GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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57話 新たな動き

ーーアルヌス基地

ある日ディートリッヒは

ある手紙を渡される

 

「ディートリッヒ中尉、

貴方に異動の令が下されています」

 

 

「なに?どれどれ」

 

(ディートリッヒ中尉は本日付けで

特務機関へと異動することを命ず)

 

「何だってまた本日付とは急だね」

 

・・・・・

「という訳で、俺は内地に戻ることになった、みんな今までお世話になった

無茶はするんじゃないぞ!」

 

「隊長こそ本土の戦いで弾に当たらないでくださいよ」

 

 

そうしてディートリッヒは本土に向かう車に向かうと、そこにはレレイの姿があった

 

「あれ、レレイどうした?

ここまで見送りに来てくれたのか?

可愛いやつだな」

 

そう言うと車から一人の男が降りてきた

 

「これはこれは、ディートリッヒ中尉

特地において、一番最初に帝国勢力との接触を果たした、そしてあの帝国の皇帝を前に大暴れしたんだってね」

 

 

「はぁ、、それはツェーザルの奴がですね・・・、それより貴方は?」

 

「私はドイツ国防軍特務のベルクマン少佐だ」

 

「!これは少佐殿でしたか、失礼しました」

 

急いで敬礼する

 

「まぁいい、とりあえず車に乗ろうか、さぁ乗るといい」

 

ベルクマンはレレイに乗るように促した

「・・・?レレイに何か用で?見送りに来ただけでしょ?」

 

 

「・・・あの人が私に用があると言っていた・・・」

 

「・・・ん?」

 

「詳しいことは向こうに着いたら話すよ、

伝説の白い魔女についても忙しいのでね」

 

 

ーーー新生帝国軍ーー

新生帝国帝都の閲兵場

そこにはドイツ軍から貸与された

トラックや装甲車が並んでおり

その中にはドイツ軍装備の新生帝国軍

兵が乗り込んでいた

 

「諸君!我々は今なおカビのようにとどまっている悪党ゾルザルを排除すべく総攻撃を行う!」

 

新生帝国軍団長が演説を行う

 

「我々はドイツの力を授かったのだ!もはや怖いものなどないのだ!

勝利は絶対的なものだ!」

 

新生帝国軍は帝都からゾルザル率いる帝国軍がいるブロージャへと向かって行った

 

ーー途中の村ーー

その村にいたオプリーチニキの歩哨

が向かってくる新生帝国軍を見つけた

「ドイツ軍だ!」

 

その情報は直ぐに伝令で付近の砦へと伝えられる

 

前線の兵は直ぐに用意してあった穴に

入る

 

「投石機よーーい!」

 

茂みに隠していた投石機の準備にかかる

 

Kfz.13装甲車が近付いてきて・・・

 

「てっーー!!」

 

「うわあっ!回避!回避っー!」

 

発射された岩は見事に搭乗部にクリーンヒット、装甲車は沈黙する

 

「弓隊!前!」

 

装甲車やトラックに向けて弓矢が降り掛かってゆく、屋根のついてない

Kfz.13装甲車にはたまったものではない、トラックも荷台は帆のため矢が貫通する、しかし新生帝国軍も負けじと

装備してある機関銃や小銃を撃ちまくった

 

こうして新生帝国軍と旧帝国軍の戦いの幕が切って落とされたのである

 




今年は就職活動とかあるからめんどくせぇよ・・・

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