ!!」

「非常識だと言わたことがあるだろう?」

「うん、何度も言われてもう慣れた」

 

俺のあっさりした返答にこめかみを押さえながら彼女はため息をつく、素晴らしいほど様になっているが同世代の子と比べて髪がボサボサだ、後でキレイにしよう

 

「それで、どうするのだ?」

「・・・?」

「何か物を買いに行くのにもかなりの時間が掛かるぞ?」

「あぁ、それなら既に解決済み」

 

なぜなら俺は

 

「大型バイクで買いに行くから」

「年齢的に危険ではないか?」

「そう?ここに来るのもバイクで来たけど?ほれ、その窓から駐車場見下ろせばあるよ」

「あぁ、見ていたからこそ言っている」

 

そりゃ問題ないさ、俺には

 

「まぁ、来る時からかなり余裕を持っていたから心配はしない」

「そりゃどうも、そろそろ遅いから食事でもしよう」

 

そう言って食事を準備する俺氏です、キッチンしっかりしてて使ったことない調味料があったけど、普通に暮らす分で困る事はないから食材さえ切らさないように気をつければ問題なさそうだ

さて、どうやって彼女に世間を教えるか楽しみになってきた




はい、某ラノベのキャラがいきなり登場です。
詳しくはまた後の話で説明するよ!!
・・・たぶん

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