魔法少女リリカルなのはStrikerS ENEMY Side 作:トータス
まぁ、次回を面白く出来るかなと・・・
分量が微妙なので、もう一話!
これは私の職場での問題でもあります。
士朗爺ちゃんとお出かけ!
面白いモノを見せてくれるって!
渋くない? 若者の街? なのに、谷間にある街へ!
道行く人は皆スッゴイ、カラフル!
ツンツン(髪型)! キラキラ(服装)! きゃぴきゃぴ(死語)? プリプリ(死語)? にょきにょき【判るかな】?
そんな人の中を、高見の見物! 肩車で移動!
はぐれたら大変だからって!
なのはママ、フェイトママ、あんまり来た事ないって!
だから、一杯見て来るの!
ビビオ姉、今日はシュギョー!
判じ絵・判じ物
クモの巣に鎌?
木の枝にクモの巣?
鈴の成る木?
赤い栄の字?
白抜きの漢字の魚という字?
蛙がお茶を点てている?
目が平たいお茶碗の男性?
鷲と田圃の絵?
猿の絵に濁点?
男の人が、女の人に何かの紙を差し出して。
女の人、それ見て泣いてる?
鈴の下の方に目玉が書かれてる?
鈴が蒸し器で蒸されてる?
入れ歯と猫が寝転んでいる?
俵? の絵の真ん中が消されてる?
桜の花の絵の真ん中も消されてる?
錐が二本とクモの巣
そんな絵画を見て来た!
それぞれに意味があるって!
でも、輪っかんなーい!(誤字にあらず)
極めつけは、
おならに火が点いて濁点が付いてる?
頭が菜っ葉でオナラ゛してる?
象さんと・・・金太郎さん?
狐さんが台に載ってる?
火の玉に濁点、下に○輪っか?
春夏冬中?
脚の絵に濁点?
判っかんないから、聞いて見た! ・・・成程、読み方は判った!
帰ってママ達に聞いて見る!
ママママ、割と即答! ほぼ正解!
美由紀姉、戸惑いつつも幾つか正解!
なのはママ、フェイトママ、判んないって!
で、アリサお姉ちゃんと、すずかお姉ちゃん、ハヤテお姉ちゃんは、三人揃えば文殊の知恵だって頑張ってる!
「あ、判ったかも」
「え? アリサちゃん判ったの?」
「フフーン! コレは先入観があると判り辛いわね」
「何やて? そうは言われても・・・判らん!」
「・・・あ、もしかしてこうかな?
これなら、意味が通じるね!」
二人脱却!
「え? ええ!?」
「そ、そんな・・・」
「判らんなぁ・・・」
「まぁ、三人には難しいかな?」
「そうだね、コレは遊び心がものを言うから・・・」
悩む三人。
「・・・ところで、今日は何処に行って来たの?」
【ンット・・・煙草ト酒ノ博物館!】
ブフゥ!×8
つい、噴き出してしまった。
「・・・アナタ」
「お父さん!」
「小父さん!」
詰め寄る三人!
「ち、違う! 塩だ! 塩!」
急ぎ訂正する中、また一人帰って来た。
「ただいまー! あ! デュオ! 如何だった?
たばこと塩の博物館!」
【面白カッタ! オ塩ノオ船ガ有ッタ!
ア、ビビオ姉! コレ、判ル?】
「んー? どれどれ?
・・・うわー! 判んないかも・・・
あ、でも、これなら分かるかな?」
そう言って、指し示したのは、
猿の絵に濁点? =猿゛ =笊
鈴が蒸し器で蒸されてる? =鈴蒸し =鈴虫
春夏冬中? =秋無い中 =商い中
狐さんが台に載ってる? 台・鳴き声(コン・本当はギャッギャッ!) =大根
脚の絵に濁点? =脚゛ =あじ =鯵
「・・・コレで、合ってるかな?」
「合ってるよ!」
「うん、それで良い筈だよ!」
「う、うう・・・如何しよう、ハヤテちゃん」
「あかん、このままじゃ・・・フェイトちゃんは?」
「・・・一寸解らない。なのはは、判らないの?」
「うーん、もうちょっとで判りそうなんだけど・・・」
チリリィン!
