魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side   作:トータス

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えー、ヴィヴィオ達だけ面白そうな事をさせるのも何なので、こちらはこちらでこんな事が出来るのではないかと・・・捏造して見ました。

インターミドル・チャンピオンシップの人気に対抗し、将来の管理局局員確保の為の大会を、管理局広報部が企画運営する。といった形にしております。


Vivid? & Mimic!?   秘密の遊戯

時空管理局本局・ 総務統括官室

 

 そこには三つの小さな人影が存在した。

 

「アラ? 如何したの?」

 

 そっと、ある紙を差し出す。

それをシッカリと読んでから、

 

「・・・そう、これに出てみたいの? ・・・判ったわ。

じゃあ、参加条件を満たせたら、サインしてあげる」

 

 理解ある大人の承諾?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

管理局・第四技術部

 

「え? うんうん。

それで、コレを作って欲しいと・・・判った! 任せて!

もう一人声を掛けるから!」

 

 二人向けのデバイス作成依頼! 完了!

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

第97管理外世界・地球・イギリス

 

「ふぇ?」

「私達に?」

「そりゃ、黒助に教えたのは私達だけど・・・」

「え? 内緒?」

「ふんふん。驚かすんだ・・・」

「そうだね、それなら協力しない手はないわね」

「ははは、二人とも程々にな」

「「はぁい! 父様!」」

 

 技術協力・戦闘教官役・作戦監修役を雇用!

雇用報酬は、またたびの枝・またたび酒・キウイ(またたび科)をふんだんに使ったスイーツ!

要望・条件も・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

第9無人世界・グリューエン軌道拘置所第1監房

 

 そこには、一つの小さな影が・・・

 

「・・・それで、何が望みだ?

・・・ふむ、なるほど・・・それで、アレを改造するのだな?

フハハハハッ! 任せろ!

どんなモノになるか、楽しみにしていなさい!」

 

 不安は残るが、これ以上は無い人選? の筈・・・後で後悔?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 三人が集まり、各々が各々の仕事の結果を報告し合う。

 

「で、どうだった?」

【・・・大丈夫ソウ】

「じゃあ間に合いそうだね!」

「目指せ! 優勝!」

「【オー!】」

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 インターミドル・チャンピオンシップ大会は、人気の有る競技大会では有るが、年齢制限が有る。

その人気によって、年々管理局への就職が減少しつつある。

それを憂えた某提督は、勝負へと出た!

 

 その年齢制限を一部、別の大会によって緩和・吸収し、さらなる出場者・管理局職員の増加を求め、ある企画を実行した。

 

 

 それは、Battle(バトル)・Royal(ロイヤル)・管理局大会(?)

技術革新と安全性の考慮から、今回初の試みとして、施行された。

 

 元機動六課の陸戦シミュレーターを再現させ、会場としている。

その際、様々な改良が加えられている。

 

 年齢は、大会に参加できない6才から9才までに制限されている。

クラッシュ・エミュレートに関しては、低刺激に設定されている。

後々、年齢制限や、規模は拡大していく予定?

 

 応募してきた子供達をランダムに選別し、一定の人数(48人)ごとに開始される。

制限時間は30分、得点が高い選手から、勝ち抜き。

間、休憩を挟み、複数回繰り返される。

 

 ダメージを受けたとしても、ライフの制限等は無く、ポイント加算のみとされ、一定時間内に如何に好敵手(ライバル)を攻撃できたかによる得点制。

 連続しての攻撃を防ぐため、一定時間以上の攻撃は無効とされるシステム。

一応、ライフも表示される。

そのライフを基準とし、危ないと判断される場合は、即転送し休息を取らせる事に・・・

 

 

 得点に関しては、年少者が年長者を攻撃し、有効で有れば、二~三点。

年長者から年少者への攻撃で有れば、一点のみ加算される。

同年代同士で有れば、三点加算される。

 

 偶に、ガジェット(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ型)が出現し、ボーナス・ポイントとして扱われる。

稀に、管理局員・武装隊員も・・・

子供達の攻撃が当たれば・決まれば、ビッグ・ボーナス間違いなし?

子供達の攻撃に当たれば、減棒・教導送りは間違いなし!?

 

 個人参加、複数名によるチーム参加制。

二通りあり、どちらも問わずに参加する事が出来る。

個人で有れば、全て個人のポイントとして計測される。

チーム戦で有れば、そのチームの人数で分割される。

 

 どちらが有利であるかは、それぞれ。

 

 何らかの突発的事故(アクシデント)による負傷・失神の場合は、即座に大会側から強制召喚による救急・救命処置が施される。

 

 CLASS 3(第三世代型)以上のインテリジェンス・デバイスの使用が条件。

【不正防止・やり過ぎ防止の意味も込められる】

 

 大会成績優秀者・チームには、景品としてミッドチルダ遊園地の年間パスポートが贈呈される!

