まぁぺパロ二には及ばんがな!
「「イタリカにいる部隊は直ちに都市の入口を封鎖せよ!」」
「「イタリカの住民に告ぐ!戒厳令が解かれるまで夜間外出を禁ず!
破った場合には処罰を受ける事となる!」」
イタリカ市内に設置されたスピーカーからはそのような事がガンガン
流れていた
「貴様ら!そこを動くんじゃないぞ!」
ドイツ兵が市内の巡回に当たっており
遠くにはルノーFT-17が警戒に当たっていた
しばらく経つと調査隊がアルヌスからやってきた
車から降りてきたSSが第四旅団バッベル大佐に質問する
「バッベル大佐!今の状況はどうなっている?!」
「ハッ!今のところは騒ぎになってはおりません、
フォルマル家についても暴動が起きそうな気配はありません」
「わかった、それではいくぞ」
フォルマル家屋敷〜〜
重々しい空気の中メイド長が口を開く
「一体何があったのでしょうか・・・」
「えーーメイド長、これを見ろ、これは当家の信箋だな?」
「はい・・・これは間違いなく当家の信箋です、これがどうしたのですか・・・?」
「実はこの信箋には我々が保護したドイツ国民を暗殺せよ、と
書いてあった、この手紙はお前らのメイド、デリラのところに届く予定だった、なぜこんな命令をした?」
「そんなッ・・・今この様な状態でそんな事命じませんし、
第一私共はアリーセという人物は存じません」
「しかし、この信箋にはフォルマル家の公印があるぞ?」
「・・・しばらくお待ちください」
フォルマル家地下〜〜
そこで公印を勝手に使用し、例の手紙を送ったと疑われている
バーソロミューがペルシアとマミーナから拷問を受けていたが
なかなか口を割らなかった
すると地下に誰か入ってきた、
「なんだここはァ〜馬鹿にくらいナァ」
そこにはさっき話をしていたSS大佐の後ろにいたSS少佐とカバンを持った数人のSS隊員がいた
「我がドイツの医学薬学は世界一ィィィ!できんことはないィィーーッ!! さぁ!この老人に真実の血清を打つのだァァーーーッ!!!」
そういうとカバンを持ったSS隊員が中から液体が入った注射器を取り出した
「これを打ち込むとお前は思考が低下し、何でも意思に関係なくべらべらしゃべる、まぁ誰かとの約束は破ることにはならんから安心しろ」
そういうとバーソロミューの腕に真実の血清を注入した
イタリカ市内〜〜
「待たんか!コラ!」
「そっち行ったぞ追え!追え!追え!!!」
ピピッーーーー!!!!
バーソロミューの話により、この暗殺の話を持ちかけた「行商人」が潜伏していると見られる宿へと言ってみると、今晩逃げようとしたのか
はたまた夜明けに逃げようとしたが、逃げそびれたのか、宿にいた男がドイツ軍が来ると窓から飛び出して屋根伝いに逃げ始めた
ドイツ軍はなんとしても生け捕りにしなければいけないため
必死に追いかけている最中なのである、
「クソ!アイツどこに行った!門は閉めたから出入り口からは出られないはずだ!必ずイタリカのどこかにいる!探し出せ!」
目撃証言やドイツ兵の証言を聞き、似顔絵を描き
指名手配ポスターを制作し、
イタリカ防衛隊のドイツ兵を総動員して捜索した
それから5日後〜〜
男は使われなくなった小屋の中で
変わり果てた姿で見つかった
男は短刀で腹を切っており、おそらく最早これまでと思い自害したのだろう・・・・
GATE9巻買ったぜ