GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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あと2.3話で原作とは違う進展にしたい


42話 帝国侵入

帝都上空

数機のスツーカが空を舞っていた

「目標発見!敵防空施設!」

スツーカはすぐに爆撃する為急降下を開始する

 

爆弾が投下され、敵の駐在所みたいな小さい小屋は木っ端微塵に吹き飛んだ

 

「なんともなぁもっと強い奴が出て来ないもんかねぇ」

 

「少佐文句を言っても仕方ないですよ、仕事は終わりましたから

基地へと戻りましょう」

 

そしてスツーカ爆撃機とすれ違いざまにメッサーシュミットBf109

が降下猟兵が落ちてくる範囲にいる帝国兵に向けての機銃掃射を開始する

 

暫くするとユンカースju52が3機飛んできた

降下目標地点へ来ると、颯爽と降下猟兵が飛び降りていく

 

その様子をゾルザルと部下は見ていた

 

「なんだあれは!?」

 

「陛下!敵です!敵が空から降って来ました!」

「そんな馬鹿なっ!」

この様子を見ながらゾルザルはあんぐりと口を開いていた

 

「すぐに迎え撃つ準備を!陛下!!」

「そうだな・・・あの程度の人数などどうて事ない、数に任せて押し出せぇ!!」

 

 

その頃ー

降下猟兵達は着地を済ませており、別々に落とした小銃や手榴弾も殆どの部隊が回収を済ませた

 

今、降下猟兵は西門を制圧しようとしていた

 

「撃て!敵は大したことのない時代遅れだ!」

「弾!装填完了!」「てぇーー!」

迫撃砲が発射され帝国兵が吹き飛ぶ

「怯むな!撃ち続けろ!」

帝国兵は勇敢か無謀か、弩で抵抗するも虚しく次々と撃たれていった

 

数分後には西門はドイツ軍により制圧されていた

 

ゾルザル側ー

「敵が既に西門を制圧!城門をあけ外にいる敵をさらに迎え入れようとしています!」

 

「なんという速さだ・・・」

ゾルザルは狼狽える

 

そこへテューレが現れ

「まさかお逃げになるわけじゃ無いですよね?陛下?」

 

「まさか!誰がそんな!そんなわけないだろ!」

「とにかく陛下はみだりに動いてはなりません

この国は今陛下のご指示によって動いているのですから」

「そんな事はわかってる!」

 

「申し訳ありません、私ったらつい出過ぎたことを」

(くっ・・・!ウサギの癖に余計な事を!)

 

降下猟兵視点ー

「この道を3キロ進んだ所が翡翠宮だ、」

 

「この道を3キロだ!!続け!」

道端にいる帝国兵を撃ちながら翡翠宮へと向かう

 

 

翡翠宮ーー

 

そこでは翡翠宮防衛隊と薔薇騎士団が守っていた

「隊長!!いつになったら援軍が来るんですか!!」

「わからん!!したし我々の使命は翡翠宮を守る、ただそれだけだ!」

MG34をぶっぱなすも湧き出てくる帝国兵相手に弾も足りなくなってきた

 

すると向こうの方から銃声が聴こえてきた

「みんな!援軍だ!もう少しの辛抱だ!」

 

「弾!装填完了!撃てェ!!」

 

迫撃砲が発射されると帝国兵が吹き飛びライフル銃とMG42の一斉射撃

そして上空の援護射撃が襲った

 

しかしやられてばかりの帝国ではない、ドイツ兵に向かい弓を放った

 

「上空に警戒!総員退避ー!!」

 

すぐに弓の雨が降り注ぎドイツ兵の足に刺さるなどの被害が出たが死者は幸いでなかった

 

「クソッタレ!」

ドイツ兵は柄付手榴弾をほおり投げるとまたも帝国兵が吹き飛ぶ

 

「手榴弾を投げろ!」

そう誰かが叫んだ

次の瞬間、反応したドイツ兵達が個々の手榴弾を帝国兵に向けて投げた

 

大爆発が起こり帝国兵は全員木っ端微塵に吹き飛んでいた

 


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