GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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申し訳程度のドイツ語


7話 そうだ イタリカへ行こう

特地の避難民キャンプ建設は進んでいた、生活用品はドイツ軍の物資でまかなっているが、そのうち自分たちで暮らしてもらわねばならない、そこでレレイの師匠であるカトーがある提案をした。

「見たところ丘の周りには翼竜の死骸が転がっておる、翼竜の鱗は貴重品じゃから、あれをどうにか・・・」

その後様子を見に来たディートリッヒにそのことを話すと、

「いいんじゃない?ちょっと聞いてきますわ」

しばらくして・・・「大丈夫、好きなだけ取っていいと言ってる」

「なんと!」

そして翼竜からとったウロコを綺麗に洗い、選別する、

 

鱗1枚、銀貨30-70枚になる、レレイによると1枚で5日暮らせるという、計算力乏しい福島の息吹の頭で計算すると、最低でも150日

だいたい4.5ヵ月暮らせることとなる。

その後カトーがイタリカに古い友人(旧友)の店があるからそこで換金してもらえばいいと話になり、一番信頼のあるディートリッヒ達の隊が選ばれた、

ちなみにこの時まだテュカは父の死を認めていない。

「Squad Reihe!!」分隊横列!!

「Squad Quadrat!!」分隊方陣!!

「隊長準備完了しました!」

「Reis- Kugel !」弾込め!

「Sicherheitsvorrichtung!」安全装置!

「ハープトアハト!!」気を付け!!

「これから基地の外に出る事となるから各自気を張るように!、Ritt!」

ロゥリィ、レレイ、テュカ、鱗をSd.Kfz.251に載せ、アルヌスを出発した、

ディートリッヒ達はイタリカへと進んだ、あと少しでイタリカにつくというところで異変を発見した、イタリカの方から黒煙が立ち込めているのである、「おいっあれは何だっ!」

「あれは誰かが起こした火事?」

などとレレイが話している時、バルド伍長の隣にいたロゥリィがくすりと笑い

「血の匂い」と嬉しそうに言った

「やだよー揉め事はゴメンだよ」

ぶつくさ言いつつも、車を進めた。

ここは イタリカ 交易都市

この街に、諸王国軍の残党が盗賊となり、街を襲っていた、

民兵は疲労困憊、ピニャ達が盗賊をドイツ軍と勘違いして救援に来て指揮を執っていたか、街が落ちるのも時間の問題だった、

ピニャ・コ・ラーダは一旦、休憩するため、この街を収めているフォルマルケ家の屋敷に入った、そこで粥を食った後仮眠をするため、ベットに横になった、そこで士気は最悪だー、初陣がーなどと思っている時、メイド長に水をぶっかけられ飛び起きた、

「なんだ!敵か!!」

「さぁなんとも、とにかく東門にてご自身の目でご確認ください」

仲間であるグレイいう名の男が言った、

dreamcastが思うにこういう大男は、どんなことがあっても生きてると思う、建物の下敷きになっても、「いてて、全く・・」という感じで出てきそう。

東門

ピニャはすぐにそれを見た、

「なんだあれは?攻城用の木甲車か?手前の二つは屋根がないな・・・奥のは長弩のようなものがあるが鉄製か?中の奴らは、グレーの服を着ている・・・持っているのは武器か?」

「何者だ!表にでろ!!」

「絶対に何かあった後ですよ・・」

「見ろよ、バリスタだぜ?」

なんやかんなあったが、結局この街で換金することに決め、レレイ、ロゥリィ、テュカ、ディートリッヒが先に接触することにした、

そして妨害も受けることなく、門の扉まで来た、

「おーい、ちょっと話があるんですがー」

コンコンコン

中ではピニャが仲間にしてしまえと扉のつっかえ棒を取り、

「よく来てくれた!!!」

と乱暴に開けた、すると

扉を叩いていたディートリッヒの顔面にクリティカルヒットした為気絶してしまった。

ピニャはレレイ、ロゥリィ、テュカの3人に冷たい視線を浴びせられた・・・・




前回の予告とは少し変えてお送りしました。

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