GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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久しぶりに納得出来る奴が書けた


40話 ピニャ殿下、幽閉さる!

「相手は女が騎士の格好をしているだけのお遊び集団だ!」

 

「百戦錬磨の帝国兵の敵ではない!蹴散らしてやれ!」

そう言うと掃除夫達は雄叫びをあげる

 

「相手が誰であろうと拒むことはない!これは今は亡き皇帝陛下、そしてピニャ殿下の名誉を守る闘いだ!」

 

『気合を入れよ!!』

 

そう叫び横一列に並ぶ

 

「抜刀ォーーー!!!」

 

「突撃ィーーー!!!」

 

そう両陣営が叫び戦闘が始まった

 

ほぼ同時刻

 

ピニャ殿下の屋敷へゾルザルの将軍3人がやって来た

「ピニャ殿下 ゾルザル陛下がお呼びです、来てください」

 

「なんだ・・・?しょうがない・・・すぐ行く」

この時ピニャは何か嫌な感じがしていた

 

皇宮ー

「兄上!いかがなされた!」

「おう、ピニャか、」

 

「俺は思ったんだがな、今の帝国に貴様はいらない・・・いや邪魔だ」

 

「じゃあ何か!妾を処刑するつもりか!兄上が皇帝になったとてそのような暴虐は許されざることだ!」

 

「まぁ落ち着け、いくら俺とて妹のお前を処刑するのは気が引ける

そこでだ、お前には牢に入ってもらう」

 

「何をぬかすと思えば!妾がこの状況下で易々と牢屋に入るとでも?」

 

「・・・・仕方ない、やれ!」

 

「!?!!何を!」

 

ゾルザルのが合図をすると何処からか煙玉が投げられてきて

ピニャの目の前で煙を噴き出した、瞬く間にゾルザルのいる大広間に煙が充満し始める、ゾルザルの部下達は避難し始め

ゾルザルの方はテューレが現れ大うちわで扇いで煙がこっちまで来ないようにしていた、

 

煙が収まるとそこには、煙玉で気絶したピニャが倒れていた

 

「あとは頼んだぞテューレ」

「了解しました陛下」

 

「よし!殿下を南宮の地下牢へと連れていきなさい!」

 

担架にのせられたピニャは馬車に乗せて移動されられ

ゾルザルの南宮へと連れていかれた

そしてーー

「・・・はっ!!ここは!」

 

ピニャが目覚めたらそこは地下牢だった

ピニャのつけていた鎧や剣は取られ服装はほんとに簡素な物になっていた、奴隷服よりはまともな感じである、手足は自由だった

 

「くそっ!!兄上!汚い真似を!おい!ここから出してくれ!」

しかし看守は完全にゾルザル派らしく聞く耳を持たなかった

 

「なんて事だ・・・このままでは何もかもが手遅れになってしまう・・・」

ピニャはベッドに腰をかけて頭を抱えた・・・

その頃翡翠宮のちょい手前

 

薔薇騎士団に撃退された掃除夫&帝国兵達がいた

「敵はたったの300、しかも殆どが女や兵役落ちの予備兵・・・

クソぉ兵の士気が足りなさすぎる、いっその事兵士達の家族をネタに無理やり士気を上げるしか・・・・」

 

「もう引き上げたの!あんな奴らも倒せないの?ルフルス次期法務官」

 

「それが兵の士気が驚く程低く・・・」

 

「言い訳は欲しくないわ!ゾルザル陛下が待ってるのは勝利の報告!

ただそれだけのみ!」

 

そう発破をかけると馬に跨り皇宮へと走り去った




角勇五郎兄さぁ~~~ん!!!
よっぺいの炉心融解を聴いた
炉心融解そのものが好きになった

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