魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side   作:トータス

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えー、白い人に一寸だけ大変な目(?)に遇って頂きます。


Vivid? & Mimic!?   管理局・地上本部を来襲せよ!?

不運《フウゥン》な白い魔銃使いの・・・城?

 

 

「フム、これは中々・・・」

 

 その手には、無駄な善意で守られた、ある極秘データが・・・

それを参考に、ある計画がなされた・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 地上本部・一室

 

 広報課・企画部の一室、そこに呼び出された女性。

 

「・・・を君に頼みたいのだが」

「え!? 何故ですか?

私より相応しい人は他にも居る筈ですが・・・」

「だが、その相手は相応しいと言い切れるのかね?

それに、君の挙げる相手は、既に三人とも子育てに忙しい様だ・・・」

「ですが・・・」

「では、君には・・・を決める権利を」

「やります! 是非!」

 

 そんなこんなで、トントン拍子?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

第二回戦  管理局・地上本部を来襲せよ!?

 

管理局・地上本部

 

「フハハハハハ! 姫は預かった!

返して欲しくば、ここまで取り戻しに来い!

待っているぞ!」

 

 良く知った相手の声と共に、トンデモナイセリフが繰り出された!

 

「キャー! 誰か、助けてー!

襲われるー!」

「オ、オイ!? そんなセリフは何処にも・・・ブヅッ!」

 

 そんなナレーションと共に、試合は開始された!

 

 

 地上本部内では、緊急時非常事態訓練が行われるという事で連絡がされている。

実際に、異常な事態でも冷静に対処する事が求められる為の訓練。

 

 

 立ちはだかるは、 本局を取り囲む高い壁!

それを制限時間内に乗り越えなければ、実際に拘束される?

 

「行くぞー!」

「【オー!】」

「やったれ!」

「何くそ!」

「こんな壁なんか!」

「姫! 今助けに!」

 

 そんなこんなで、ノリノリに・・・?

出場者全員参加でその難関? に挑む!

 

 AMF【強】発生中!

という看板があるが、何それ美味しいの?

ワッカンナーイとばかりに気にせずに、周囲に配置された道具類を用いて乗り越えて行く小さな挑戦者たち!

 

 

 大きな箱や、中途半端なハシゴ。

ガッチリ纏められている縄と《船の》錨。

竹竿、釘、角材、工具・・・

 機転を利かせてそれらを組み合わせ、協力し合って乗り越えろという暗喩。

 

 

 あるグループは、箱を積み上げ階段状に・・・箱の取り合いで喧嘩に発展。

積み方が悪く、偶々通りかかった局員に抑えて貰ったり。

 

 梯子を掛けるが届かず、梯子を繋げて伸ばしたり。

角材を用いて踏み台を作ろうとする者も。

 

 チーム・ハラオウンは、二人が壁の傍で手を組み、ジャンプ台に。

一人がその組んだ手を踏み台に高く放り上げ、跳び上がり、塀の上に居た局員をロープで捕まえた!

・・・後は綱引き。

塀の下に落ちるか、自分達を引き上げるか・・・

一人ずつ登って行った。

 

 壁を越えた先は、坂になっており。

そこを滑り降りるが、そのまま滑りっぱななしだと拘束必須!?

局員が待ち構える!

 

 その局員の向こうの滑り易い上り坂を目指し、邁進!

その坂を登り切った所には、事務員が待ち構えており。

そこで出題される書類を、キチンと記入すれば鍵となるモノが貰える?

それを三つ集め、所定の受付へ?

 

 正しく提出し、次の関門へ!

間違ったら、また書類から?

・・・お役所仕事?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

正面ロビー

 

 そこでは、頭上に的を掲げた局員。

その的を射抜かれれば、一定時間《1分間》は抵抗・攻撃禁止。

 挑戦者は三発目の被弾までは許されるが、四発目には強制送還。

また最初の地点からの再出発!

 

 それを最短でクリアするチーム・ハラオウン。

目が合うと同時に撃ち抜き、沈黙させる!

 

「よっしゃ! 一番《いっちばーん》!」

「やった!」

【ヤー!】

 

 それに続く者達も居たが、復活した局員に撃ち据えられていた?

