ISではないモノと第3世代ISの戦闘
その勝敗とは・・・
「なんだと?俺にそんな面倒な事をしろというのか?」
「すみません、でも近くで止められる実力を持っている人は藍澤君だけなんです!!」
俺が回復してようやく、学年別トーナメントが行われる時期に近づいてきたが、転校生であるラウラ・ボーデヴィッヒが問題行動を起こした
セシリアと鈴の模擬戦に介入し一方的な戦闘をしているのだとか。それならまだいいもののこのままでは生命の危険になるとのことで俺が緊急で呼ばれている
織斑・千冬は現在急行中だが間に合わない可能性が高いためちょうどその問題が起きているアリーナにいた俺にお鉢が回ってきたことになる
「仕方あるまい、俺なりのやり方で構わんな?」
「構わん、しかし加減はしろ」
「了解だ」
通信を中継されていた織斑・千冬の言葉を言質として受け取り、ブラックフレームを纏う
「さて、お仕事だっ!!」
ライフルの銃把を握り、精密射撃する、狙いは三人の中間地点
「双方動くな!!」
「つっ!?」
「ちょ!?」
驚きようはそれぞれだったが、それでも十分に威嚇は出来た。中間に降り立つ
「セシリアと鈴は下がれ、その状態では危険だからな」
「うぅ・・・」
「痛いところを突いてくるわね」
そういいながらも二人は従ってくれた、いかんせん(一夏と)何度も模擬戦(という名の教練)している俺の実力を知っているようだ
「さて、お前だが・・・除装しろ、2人のように言う事を聞けばこの場では不問にする」
「すると思うか?有象無象が減って一つ増えだけのこと」
「おまえがそう思うのならそうなのだろうよ。おまえの中ではな。それが全てだ」
力が全てというゴミなど俺は本気でなくても倒せる、たとえ相手の動きを封じれる機能を持つ機体であろうと
「織斑先生、緊急ですが俺とラウラ・ボーデヴィッヒの模擬戦を許可してください」
「許可する、双方好きにしろ」
「「了解・・・!!」」
同時に返信し、通信を切る
「こい、実力の差を見せつけてやる」
「それはどちらのセリフかな?」
ライフルの銃口を向け、放つ。ビームが見えない壁に阻まれ屈折した
「なるほど、大体わかったぞ。強みも弱点も全部な」
「たった1射で知ったようなことを!!」
突っ込んできた、ワイヤーブレードで俺の首を絞めながらだ
だがしかし・・・甘いな、やはり小娘だ
「武装の威力を試すにはちょうどいいか」
「つっ!?」
両腕の武装を使う前に近接防御機関砲で射撃し盾で突き壊す、さらに首についたワイヤーをライフルを捨て空いた手で握ったビームサーベルで切り飛ばし、身を捻らせてラウラの追撃を躱し返す刃で肩の大型カノン砲を蹴り壊す
「貴様っ!!」
「いい気になるなよ甘ったれたクソガキめ、専用機を持っただけの状態で偉そうにしやがって・・・選ばれた者気取りか?だったら周りの人間の邪魔にならないうちに
はっきり言って本当なら生死の境に叩き込みたい、それでも由宇との約束は履行しなければないから手加減をしているのだ
「はっきり言おうか?お前など俺には単なる雑魚だ、現に俺は本気じゃあない。意味はわかるな?」
「貴様・・・本気で倒してくれる!!」
「はっ・・・!!」
笑えてきた、拘束の網で俺を捉えたつもりらしい。元に拘束されているが・・・
「おいおい、この程度なのかよ?」
「つっ!?」
「もってけアーマーパージだァ!!」
表面装甲を内部から吹き飛ばし、強制的に脱出する。同時にすべての武装を失ったがそれでいい、むしろ雑魚に対して縛りプレイできる
「遅い!!」
「がっ!!」
一歩で懐に迫り、腹部をエネルギーを纏わせた拳で殴りつける。衝撃と同時にそのエネルギーを接触面に向けて放射、ラウラ・ボーデヴィッヒを吹き飛ばし、一撃で戦闘不能に追い込んだ
どうやら気絶したようで、すぐに医務室に運ばれたが
「フィストショット・・・と名付けておこうかな。初めてやったし」
実は思いつきでやった技だ、出来るとは思わなかったが成功して何よりである
「さて、織斑先生終わりました」
「好きにしろとは言ったがこの意味ではないぞ」
「すいません、俺は馬鹿なもので」
「あぁ、私も頭のあるバカほど嫌いなものはない所だ、後で反省文を5枚書いて提出するように」
うぇー俺喧嘩止めたのにー
「増やすぞ?」
「やらせていただきます」
「よろしい」
サクサク書いてチャッチャと終わらせますかね・・・
フィストショットはゼロ距離で撃つディ○イン○スターみたいなものだと考えてください。
恐ろしい威力です。