「あ、いらっしゃいませ!」
「おーっす! ハヤテ、居ますか?」
「ええ、来てるわよ。今一寸悩んでるみたいだけど・・・」
そう言って奥の方を指し示す。
その示された方へと進み、何やら悩んでいる所を覗き込む。
「んー? あ、これ? これなら、判るよ」
「な、何やって!?」
「ヴィータちゃん! ホント!?」
「え!? ええ!?」
「な、なんだよ!? そんなに詰め寄って来て!
あれだろ? 判じモンだろ?
それなら何度か見に行って来たさ」
(ゲート・ボ-ル仲間とちょくちょく?)
クモの巣に鎌 =鎌巣 =魚のカマス
木の枝にクモの巣 =木巣 =鱚
鈴の成る木 =鈴木 =鱸
赤い栄の字 =赤栄 =魚? のアカエイ
白抜きの漢字の魚という字 =白魚
蛙がお茶を点てている =お茶+蝦蟇 =茶釜
目が平たいお茶碗の男性 =平茶腕が目 =魚の平目
鷲と田圃の絵 =田圃・鷲 =タワシ
男の人が、女の人に紙(三行半)を差し出して。女の人が去る =去る =猿
入れ歯と猫が寝転んでいる =歯・猫 =は・ねこ =はこね =箱根
俵の絵の真ん中が消されてる =俵 =たわら =た ら =鱈
桜の花の絵の真ん中も消されてる =桜 =サクラ =さ ら =皿
錐が二本とクモの巣 =キリギリス
おならに火が点いて濁点が付いてる =屁火゛ =ヘビ =蛇
頭が菜っ葉でオナラ゛してる =菜屁゛ =なべ =鍋
象さんと・・・金太郎さん? =象金(太郎) =ぞうきん =雑巾
火の玉に濁点、下に○輪っか =火゛○ =びわ =枇杷
だろ?」
【スゴイスゴイ! ビータママ、スゴイ!】
「へへ! まぁ、色々行ってたからな!」
大得意なヴィータ。
それに比べて三人は落ち込んでいるご様子。
「う、うう」
「ま、負けた」
「そっか! それで・・・」
それでも納得した様子ではある。
「他にも、蟻が十匹で、ありがとう。
4649でヨロシクとか、釜をぶった切ってカマキリとか、棒が五本で牛蒡とか・・・
難しいのはかなり難しかったりするんだぜ」
その後、6人で見物に行ったとか・・・
入り組んだ所の小さな博物館に辿り着くまで、幾多の障害(ナンパ・スカウト)が立ち塞がったとか・・・
尽く、薙ぎ倒したそうな・・・
障害に対し、盾《ヴィヴィオ》は通用しなかったり?
子連れでもお構いなし?
親子だとは信じては貰えなかった様子?
「こうなるんやったら、デュオ《盾として》も連れて来るべきやったかな?」
「ユーノ君も連れて来た方が良かったかな? 興味が有りそうに思うけど・・・」
「なのは、それはどうかな?」
「うーん、信じては貰えないかも?」
・・・女顔だから?
「だったら、お父さんかお兄ちゃん(士朗・恭也)に来て貰う?」
「イヤイヤ、逆効果だと思うで?」
「そうかな?」
「え? どうなんだろ?」
思い思いの事を口にしている。
それを、多少は慣れている二人はその話を聞いていた。
「まぁ、気にしてもしょうがないわよ?」
「そうだよね、軽くあしらえば良いんだけど・・・
この面子だと、一寸ね・・・」
美女と美少女が揃い踏み。
こんな集団が居れば、声を掛ける方が当たり前?
・・・ ・・・
思い浮かぶがままに、思い描けるがままに・・・
・・・ ・・・
人体実験!?
「・・・はい、はい。では、その様に・・・」
ママママ、何だか難しい顔してる。
「お母さん、如何したの?」
その様子を気にしてか、美由紀姉が声を掛けてた。
「ええ、一寸難しい注文だったの・・・」
「へぇー、どんな?」
「うん、それがね・・・」
・・・専門的過ぎて判らない!
「うわぁー、それは難しいね」
「でしょ? 出来ない事は無いんだけど・・・」
何やら悩ましげ?