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

【チーム・ハラオウン】

 

 カレル・リエラ兄妹 

 

  魔法術式・Magic :ミッドチルダ・おにゃんこ式! 登録申請中・・・

  戦闘仕様・Style :空戦C ・・・成長著しい!

  能力・Skill :万能・多様性 ・・・何でも来い!

  デバイス :S2U・R(=Replica=レプリカ) デュランダル・R

  バリア・ジャケット【外観】 :黒衣=猫耳・尻尾付き・・・師匠達からの熱望・条件!

  武装・魔法媒体 :杖型デバイス

 

 

≪ここでの空戦ランクに関して・・・

   RANK=D  時速15kmまでの飛行が可能

   RANK=C  時速15km以上 40kmまで出せる

   RANK=B  時速100kmを超える事が出来る

   RANK=A  時速150kmを超える事が出来る

   RANK=S  オッツケナイ?  ・・・この様にさせて頂きます≫

 

 

 デュオ

 

  魔法術式・Magic :ミッドチルダ&ベルカ魔王式・魔王流? J・S式? 登録申請中・・・

  戦闘仕様・Style :陸戦C? ・・・疑惑付き?

  能力・Skill :石化・重火力? ・・・チート?

  デバイス :アーマード・デバイス【大会用・簡略型?】=スプリガン ・・・秘密ときめき機構満載!

  展開時・外観 :外殻甲冑=軽装鎧・大き目の手甲足甲・額当て≪山羊に似た角=アンテナ≫・補助肢

  武装・魔法媒体 :コンバット・ライフル、フュスキーナ

 

チームでの主な役割分担

 

  カレル・・・フロントアタッカー&ガードウィング担当

 

  リエラ・・・ウィングバック&フルバック担当

 

  デュオ・・・フロントアタッカー&センターガード担当

 

 その都度、入れ替わり立ち替わり。

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

問題発生!?

 

 連携調整中に、それは判明した・・・

 

《ふははははは!》

「・・・なぁ。それ、黙らせられないのか?」

【・・・無理、ドウヤッテモ黙ラナイ】

「えっと・・・お爺さんの声だよね?」

 

 ・・・コク

 

《何、私が付いている限り、優勝に間違いはない!》

 

 人選を誤った・・・

 

《この≪無限の機器【アンリミテッド・デバイス】≫に敵うモノ無し!》

 

 

 A.I=《人工知能》が搭載されていないインテリジェンス・デバイスでは出場出来ない規定だった為、母親達に相談・・・即却下!

 

 イタズラが酷くなる事を懸念? =ヴィヴィオが大きくなってからなのに対し、贔屓は出来ないとの見解。

だから、内緒で作ってくれる相手に頼んで見た・・・

 

 

 超・高性能! 超・無駄な機能性付き!

=自我を持ち、自己修復・自己改造・自己進化? 自律可能? な状態になった・・・

人格に関しては、自身をコピーした様だ・・・

 

 

 本人【デバイス】曰く、コアを破壊されない限りは大体大丈夫?

 一応、7.5世代型? と言っている。

その位は進んでいると・・・

 目的として設定されたのは、どのデバイスよりも優れて在り続ける事?

そして、何よりデュオを守り続ける事?

 

 

 既にO・HA・NA・SHIを通り越し、最上級O・HA・NA・SHI = O・SHI・O・KI必須かと思われる。

現在・・・移行中? 進行中!?

 

 それで防げるか、守りきれるかは・・・神のみぞ知る? =多分、不可能?

 

 

 待機状態は、Ⅰ型《省スペース》?  変形《=Ⅱ型》・合体《=Ⅲ型》機能付き?  最終合体形態は・・・秘密?

・・・持ち歩く事が既に不可能なレベルの大きさ。

だから、勝手に付いて来る? 無駄に隠蔽《ステルス》能力が高い!?

 時たま、その辺りに放置されているバイクなどが消えたりするが・・・気にしてはならない・・・

あっと言う間に、別の何かへと変貌しているに過ぎなかったり?

 

 超高性能へと・・・有難迷惑な代物へと・・・乗り手を選ぶ、超我が儘仕様?

その餌食と化した赤いバイク・・・

 持ち主《ヴァイス》、泣いた・・・だが、挫けずに調教《テイム》? 今は、良き相棒? 尻に敷く?

