GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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29.5話 Einsatzgruppen

イタリカーーー

 

盗賊団襲撃以降ドイツ軍が治安維持を行うという理由で、一旅団がイタリカに進駐にした、実質イタリカ占領である

街中にはハーケンクロイツの旗が掲げられ、城門にはたくさんの高射砲や対空機関銃が空を睨んでいた

 

イタリカの全部の入口に検問所が設けられ通行証を持っていない者は入念な検問を受けないと入れない、荷車を引いて入る者は所有者の意思関係なく荷物を引っ掻き回されてから通される、

少しでも変な物があると尋問され追い返されてしまう

その為商人達はイタリカを敬遠するようになってしまった

結果街中にはアルヌス労働戦線の店が立ち並んだ

もちろんこんな状態を快く思ってない人もいるわけで・・・

イタリカのとある建物の一室でヒト種や竜人種、獣人種達が話し合っていた

 

「異世界から来たというどいつぐんとかいう奴らが、どうにも気に食わん」

 

「あいつらはミュイ様を操ってイタリカを意のままにしようとしている、今我々が立ち上がらなければどうする!」

 

「それにあいつら街中に似たような旗を立てやがって、一律に動くオートマタみたいで気味が悪いぜ」

 

「今こそアタシ達がこのイタリカを取り戻さなきゃ行けねぇんだ!」

 

「そうとわかれば今夜すぐに行動を移そう、このイタリカを悪しき奴らに渡してはならない」

 

ーーーーーーー

 

(アルヌス労働戦線イタリカ店、深夜に何者かの襲撃を受ける)

 

そう特地語とドイツ語で書かれてる新聞を見ながらドイツ兵ははコーヒーを啜っていた、

「こんな事したら、SSの奴ら黙ってねぇだろうなぁ」

「あぁ、遠くの方で騒ぎが起こっているな、変なことしないでもらいたいよ全く」

 

アルヌス労働戦線イタリカ店ーーー

破壊された店前でその店の店主がSS隊員に事情聴取を受けていた

「これは手痛くやられましたな、」

 

「はい、幸い深夜だった為人的被害は無かったのですが、商品や店は全て滅茶苦茶にされてしまって・・・・」

「まぁ補償金も出ると思いますし気になさらないで」

 

その後の事情聴取で、竜人や獣人が犯人だという可能性が出てきた

犯行理由は確実にドイツへの反抗であろう

 

危険分子は消さなければいけない

 

そしてついに居場所を突き止めた

 

ーーーーー

イタリカのある建物の一室ーーーー

「この前の襲撃は上手くいったな、この調子で少しでも嫌がらせをすれば、店側は嫌がって自ら離れていく」

「あいつらが強がっているのも今のうちだな」

 

「次はどんなに計画を立てる?」

そんなことをしていると一人の獣人女が耳をヒクヒクさせる

「ちょっと待って、こっちになんか来るよ・・・・」

「まさか! もう奴らが来たというのか?!」

遠くから徐々にではあるが車のエンジン音が近づいてくる

「取り敢えずアンタとアタシは棚の隠し扉に、アンタら二人は床に隠れな!」

ゲリラの隠れ家に着いたSS隊員と部下は扉をノックする

返事がない

さらに強く叩く

返事がない

拳が痛くなるほど叩く

返事がない

SS隊員が合図をすると、部下が銃床で扉をぶち壊した

 

「奴らは何処かに必ず隠れてるはずだ!探せ!」

 

(もうとっくに逃げてんじゃねぇのか)と思いながら部下達は探し始めた

クローゼットや戸棚をひっくり返し調べる

 

そんな時壁を叩いていたSS隊員がきずく

「おい!ツルハシ持ってこいこの壁の中にいる」

部下が持ってきたツルハシで壁を壊した、そこには

観念した様子でこちらを見ていた獣人の女と顔が青ざめている竜人がいた、

「おい、他の仲間は何処に言った?聞いた話によると4人はいたそうじゃないか」

 

「ケッ!そんなの知らねぇよ」

そう言うと獣女は銃床で殴られた

ギシッ・・・ギシッ・・・・

「ん?・・・・・・良かったわざわざ聞き出す手間が省けた」

「残りの奴らは床下だ!」

すぐさま床が開き暗闇から2人の男が引っ張り出される

 

 

 

そしてーーーーー

朝になりイタリカの広場には「愚かな私達はドイツ軍に反抗しました」というプレートを首にかけられた4人が吊るされていた・・・・




なんだかよくわからないのを書いてしまったな

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