「うーん、問題はそれで納得出来るかだね」
「そうなの」
「あ、なら・・・」
何故かコッチを見ている美由紀姉。
「あら、それなら・・・」
・・・何だか、良い予感?
「じゃぁ、なのはに頼んで見たら?」
「・・・それもそうね」
そんなこんなで、当分は地球でお泊り?
幼稚園はお休みだし、問題無い?
ヴィヴィオ姉は学校があるから駄目だって!
「ごめんね、デュオ。
代わりに美味しいモノを作って上げるからね?」
「ごめんねー。
デュオだけが頼りなの」
ママママと美由紀姉から頼まれた。
何だか実験するから、その被検体?
・・・ ・・・
「あらあら、これは今一だったかしら・・・」
「え、そう? そうは思えないけど・・・」
一寸パサパサ?
「うーん、これも今一かな?」
「え、何処が!?」
・・・薄い?
「あら、良さそうね。でも、あと一息かしら」
「うーん、違いが・・・」
一寸、物足りない・・・
「・・・これなら良さそうかしら?」
「・・・そうなの!?」
満足!
「・・・お母さん、何処が違うの?」
「あら、見て判らなかった?」
美由紀姉の問い掛けに、ママママは意外そうに応えてる。
「うん」
「微妙に違いが出ていたりするのよ?
つぶさに見るんじゃなくて、全体でみると一寸違ったりするのよ」
美由紀姉とジッと見詰め合う・・・
「・・・ワッカンナーイ!」
美由紀姉の方が折れた!
訳は判らないが、勝ったー?
「ふふふ、まだまだね」
軽い笑みを浮かべる桃子さん?
その後も、数々の試作品を・・・食べ続け・・・
・・・ ・・・
そんなこんなで、数日が経った喫茶・翠屋の店内。
「あの! 本当にありがとうございました!」
唐突に頭を下げて来る男性。
「いえいえ。こちらこそ、良い体験になりました」
「ですが、本当に・・・あの子のこんな笑顔が見れるとは・・・」
そこには、満面の笑みを浮かべる女の子。
その母親らしき女性も、安心してその笑顔を見守っている。
「ありがとうございます。
この子の為に、無理を聞いていただけて・・・
小麦も卵も乳製品も無しのケーキを・・・
ありがとうございました!」
「いえ。そんなに畏まらないでください。
こちらが、このケーキのレシピになります。
他にもバリエーションを替えたモノもありますから。もしよろしかったら、お家でも作って上げて下さい」
そう言って、簡単にまとめたレシピを渡している。
「そ、そんな・・・よろしいのですか?」
「はい」
「では、頂かせて貰います」
「はい、これからもご贔屓にしてくださいね」
「「はい!」」
・・・ ・・・
その家族が帰った後。
じーっと、ママママの顔を見て見る。
「あら? どうしたの?」
【ドウシテ?】
「・・・うーん、デュオはまだ、知らないかな?」
「あ、さっきのケーキの事?」
美由紀姉が気が付いた。
コクコク!
「あれはね、アレルギー源の小麦粉・卵・牛乳を一切使わないケーキなの」
【???】
「それだと難しいわよ、美由紀。
あのケーキはね、小麦粉・卵・乳製品が食べられない人向けのお菓子よ。
どうしても食べられないから、別のモノにしたりするんだけど、どうしても同じモノが食べたい人も居るの。
だから、同じモノを食べられる様に、それでも美味しく出来る様に、色々工夫が要るのよ。
その為に、デュオに色々食べて貰ったの」
【??? ?? ? ・・・ !】
一寸いつものじゃない、今一なモノが出て来たと思ったら、何かが足らないと思った。
それが無いから、違和感があった?
「そう、判ったかな?」
コクコク!
「えっと・・・お母さん。本当に伝わってるの?」
「ええ、美由紀も慣れれば判って来ると思うわよ?
眼と顔は思った以上に雄弁なのよ」
そう言われ、美由紀姉はこっちを覗き込んで来る。
「・・・うーん、まだ分かんないなぁー」
「ん、どうした?」
休憩をとっていたマスターが奥から出て来た。
「あ、お父さん。
お父さんはデュオの言ってる事判る?」
「ん? それは・・・」
【オジーチャン、ノド渇イタ!】
そんな風に訴えて見た!