自力で乗り越えなければ駄目らしい。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

第二層=二十階

 

 迷路の如き部屋を潜り抜け、次の階層へ・・・

その行く手を阻む局員多数!

 

 背の小ささを利点とし、机の下から、相手の死角から・・・スニーキング?

捕まらない様に、逃げ続ける! 逃げ回る!

ここでは反撃禁止! 振り切る分には構わない!

反撃したら、減点ペナルティ?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

第三層=三十階・渡り廊下

 

 途中途中に待ち受ける局員を振り切り、ゴールを目指す!

局員は、スタート地点から途中、自分の前までなら攻撃が可能。

 

 遠距離攻撃禁止で、近接攻撃のみで切り抜ける!

捕まらなければ構わない!

捕まったなら、また第三層のスタート地点から再挑戦!

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

第四層=四十階

 

 三十階から、上の階段から転がって来る柔らか大玉? を避けて、四十階まで登る!

途中、訓練内容を良く知らされていなかった局員《グリフィス》が巻き添えに・・・他にも、多数?

 

 その局員達を盾にしつつ、上り詰めるチーム・ハラオウン?

他も真似して上り詰める?

 

 なお、全員プロテクター・ヘルメット着用!

その後方には、局員が待ち構え、落ちて来たら保護と言う名の拘束?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

最終層・魔王討伐!?

 

 一番乗りで到達したチーム・ハラオウン!

 

「フハハハハハ!

良くぞ来た! だが、姫はまだ我が手中にある!

それをお前達に取り返せるのかな?」

 

 やや、やけっぱちながら、そんなセリフを述べる魔王役。

 

「キャー! タースーケーテー!」

 

 若干、棒読みな気がするが、ノリノリな姫役。

その姫のタスキには、ミス・管理局の文字が・・・

 

「っく! どうする?」

「助けなきゃ!」

 

 コクコク!

 

 ピッピッピ!

 

 徐に携帯を操作し、ある相手を呼び出すデュオ。

 

「え? 何してるんだ?」

 

 そうカイルに尋ねられ、一寸考えてから応えるデュオ。

 

【・・・天敵? 会心ノ一撃?】

 

「それで、どうするの?」

 

 リエラも不思議そうにその様子を伺う。

 

【はい、グランセニックですが・・・デュオ君?】

 

 そこに映し出されたのは、ラグナ・グランセニック。

手振り身振りで伝えて見た。

 

【え? 見て貰いたいモノ? 何々?】

「な! ヤ、止めてくれぇー!」

 

 それを聞き、大いに狼狽する魔王役。

 

【・・・お、お兄ちゃん?】

 

 そこに映し出されたのは、黒装束に角の付いた飾り物を被ったヴァイス。

お姫様チックな衣装に身を包んだアルト。

 

 何となく、結婚式っぽい?

 

【そっか! やっと一緒になるんだ!

アルトさん! 今日から義姉ちゃんと呼んでも良いですか!】

「え!? えっと・・・良いわ!

私も、ラグナちゃんを義妹だと思っても良いかな?」

 

 状況に流されつつ、ついそんな事を・・・

魔王は精神的に会心の一撃なダメージ?

 

【はい! 義姉ちゃん!】

 

 外堀を埋められ、止めを刺された魔王=ヴァイス?

打ちひしがれてる?

 だが、なお立ち上がり、

 

「・・・うう、だが、まだまだだ!

オレは、魔王の中ではまだ下っ端!

更に上位の魔王が数知れず!

オレを踏み台に、更なる高見を目指しやがれ!」

 

 そのセリフと共に、ナレーションが流れた。

 

【かくして魔王は倒された・・・

その代償として、姫は姫では無くなってしまったが・・・

 その尊い犠牲を乗り越えて、勇者は先へと進む?

次なる魔王は・・・何処に?】

 

 

 一応、クリア?

姫からクリアした証を受け取り、第三回戦への切符を手に入れた。

 

 

 その後、魔王は復活し。

次の挑戦者に対し、奮戦?

