IS Striker   作:アーヴァレスト

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それはとてもとても厄介な転生者。
それでも勝てない相手はいて・・・?


もう一人の転生者!!

「転校生が来るそうだぞ?」

「ふぅん・・・どうせ三組だとか二組だろ?」

 

由宇からの会話のネタ投下に俺は答え、一つだけ質問する

 

「どんなやつだろうな?」

「気になるのか?」

「少しだけね」

 

この時期に入学ではなく編入とは少しだけきな臭い所がある。スパイか、あるいは他の要素もある・・・俺と同じ転生者で、この時期に来る理由があったとかだ

 

「今のところ専用機を持っているのは一組と四組だけだから、余裕だよ」

「その情報、古いよ」

 

なんだ・・・どっかで聞いたことのあるクソアマの声が聞こえたのは俺の気のせいか、そうだなシカトしよう

 

「三組も専用機持ちがクラス代表になったの、そう簡単にいかないから」

 

横にいる貧乳のチビと似たようなセリフを吐きながらそう言っているのは・・・

 

「清水・アヤナ・・・何の用だ?」

「宣戦布告よ!!」

 

うわぁ、ドヤ顔しやがった、マジぶん殴りてぇ・・・

 

「無い胸張って格好つけても全く似合わんぞ?」

「んなっ!?人が気にしていることを!!」

「おい」

 

はい、鬼が登場のもようです

 

「もうSHR(ショートホームルーム)の時間だ、教室に戻れ」

「お、織斑・千冬っ!!」

「織斑先生と呼べ。さっさと戻れ、そして入口を塞ぐな邪魔だ」

 

一夏の関係者と同時に怒られる姿を見るのは非常に滑稽だった、思わず薄笑いを浮かべる

 

「今のは誰だ、藍澤・・・?」

 

あ・・・横にいる由宇がやばい

 

「後でたっぷりと時間はある、逃げるなよ?」

「は、はははは、はははははは」

 

足が痛い、踏まれているようだ

 

「いいな?」

「はい、かしこまりました」

 

逃げたらひどい目に合いそうな気迫だ、それはもう、明日の朝日を拝めないようなレベルの

そして昼休み、(作者:ごめん、授業中の描写できない)なんか電波が入ったが、屋上に移動して食べながら話をすることにした

 

「待ってたよ!!」

 

屋上のドアを速攻で閉めた

 

「待ってたよ!!」

 

再度、速攻で閉めた

 

「別のところ行こうか」

「あ、あぁ」

「行かせないよ!!」

 

いつの間にか前にいた件について説明を求む

 

「全くもう、ヒドイじゃない!!従妹に対して!!」

「後で模擬戦でも」

「ひぃ!?」

 

こういっとけば黙るだろう、つか黙れ

 

「俺が全部答える、質問はこのクソアマじゃなくて俺にな?」

「了解した」

 

さて、話し始めるかな

 

「どういう関係だ?」

 

由宇の質問は当然といえば当然のことだった

 

「コイツと俺は戸籍上は兄妹だ、この世界でもなぜかそうなったようだが」

「なんでだろうねー愛が成せる技かな?」

「模擬戦しようか、たっぷり4時間ぐらい」

「すいません、もういいません」

 

ならば良し。

 

「使っている機体はカズマが作ったものか?」

 

おっと、質問が来たようだ

 

「コイツが使う機体の設計は俺がしたものだ、正式名称はグリーンフレーム」

「性能はかなり高いけど砲撃特化だから近接戦の武器が少ないかなぁ」

「ランス持っといて何を言うか」

 

あるじゃあないか、近接武器。ないとか言うな

 

「拡充は由宇がしてくれる、俺の機体をこの世界で完全再現してのけたすごい子だ」

「恋人・・・?」

「「・・・」」

 

その質問をしてきたコイツに、一緒の行動で頭を鷲掴みしていた

 

「「そうだと何故分からない?」」

「いたっ!?痛いよ!?しかも更に強くなってる!!」

 

よし、ならばその頭

 

「「トマトのように、赤く爆ぜろ」」

「ひどいよぉ!!」

 

トマトみたいに爆ぜればいいのに、赤くて・・・あ、マズイな、肉体自体の解体に加えて血液の処理方法が問題だ

 

「由宇、こいつ殺すのダメだわ」

「そうだな、面倒だ」

 

ということで解放する

 

「跡形残ったらどうするのよ!!」

「跡形?残ればいいだろ、一発終了だ」

 

そこから赤トマトにしてやる

 

「言うんじゃなかった」

 

けっ、ざまぁ

 

「さて、昼飯も終わりだ、午後の授業も頑張るぞー」

「おー」

 

さぁ、残り半分頑張ろうかー

 




人間を赤トマトにしちゃいけません、食欲(?)が失せます。それに処理が面倒です。
謎の転生者の正体は主人公の戸籍上での妹さんです。今後様々な面でチラチラ登場予定です。きっと面倒事を頼まれる可哀想な役どころです。

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