「・・・判らん」
「あらあら、甘いモノばっかりだったから、喉が渇いたのね。
今お茶を入れて上げるわね」
ママママはそう言って、奥へと引き上げて行った。
「・・・えっと、合ってる?」
コクコク!
「流石だな」
「ホント、如何して分かるのかな?」
謎は謎のまま、何故伝わるのかは判らない?
ただ、ニュアンスと子育ての経験から?
お菓子を通じて、子供と接する事が多いから?
・・・ ・・・
ミッドチルダ・八神家
仕事帰りのシャママを捕まえ、問うた。
【シャママ! アレルギーッテ、何?】
「あら? 随分難しい事を知ってるのね。
アレルギーと言うのはね、あるモノが多過ぎると起きてしまうの。
当たり前のモノでも、そうなってしまったりするし、まだまだ解らない事の方が多いのよ。
うーん、そうね・・・」
そう言いながら、大小様々なコップを持って来た。
「普通の人がこれ位として・・・」 =一番大きなモノ。
「こっちが、比較的症状の軽い人」 =中位。
「これが重い人ね」 =お猪口位の小ささ。
「じゃあ、この急須に入っているモノが原因のモノ=アレルゲンだとすると」
そう言って手にするのは、急須。
そのお茶を大きなコップに注ぐ。
それは八分目位まで入った。
「この中に収まる分には大丈夫。だけど、」
八分目位まで満たされたそれを手に、
「これを隣のコップに移します」
ドンドン注がれ、溢れんばかりに・・・
「っと、これ以上は無理ね。
これ以上入れると、こぼれた分が悪さをしてしまうの。
コレを更に小さいモノに入れたら?」
【・・・コボレル!】
「はい、正解!」
シャママはその答えに満足した様子で、話を続ける。
「こぼれた分だけ大変なの!
何が原因かにもよるんだけど、意外なモノだったりする事があるからね。
例えば、落花生、エビやカニ、イカ・タコも駄目だったりするわね。
キウイなんて例も在ったかしら・・・その中に入ってるモノが、悪さをさせてしまったりするの」
【小麦・卵・牛乳?】
「そうそう。他にも、大豆や動物の毛や虫なんかでも出る事があるのよ。
これには個人差も有って、一概にそうだとも言えないの。
だから、好き嫌いで食べないんじゃなくて、食べられなかったりするのよ。
触りたくても触れなかったりね。
知っておかないと、知らずに食べて具合が悪くなったりもするからね」
【???】
何となく、分かる様な、分からない様な・・・
「まぁ、今直判らなくても良いから、そうしたくても出来ない事もある事は知っておいてね」
【・・・治セナイノ?】
「うーん、これはまだまだ解らない事の方が多いからね。
魔法でもまだ難しいかな?
それでも、少しずつ体を慣らしたり、代わりになるモノを作ってみたりはしているんだけどね」
それでも魔法も万能ではないらしい。
「でも、これからは少しずつ、良く出来るように頑張るからね!」
シャママの仕事は難しい上に、大変らしい。
【・・・シャママ、ガンパレー!】
「うん! 頑張っちゃう!」
その後、
「なんや、これは!?」
ハヤテが台所に駆けつけると、鍋から謎の七色の煙が出ていた。
「あ、そ、その・・・ゴメンなさい!
如何してもって・・・」
台所から謎の物体Xが発見された?
それを一口食べ、倒れた。
味は・・・甘勝った? 苦勝った? 辛勝った? 酢っぱ勝った? 塩辛勝った?
未知の味だった・・・らしい!
江戸の判じ絵を見に行って来たので・・・
この後、昔話や歴史を猛勉強したフェイトママ?
次回 反攻のフェイト!?
こちらは中々続きません・・・ただ、これは上手く行ったとだけ・・・
実は当方、給食のオジサンをしておりますので・・・何となく・・・
一応書いては見たモノの、その直後に痛ましい事故が・・・
ウチでは事故はまだ起きてはいないのですが・・・より一層、厳しくなりました。
気が抜けない。
でも、楽しくもある。
笑顔が観れる職場だから・・・