ドイツ軍が帝都まであと目前という時、友軍機が通信筒を落としていった
「大佐、通信筒が届きました」
「読んでみろ」
「ハッ!え!司令部によると『2日後には、帝都攻略軍が地図に描いてある目標地点へと待機、降下猟兵を展開するので援護に当たりながら前進せよ!』との事です」
「うむ、了解した」
〇●〇●〇
帝都ーー
ゾルザルのいる皇帝府ではドイツ軍が迫っている報をうけ大パニックに陥っていた
「陛下!大変です!もうすぐそこまで敵が迫ってきております!」
「すぐに即席防壁を築け!馬車に石を積んで街道におけ!」
「あぁ!帝国はもうおしまいだ・・・」
皇帝府は様々な言葉が嵐のように渦巻いていた
ゾルザルは部下を落ち着かせるため話しかける
「諸君!慌てるな!敵は所詮魔法も使えん蛮族だ!神より選ばれた真の人類である帝国の我々ならあの様なものすぐに追い返せる!
今こそ我々の力を見せつけるのだ!」
「陛下・・・(陛下はいま自分に酔っている・・・ホントの事にきずいていない・・・)」
□■□■□■□運命の時□■□■□■□
上空には3機のハインケルHe111が帝都上空には侵入してきた、
「目標!帝都正門! 投下!」
「目標!!帝都内 住居地区!!投下!!」
「目標!!!帝都中央広場!!!投下!!!」
次々と帝都に爆弾の雨が降る
「陛下!!敵襲です!敵の化け蜻蛉です!!!」
「奴らめ、死にに来たか!総員出撃!!!」
ゾルザルは尚も余裕そうであった
そうこうしているうちにユンカースから
降下猟兵が次々と帝都近辺へと降りてきている
「よし!前進せよ!(Panzer vor!!)」
〇●〇●〇帝都〇●〇●〇
帝都の住居地区に爆弾をばらまかれ地獄と化していた
「あぁ、、う、、」
瓦礫の中から1人の少年が出てきた
少年は暫く周りの様子を見ていた、すると・・・
「臣民義勇戦闘団員はすぐにこちらに来て弩を手に取れ!」
数人の兵士が弩と矢のセットを、やって来る女子供老人関係なく戦う者に配っていた、少年も配っている兵士の方へと向かってしまった
〇●〇●〇
降下猟兵の殆どは地面へ無事着陸
全部隊が武器の回収をできた
正門から侵入する部隊や南門や東門からも爆破して侵入する
「進め!進め!! ローマモドキに機関銃の洗礼を受けさせてやれ!」
機関銃が火を吹き帝国兵の命は刈り取られてゆく
すると1人のまだ年行かぬ少年が死んだ帝国兵の剣を取り、斬りかかってきた
「うぉぉぉあぉぁぉぉぁ!!!!!」
「危ないっ!!」
ドイツ兵は躊躇なく少年の頭にライフルを撃ち込む、少年の頭はスイカのように吹き飛んだ
「相手は子供であろうと戦わせる奴らだ!どんな手を使ってくるか予想がつかない!気を付けろ!!」