だが、実はアルトの尻に敷かれてる?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

初回大会が開催された!

 

 コッソリ様子を伺う関係者達・・・

 

 

 この日の為に、グルグル瓶底鼻髭メガネで変装している白衣の男性?

白髪、お髭のダンディズム溢れる老紳士?

その二人が何故か、司会を務めている?

 

【いやー、急遽この大会の司会を務めさせていただきます。

ジェイク・スケイルフット《偽名》と申します】

【訳有って司会を務めさせて頂くが、名前を出す事は控えさせて頂く為に、G3と名乗らせて頂きます】

 

 そのすぐ傍には、瓶底眼鏡を掛けた似た女性が・・・

機器の設定から、お茶汲みまで、あらゆる雑務をこなしている。

 

 

 何故か、ミニスカ・セーラー服がトッテモお似合いの、おにゃんこ先生ズ(・・・古い?)

 

 

 お酒を売る格好をしたガール?

売るのはそっちのけ、試合にしか目が向いてない?

 

「おーい、こっちに二つ頼む! うお!」

 

 声を掛けた途端に酒が現れた!

 

「・・・お代を頂こう」

 

 すぐ傍に居た! 結構離れていた筈が・・・

 

「あ、ああ!」

 

 急ぎ、代金を払うお客。

更に離れた所からも、

 

「こっちにも一つ! うわ!」

「・・・早くして」

「は、はひ!」

 

 おっかなビックリ! 唐突に目の前に現れた!

 

「お姉さん、綺麗だね。アドレス交換しない?」

 

 そんな事にもめげずに声を掛ける猛者=ナンパに対しては、

 

PPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPPP!

 

「うおおおおお! 何じゃ! これはああああぁ!」

 

 端末は異様な発信音と共に、送られた情報量により、破壊された・・・

 

 

「ふん、そんな所からじゃなくて、もっと悠々と見れば良いのよ」

 

 そんな声だけが、誰も居ない芝生の上で響く。

空中には、スクリーンも無いのに、試合の様子が映し出されている。

何故か、一組のチームがメインに映されている?

他は一寸おざなり?

一番目立ち、見栄えがするから、運営的にはOK?

 

 

 この日の為に、お店をお休みに決めたご家族。

 

「あら? ここの席かしら?」

「何所だろうな? 一寸解り辛いな」

「あー、こんな事なら、なのはに声を掛けとくべきだったかな?」

「あ! 高町さーん! こっちこっち!」

 

 一寸離れた所から、エイミィが手を振っている。

傍には、バズーカ砲の如きカメラを携えたディエチ。

 

「おまたせッス!」

 

 何やら大荷物のウェンディ。

直にその荷物を拡げると、テーブル、椅子が人数分・・・

 

「まだ始まってはいないな!」

 

 ビデオを構えてうずうずしているチンク!

 

 他のメンバーもチラホラ見掛けられる。

 

「あ! セッ・・・っと! いけないいけない」

「・・・姉さん、大丈夫なの?」

「大丈夫。まだバレてない。問題ない」

 

 コッソリ脱獄中? ちゃんと戻るから問題は無い?

 

 

   ・・・   ・・・

 

 

 その初回大会に置いて、二つ名を獲得したチームが居た。

 

【チーム・ハラオウン】

 

 従兄弟同士で有り、その戦術・戦技は、他の追随を許さないモノが有った。

 

 

付いた二つ名

 

【ブラック・ウィングス】

=黒衣の空戦魔導師兄妹

 

【角持つ悪夢(ホーン・ド・ナイトメア)】

=三人の合体技から・・・

二人掛りでデュオを抱え、上空から地上へと絨毯爆撃を敢行!

 

【魔王達の落胤】

=強力無比な戦闘系魔導師が親として名を連ねている事から・・・

 

【エネミー・ゼロ】

=完膚なきまでに倒す事から・・・親・師匠の教育の賜物?

目的の為には、手段を選ばず?

 

【対空陸士】

=空戦を仕掛けて来た相手を撃ち落とした・・・通常、空からの攻撃は、圧倒的に空が有利であった。

それを覆し、的確に対空戦を敢行。

その場を動かずに落とし続けた・・・

カレルによる斥候、リエラによる情報サポート、デュオの射撃能力、デバイスの性能!?

 

 

 

 初回大会において、ブッ千切りのトップを獲得した!




・・・続くかな?

次回 妬真《=心》竜・キャオーン 炎誕!?   ・・・デュオ視点・・・

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