IS Striker   作:アーヴァレスト

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白式を失った一夏の一日です。
何故か爆弾を投下されます


紡がれる未来

「・・・」

 

目が覚めたら保健室だった、決してしらない天井じゃないけど、一面が白に覆われた空間にいると少し怖いものがある

 

「そうか···」

 

俺は、白式を失ったんだな···

そう思っていると、おもむろに気になることが浮かぶ

 

「カズマ、なんで女性体のままなんだ?」

 

そう、カズマは女性体に戻っていたのだ

 

「もともと、俺はこの世界に来た時から女性体だったよ。逆にお前達に見せてた方はエネルギー消費のデカい方さ」

「つまり···?」

 

回答の意味がわからず、さらに質問する、帰ってきた答えは···

 

「つまりは()()()ってことさ。ちなみに転生する前、というより大元の俺自体は男なんだが何故か世界によっては性別が異なる場合がある」

 

意味が、分かんねぇー!!

 

「まぁ、簡単に言うとだな、俺が心の奥底でイメージしている女性の姿が今の姿。という事だよ」

「転生時にバグってそうなった···という事か?」

「そゆこと」

 

タバコを吸いながらカズマはニヤリと笑い、話しを続ける

 

「幸いにも、男性体であるお前達に見せていた姿は限りなく俺のオリジンに近い、そこは安心してくれていい」

 

安心できる要素がどこにあると思ってんだコイツは···

 

「イセリアさんは?それと由宇も、あの2人は意識を···」

「あぁ、それならお前が目覚める数時間前に意識を取り戻したよ。敵を封印したら簡単に意識を取り戻してくれた」

「封印した敵は?」

「丁重に五感を奪って無間という地獄に叩き落としておいた、余程の事が無い限り開放はしない」

 

敵はあの後、マスドライバーと呼ばれる宇宙への物質運搬方法を利用して、WALRUSが国際社会に訴えて作った刑務所、通称·無間地獄において初の受刑者となったらしい

しかも五感を奪った状態での収監である、容赦が欠片も存在しないのは相変わらずか

 

「俺は、どうしようかな···」

 

白式を失った俺には、IS学園にいる理由がない

資格を失っているのだから当然といるだろう

 

「それについて、更識·楯無現生徒会長様から直々に話があるそうだぜ?」

「そうねぇ、コレは非常に、とても大切な話よ?」

「うおぁ!?」

 

カズマの後ろにいつの間にかいた楯無さんに驚くが、カズマは

 

「ほら、早く話せ、でないと割と真剣に落とすぞ?」

「いやん、困るわ!!」

「知るか、落ちろ」

 

冷静に窓から落とそうてしていた

 

「そんな冗談はさておいて、織斑君」

「何でしょう?」

「次期生徒会長に任命します」

「···はい?」

 

俺が寝ている間に一体何があったんだ!?




謎の生徒会長任命!?
な回でした、ほんとにこの生徒会長様は···


感想ください、作者がハイテンションになります

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