姫は姫でクリアした証を渡したり・・・

 

 到着順でポイントが割り振られた・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 とある一室。

偶々バッタリ会い、そのまま三人でお茶会に。

 

「ふぇっくち!」

「クシュン!」

「ん? なのはちゃん、風邪でも引いたん?」

「そう言うハヤテちゃんも」

「二人とも、誰かに噂されてるんじゃないかな?」

「あー、かもしれへんな」

「うう、フェイトちゃんは何とも無いの?」

「え、私? ・・・何とも無いけど?」

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

「でも、如何して私がミス・管理局に?」

「何、高町教導教官とフェイト執務官と八神捜査官は、其々子供(?)がいるだろう?

それに、君の同僚だったリリエくんは、ロウラン君と婚約中だと聞いたのでね。

次なる組合せとして、管理局離れを防ぐ意味も込め、君に白羽の矢が立ったのだよ」

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

クーネェ・モード?

 

 第二回戦、開始前日・・・

 

【クー姉ェー!】

 

 そんな声と共に、通風孔を突き破ってデュオが現れた!

 

「わぁ! デュオ?

どうしたの、そんなに慌てて」

【タッケテ!】

「・・・取敢えず。訳を話してみなさい」

 

 コクコク!

 

 説明する事、数分。

 

「・・・つまり、ドクターに頼んだらトンデモナイ事になって、手に負えなくなったと」

 

 コクコク!

 

「で、それを如何にか出来るだろう相手として、私を選んだ訳ね?」

 

 コクコク!

 

「・・・そう、じゃあ、対価を支払って貰ってからね!」

 

 ・・・クキュ?

首を傾げながら、何を支払えば良いのかを考えて見る。

 

「ああ、そんなに考え込まなくても良いのよ。・・・体で払って貰うから」

 

 そんな事を言いながら、怪しく迫るクアットロ!

 

【キャー!?】

 

 絹を裂くような悲念(?)が上がった?

 

 ・・・数分後

 

「んー! 可愛いぃー!

スリスリしたい!」

 

 そう言いながら、デュオを抱きしめ、既に頬をスリスリするクアットロ!

流石にグッタリとしているデュオ・・・

 

「はふぅ・・・堪能したわ」

【クー姉、変ニナッタ?】

「え? 失礼ね、私は変わってないわよ?

ただ、そうね。ふっきれたからかしら。

生死の狭間を彷徨った時から、もっと早くこうしておくべきだったと実感したの!

で、依頼の件ね。

・・・まぁ、ドクターの発明品だから、ある程度は干渉する事で抑えて見るけど・・・コレを組み込んで見なさい」

 

 そう言って、二つの三角形をした部品を渡された。

 

「それをデバイスに取り付けなさい。

一寸したジャミングだから、それで何とか成るでしょ?」

【クー姉! アリガトー!】

 

 そのままその胸に跳び込む!

 

「キャアッ! もー、可愛いんだから!」

 

 そのままクルクルと回る二人!

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 スプリガンに渡された部品を搭載!

・・・何となく猫耳?

 

【クーネェ・モードに移行しました】

「それで、どうなるんだ?」

 

 カレルが何となく問うと、

 

【・・・特大のネコを被ります】

 

 リエラも気になるのか、

 

「えっと、大人しくなるの?」

【はい。・・・その代り、反動がキツクなりますが・・・】

 

 返事はハッキリと聞こえたが、肝心の所は聞き取れないほど、早く小さかった?

 

「良かった!」

「良かったね!」

 

 ・・・コク?

一寸腑に落ちないが、問題は解決?

 

 

原因・・・人格のコピーと共に、デバイスとの精神リンクが為されている為。

 

スカリエッティとクアットロの回線の取り合いになる事間違いなし?

 

 

 後に・・・スンゴイ事に!? ・・・決定!?




取敢えず、そのスンゴイ事だけ先に出来ています。
あとは、それをどう繋げられるのかに掛っておりますが、あと何回戦位が妥当か考え中・・・

四回戦で終えるか、五回戦までで終了とするのか・・・

思い浮かべば良いのですが、中々に。
筆が止まっております。

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