履歴書めんどくさいん
「はぁ、白き魔女ですか・・・噂は耳にしましたが・・」
ディートリッヒはとある兵器工場の一室でベルクマンにその白き魔女のスライドを見ていた
「なるほど、歳はレレイとそんなに離れてなさそうですなぁ、しかし我々の世界にも魔女がいたなんて驚きでした」
「門が開くまでは私も魔女の存在なんて信じもしなかったよ、ましてやこの世界にも魔女がいることなんてね、
・・・突然だが君には彼女の護衛役をしてもらいたい」
「はぁ?レレイの護衛役ですか」
「そうだ、彼女は君によく懐いている、他の奴を周りに置くより
彼女にもストレスを与えないだろうしね」
「しかし、特務とはいえよくレレイとか私のことを引っ張ってこれましたなぁ、特務と言えど門の出入りはそう容易なものでは無いでしょうに」
「前に君が特地の女三人を連れて
テレビに出ていたじゃないか
その時調べさせてもらったのさ」
「おー・・なるほど・・」
すると別のところに案内されていたレレイが戻ってきた
「おう、レレイどうだった?」
「身体検査を受けた、特に以上は無い」
ーーーー兵器工場の近くの原っぱ
そこにベルクマンとレレイその他が集まっていた
「スライドを見てもらったように、白き魔女は対戦車銃に乗り空を飛びました、レレイはそういう事が出来るのか?」
そう言うと目の前に箒が用意された
「・・確かに空を飛ぶということは興味深い、しかし何故箒?箒は掃除をするためのもの、空を飛ぶためのものでは無い」
「・・・じゃあこの的に魔法を使って攻撃をしてみてくれ」
そう言うとレレイの目の前には槍やランスが用意された
「わかった・・・
ホニャララホニャラララ」
そう言うとレレイは何か呪文の様なものを唱え始めた、すると手のひらから
光の玉が出てきて的に向かって飛ばし
見事破壊した
「なるほど、しかし呪文を唱えている時間が無駄だな、他に攻撃方法は無いのか?」
「ちょっと用意してもらいたい物がある」
レレイのお願いにより漏斗が用意された
するとレレイは漏斗を浮かばせると
漏斗の先から光の線が飛び出し的を木っ端微塵に破壊した、
「なるほど、想像とは違ったが
なかなか威力のありそうな攻撃だ」
このような感じで様々なテストを行い、どのような攻撃方法が得意なのかを調べていった
ーーー特地ーーー
「そーれっ!そーれっ!」
帝都のあちこちから威勢のいい掛け声があがっていた
ドイツ指導の元、雇われた特地民が
帝都復興の為日夜汗を流していたのだ
因みにブルドーザーとかその様な機械の類は無く、殆どシャベルにツルハシ
猫車などと人力であった
遠くの方にはドイツ軍のトラックが
列になって走っている
戦いによって瓦礫と化した帝都中心部を更地にし、ゲルマニアに勝るとも劣らない大都市を建設する予定なのである
ーーー悪所ーーー
悪所のとある屋敷
ゴンゾーリ、メデュサ、バラマウント
が集まって会談を開いていた
新生帝国の集会禁止の命が出ていた為
最低限のボディガードを連れての会談だった
「どうだ、新生帝国になってから」
「だめだな、貴族達は皆活動を自粛してるし、他の男共は帝都の再建とやらの仕事に駆り出されて仕事にならんと娼婦たちと言っている」
「まったく、どれもこれもあのドイツが絡んでいやがるんだ、まったくどうしたものか」
「だからと言って襲撃しても敵いそうにない」
「ベッサーラは前の奴らの攻撃で殺られてしまった」
「・・・取り敢えず今は様子見だ
まだ慌てる時ではない」
まぁボチボチ書いて行きますよ