帝都
(主力部隊壊滅)その一報を聞いたゾルザルは素っ頓狂な声を上げた
「何っ!?イタリカ解放軍が壊滅?!」
「はっ!只今再編成をしている所でございます、準備が整い次第・・・」
「待て待て待て!何故我が帝国の最強部隊が敗れたのだ?!」
「恐らくイタリカ側に優秀な魔導師がいたのかと・・・しかし
そんなものはおそるるに足らず!必ずやイタリカを!!!・・・」
「・・・・もう良い・・下がってろ」
(クソ!せっかくの作戦が台無しだ!)
その様子をテューレがのぞき見ていた
(どうやら事はうまく進んでいるようね・・・あのモルトの老いぼれが死んだ事は想定外だったけど・・何はともあれこれで万事OKだわ)
〇●〇●〇●〇
ドイツ軍
機甲師団は順調に帝都に向けて進んでいた
「この様子だと3日足らずで帝都を攻撃出来そうですね」
「油断してはならんぞ、帝国だって何を用意しているか分からん」
ドイツ兵たちはそのような会話をしていた
〇●〇●〇
イタリカ
ついこの間、攻撃を受けたイタリカでは作業が行われていた
帝国の穀倉地帯であったイタリカはドイツ軍の占領で帝国への輸送が止められ、帝国側は食料枯渇がそう遠くないうちに起こりそうだと
商人たちのもっぱらの噂であり、他にも今帝都にはオプリーチニキという政治警察がおり恐怖の対象となっているそうだが
ドイツのゲシュタポよりはまだマシとの声も上がっている
勿論人の多いところでそんなことを言うと密告されて吊るされるのがオチである
〇●〇●〇●
検問所
ここでイタリカに商売に来た商人の荷馬車を調べていた
「おい!貴様これは何だ!」
「これが何だって?見りゃわかるだろ?布だよ」
荷馬車に積まれていたのはこの世界で織られた布であった
「布はイタリカ労働戦線の物だけを仕入れている!お前らの世界のものは必要ない!」
「何だって!そんなの独占販売じゃないか!」
「黙れ!何なら連行したっていいんだぞ!」
「ぐっ!分かったよ・・・」
もう1台の馬車にはパピルス紙が積んであった
「これはここには必要ない!悪所にでも売ってこい!」
「なんだと!この野郎前々から聞いていたがこんなにもひでぇとはな!」
そう叫ぶと商人はドイツ兵の胸ぐらを掴む
「何をするか!」
ドイツ兵はそう叫ぶと商人を殴り倒す
「こいつを収容所に連れていけ!」
「なんだよこのやろ!離せよ!」
商人は無理矢理車へと乗せられ収容所に連れていかれてしまった
「よし!この荷馬車は焼け!馬は離して馬小屋に連れて行け」
「「「ヤヴォール!!」」」
集まってきたドイツ兵が荷馬車を押してゆく
開けた場所につく、周りには炭となった荷馬車だった物がそこらに転がっている、地面も雨で流された灰などが染み込んで黒く染めていた
押してきた荷馬車もそこら辺に置かれると、火炎放射器を装備したドイツ兵がやって来た
ヒュゴォォォォ!
火炎放射器の凄まじい炎が荷馬車を包む
紙を積んだ荷馬車はたちまち炭となった
イタリカに限らずアルヌスなどドイツ軍占領地域ではこのような事がおこっていた
最近ガンプラにハマっています
ザクに旧ザク、アッガイにアッグガイ
全部旧キットです、だがそれがいい
ズゴックも作ってみたいなぁ
でもジュアッグも作りたい!