IS Striker   作:アーヴァレスト

15 / 149
それは常識をどっかに置いてきたかのような模擬戦。
キチガイな変態機動をする二人の不毛なじゃれあい


非常識の模擬戦!!

それから数週間が経過し、クラス対抗戦(リーグマッチ)の一週間前となった、第3アリーナを貸し切って模擬戦をする算段を勝手に組まれて相手に文句を言おうと思ったが・・・

その人物は、清水・アヤナだった

 

「ねぇ、反省して謝る?」

「・・・」

 

えぇと・・・なんでこうなったか俺にはわからないんだが

 

「思い出せるまで、攻撃してあげるわ!!」

「いや、今思い出した」

 

あぁ、貧乳と何度も呼んだ事だな。きっとそうだ、そうでなければキレはしない

 

「するん、ペタン」

「・・・殺す!!」

 

笑いながら言う事じゃなかったか・・・

 

「コレで死ねぇ!!」

「おぉ!?」

 

150mmガンランチャーで攻撃してきたので躱す、と言っても質量弾頭だからある程度(装甲に)当たってもダメージを受けはしないが

 

「今度は俺の番だ!!」

「うわわわっ!!」

 

ビームライフルで連射攻撃を繰り出し後退させる、その間に・・・

 

「これでも喰らえ!!」

「げぇ!?」

 

ロケットランチャーを展開された、思わず盾で防ぐ。反動で大きく後退してしまった

 

「ぐ、おっ!!」

「いただきっ!!」

 

いつの間にか上にいる、クソッ!!

 

「させるかぁ!!」

「そりゃ!!」

 

大量のミサイルをフルブラストで一掃し、数メートル手前で止まる。よくよく見れば俺が元いた世界で開発した機体だった。

でも細部が異なるぞ?どういう事だ?

 

「私が兄さんと離れて所属していた組織、どこか知ってる?」

「知らんな、興味がない」

 

アヤナに機体を渡して以降の俺は戦争の只中にいた、だから彼女が属していた組織の事は知らない。

しかし、その戦争の只中にいたからこそ、今守れるものがあるし、守りたいと思う日常がある

 

「ヒントは、兄さんがかつて」

「ライブラリアンか!!」

 

厄介だ、俺の技術を盗もうとした連中の組織にいたなんて!!

しかもそれから察するに強化改修したんだな!!

 

「さぁ、グリーンフレーム・ライブラリアンヘイルカスタムの実力を、受けなさい!!」

「えぇい!!このガキ生意気なァ!!」

 

俺に断りもなくいけ好かないカスタムをしやがって!!

しかも完成度が非常に高いし!!

 

「墜ちろぉ!!」

「簡単に墜ちてたまるかぁ!!」

 

彼女が対装甲散弾砲へ連結させた武装の散弾を躱し、超電磁砲を連射する

当然躱されるが機動性は同一、未来値予測の結果から推定した座標にビームライフルの銃口を向け、撃つ

 

「うわっ!?この変態!!」

「誰が変態か!!変態ってのはなぁ!!」

 

一気に加速して後ろに回り、ガラ空きの背中を蹴る

 

「こういう事を平然とする奴だよ!!」

「このおぉぉぉぉ!!」

 

小口径近接防御機関砲と46口径三連装対空レーザーバルカン砲、更には74mm高エネルギー収束火線ライフルの猛攻を盾を前面に出しながら突撃攻撃(チャージアタック)をかけて突破し74mm高エネルギー収束火線ライフルを盾で圧壊させる

 

「くっ!!」

「そおぉれ!!」

「きゃああぁぁ!!」

 

150mmガンランチャーの基部を掴んで、背負い投げの要領で破壊する、これで武装はもう無いはず!!

 

「なんちゃって」

「がぁ!!」

 

最後の一撃と思って突撃(チャージ)した瞬間、彼女の両腰からビームブレイドランスが飛び出た

 

「くっ!!」

 

回避がギリギリ間に合ったが、左肩装甲を深々と抉った。肉体へのダメージこそ無かったが、もし間に合わなかったら・・・考えるとゾッとする

 

「あの頃とは、違うわよ?兄さん」

「あぁ、そうだな・・・甘く見ていた」

 

ボロボロになっている盾を捨て去り、ビームサーベルを構える

 

「ゆえに本気で行くが、良いな?」

「えぇ、本気で来て頂戴!!」

 

ビームサーベルとビームブレイドランスがぶつかり、鍔迫り合いに持ち込まれる

 

「はあぁぁぁぁ!!」

「うおぉぉぉぉ!!」

 

力ずくで切り抜け、一気に猛攻を開始する

 

「オラオラオラァ!!」

「うわっ!?このっ!!」

 

フルブラストの猛攻を彼女は避けるが、その装甲はゆっくりと削れていっている。

そして

 

「そこに居ていいのかい!?」

「え・・・しまっ!?」

 

決定的な弱点である粉塵爆発を人為的に起こさせて終わらせた




主人公が一強状態です。まぁ、そういう作品なんだけど
そろそろ無人機が登場の予感・・・デス○ロイ・・・いやなんでもない

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。