IS Striker   作:アーヴァレスト

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新作品の予告ダイジェスト的な話


次回作予告編

睡眠から覚醒に向かう夢路の中、私はいつも同じような夢を見る

それは失われた時と場所の光景・・・人が故郷と呼ぶ、二度と戻れない時空の記憶

パターンはいつも決まっている。

日差しを受けて輝く草原で、●●●(あの人)おとぎ話(フェアリーテイル)を語り聞かせてくれる夢で・・・

 

私は、今見ている光景が夢なのだと分かっている

 

起きてしまえば、あの人の顔も言葉もはっきりと思い出せなくなることも知っている

 

だから、私はその懐かしい声を刻みつけようと耳を傾け続けて・・・

 

だって・・・あの人はもう・・・

 

「あぁ・・・」

 

だって、私はあの人を()()()()()()()()()()()()から・・・!!

 

「はぁ・・・!!はぁ・・・!!」

 

どうしてこうなった・・・目が覚めた私はそう思った

いや、死ぬ前の一瞬に見る走馬灯を見ていたのかもしれない

 

「後悔と未練・・・それだけで何ができるっ!!」

「死ねるか・・・こんな所でッ!!」

 

そう、まだ死ねない

こんな所で、自分の人生を終えるわけには行かないんだ!!

 

「そうやって君は戦い続けるのか!?自らの正義と世界の正義の狭間に揺れながら!!」

「それでも・・・!!」

 

そう、それでも、成し遂げねばならないことがあるのだから

 

「そうして・・・正義と信じて、分からぬと逃げ、知らず、聞かず!!」

「くっ・・・!!」

 

その果てを知る人間に私は押されていた

 

「力だけが、私の全てじゃない!!」

「それが誰に分かる!?何が分かるという!?」

 

その質問に、答えられない私・・・

 

「分からぬさ!!誰にもッ!!」

「あなたは・・・あなただけはっ!!」

 

戦争は続く、人類が存在する限り。それが人の罪だというのだろうか?

違う、違うはずなんだ・・・

人は、戦わなくても生きていけた存在なんだ・・・!!

 

「平和をいくら叫ぼうと今更ッ!!」

「はあぁぁ!!」

 

そして敵は宣言するかのように叫んだ

 

「人は滅ぶ、滅ぶべくしてなぁ!!」

「人は、あなたが考えているような存在(モノ)じゃない!!」

「何が違う!?何故違う!?この憎しみの目と心と、引き金を引く指しか持たぬ者達の世界で!!何を信じて、なぜ信じられる!?」

 

あの少年という究極の一人を作るために生み出された私と敵

その両者が異なる視点でぶつかる

 

「自分ごと世界を滅ぼすのがあなたの望みなのか!?」

「私のではない!!」

 

つばぜり合いから互いを睨み合いながら会話する

 

「これが人の夢、人の望み、人の業ッ!!他者より強く、他者より先へ、他者より上へ!!競い、妬み、憎んで、その身を喰い合う!!」

「それはあなたの理屈だ!!思い通りになんて!!」

「既に遅いさ、私達はその結果なのだから・・・だから知る!!」

 

全方位飽和攻撃が私に迫る

 

「自ら育てた闇に喰われて人は滅ぶとなぁ!!」

 

争いの果てにあるものは、悲しき未来ではないはずと信じて私は戦う・・・




これが次回作の予告だよ!!

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