キチガイな変態機動をする二人の不毛なじゃれあい
それから数週間が経過し、クラス
その人物は、清水・アヤナだった
「ねぇ、反省して謝る?」
「・・・」
えぇと・・・なんでこうなったか俺にはわからないんだが
「思い出せるまで、攻撃してあげるわ!!」
「いや、今思い出した」
あぁ、貧乳と何度も呼んだ事だな。きっとそうだ、そうでなければキレはしない
「するん、ペタン」
「・・・殺す!!」
笑いながら言う事じゃなかったか・・・
「コレで死ねぇ!!」
「おぉ!?」
150mmガンランチャーで攻撃してきたので躱す、と言っても質量弾頭だからある程度(装甲に)当たってもダメージを受けはしないが
「今度は俺の番だ!!」
「うわわわっ!!」
ビームライフルで連射攻撃を繰り出し後退させる、その間に・・・
「これでも喰らえ!!」
「げぇ!?」
ロケットランチャーを展開された、思わず盾で防ぐ。反動で大きく後退してしまった
「ぐ、おっ!!」
「いただきっ!!」
いつの間にか上にいる、クソッ!!
「させるかぁ!!」
「そりゃ!!」
大量のミサイルをフルブラストで一掃し、数メートル手前で止まる。よくよく見れば俺が元いた世界で開発した機体だった。
でも細部が異なるぞ?どういう事だ?
「私が兄さんと離れて所属していた組織、どこか知ってる?」
「知らんな、興味がない」
アヤナに機体を渡して以降の俺は戦争の只中にいた、だから彼女が属していた組織の事は知らない。
しかし、その戦争の只中にいたからこそ、今守れるものがあるし、守りたいと思う日常がある
「ヒントは、兄さんがかつて」
「ライブラリアンか!!」
厄介だ、俺の技術を盗もうとした連中の組織にいたなんて!!
しかもそれから察するに強化改修したんだな!!
「さぁ、グリーンフレーム・ライブラリアンヘイルカスタムの実力を、受けなさい!!」
「えぇい!!このガキ生意気なァ!!」
俺に断りもなくいけ好かないカスタムをしやがって!!
しかも完成度が非常に高いし!!
「墜ちろぉ!!」
「簡単に墜ちてたまるかぁ!!」
彼女が対装甲散弾砲へ連結させた武装の散弾を躱し、超電磁砲を連射する
当然躱されるが機動性は同一、未来値予測の結果から推定した座標にビームライフルの銃口を向け、撃つ
「うわっ!?この変態!!」
「誰が変態か!!変態ってのはなぁ!!」
一気に加速して後ろに回り、ガラ空きの背中を蹴る
「こういう事を平然とする奴だよ!!」
「このおぉぉぉぉ!!」
小口径近接防御機関砲と46口径三連装対空レーザーバルカン砲、更には74mm高エネルギー収束火線ライフルの猛攻を盾を前面に出しながら
「くっ!!」
「そおぉれ!!」
「きゃああぁぁ!!」
150mmガンランチャーの基部を掴んで、背負い投げの要領で破壊する、これで武装はもう無いはず!!
「なんちゃって」
「がぁ!!」
最後の一撃と思って
「くっ!!」
回避がギリギリ間に合ったが、左肩装甲を深々と抉った。肉体へのダメージこそ無かったが、もし間に合わなかったら・・・考えるとゾッとする
「あの頃とは、違うわよ?兄さん」
「あぁ、そうだな・・・甘く見ていた」
ボロボロになっている盾を捨て去り、ビームサーベルを構える
「ゆえに本気で行くが、良いな?」
「えぇ、本気で来て頂戴!!」
ビームサーベルとビームブレイドランスがぶつかり、鍔迫り合いに持ち込まれる
「はあぁぁぁぁ!!」
「うおぉぉぉぉ!!」
力ずくで切り抜け、一気に猛攻を開始する
「オラオラオラァ!!」
「うわっ!?このっ!!」
フルブラストの猛攻を彼女は避けるが、その装甲はゆっくりと削れていっている。
そして
「そこに居ていいのかい!?」
「え・・・しまっ!?」
決定的な弱点である粉塵爆発を人為的に起こさせて終わらせた
主人公が一強状態です。まぁ、そういう作品なんだけど
そろそろ無人機が登場の予感・・・デス○ロイ・・・いやなんでもない