GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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夏休み突入!
テストの件で全然楽しめないぜ!
ヾ(*ΦωΦ)ノ ヒャッホゥ


36話 ゾルザルの取巻き

「くそ忌々しい!」

 

・・・

「そう言えば妨害工作の件はどうなった?」

 

「はい・・その事なのですが

まだ連絡係が来ていないのです・・・」

 

「おかしいな・・・もうそろそろ来てもおかしくない頃なのに・・・まぁよい今は軍部と主戦派の支持を集めるのが先だ、クソッ講和交渉だけは止めたかった!!!」

 

会場へと入る大扉に皇帝モルトの姿があった

 

「父上!戦は百戦百勝とは限りません!一時は不利にもなりましょう!

だからと言って講和交渉を早々と進めるわけにはいきませぬ!帝国はまだ戦える、今を克服してこその帝国ではまありませぬか!」

 

「ゾルザルよ・・・・戦は始める前にどのように終わらせるかを考えておくものだ、予定通り行かぬのなら傷を広げぬうちに終わらせねばならぬ、戦えなくなれば交渉すらできなくなるのだぞ」

 

ゾルザルはモルトに反論しようと声を荒げるがテューレに咎められてしまう

 

 

「「モルト皇帝陛下並びに皇太子ゾルザル殿下、皇女ピニャ殿下の御入来ーー!」」

 

「おっ始まった」

ヨードルは食べながらそれを見ていた

 

その裏でテューレは復讐のために着実に用意を進めていた

 

その一方、ドイツ軍側も宮殿内に侵入しており毒を盛る機会を伺っていた

 

会場ーーー

「先頭がモルト皇帝、その後がゾルザル皇太子」

「彼がか?」

 

「皆よく帰って来てくれた!! マオロ男爵壮健そうで何よりだ!

カラスタ候爵!怪我はないか?」

 

ゾルザルは次々と帰ってきた帝国軍人を労い始めた

それを遠巻きに見ていたヨードル達は

「なんだ?」

「皇太子が謁見の順番を無視したそうですね」

「勝手なやつだな」

 

ーーーしばらくして

「ゾルザル殿下!」

そう言われゾルザルは周りを見ると声をかけて回っ帝国兵達が沢山いた

「我ら慮囚の辱めを受けた我々を、殿下は暖かい労いのお言葉をおかけになってくださいました、心が洗われる気がしました、なれど為す術もなく倒れた兵や捕らわれた兵多くの将兵を思うと心休まりません

そしてベルリン戦没でーーー」

 

ベルリンの街中に煙が上がっている

空ではドイツ戦闘機がワイバーンを次々と撃墜していた

 

街ではII号戦車や装甲車が戦闘が起こっている場所へと向かっていた

 

迫り来るオークの群れに向かって榴弾砲を撃ち込むと、面白いようにオーク達が吹き飛んだ、

「来るぞっーーー!!!」

そうドイツ兵が叫んだ先には門に我先にと突進してくる帝国騎兵であった。

「第IV軍団我に続け!門までの血路を開くのだ!」

「射撃用意!てっーーー!!!!」

MP40、k98k、MG34の銃口が一斉に火を吹く

「ぐわぁ!」「ぎぇやぁ!?!」

鮮血が飛び散り悲鳴が谺響する、辺りは阿鼻叫喚の地獄と化した

 

とある路地ーーー

 

「マオロ!後続はついて来ているか!」

「ダメです悪所の様な路地で散り散りに!」

「くそっ門を奪われる前に我らも引くぞ!」

 

「ヘルム子爵!前を!」

「!?!」

 

ヘルム子爵にはドイツ兵がこちらに銃を構えている姿が見えた

そしてこれが彼が見た最後の光景であった

次の瞬間彼の頭は撃ち抜かれていた

そのまま馬も撃たれ転倒した、その勢いで後ろに付いてきていた

マオロともうひとりの兵も巻き込んでしまった

 

「くっ!足の骨が折れた!」

「クソ!野蛮人めが!剣を取って戦いやがれ!」

そう言うともう1人の兵が剣を抜き取ってドイツ兵に突撃していった

「待っまて!マルケル!」

彼は敵に斬り込むことなくMP40で蜂の巣となった

 

その後動けなくなった彼はドイツ軍に捕まってしまったーーー

「この身に受けた屈辱と死神の足音に震える日々」

「殿下!雪辱を!このまま帝国が不利な講和を結ぶなぞ耐えられません!殿下!」

 

「まだ戦は終わっておらぬ、貴公らの力量を示す機会はこの俺がいずれ作ってやる、その時をしばし待つのだ・・・・」

 




ゾルザル、ピニャー、ディアボの中でどれが良いかと聞かれたら
うーんまぁディアボはねぇな

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