GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

27 / 75
26話 講話への道

ディートリッヒ達が下で待ってる隊に転がるように逃げた後

空から数台のスツーカ爆撃機がモゥトとジゼルに迫ってきていたのである、

数分後、さっきまでいた山のあたりからジェリコのラッパが聞こえたと思うと爆弾が落ちた音が立て続けにおきた

 

 

またしばらくしてから

2匹の竜の死体を調べるために組まれた隊と共にディートリッヒは近づいていった

ロゥリィが言うには亜神はすぐに回復するとの事

あれぐらいの爆発はどうという事ないんだとか

 

「じぃ〜ぜる〜幽閉させてあげるからぁ出てらっしゃ〜い」

 

「ゆっ!幽閉・・・ それだけは勘弁だぜ・・・・」

 

なんやかんやで無事にアルヌスへと帰還する事が出来た訳だが

特地民が渡してきた賞状やマントなどは全部上層部などが分散して持っていったそうだ

(ダイヤは国庫に納まった)

 

ここは帝都

皇宮のあるサデラの丘

南宮ーーー

 

この中でいろいろやばい事をしていた

うん、いろいろなんか書けない

あえて言うならドーナツに胡瓜をポーン!!

事が済んだ後マルクス伯がやって来た

何でも元老院議員の一部に不穏な動きがあるとか無いとか

そして講話交渉を有利に進める為、捕虜の身柄と引換に譲歩を迫られてるに違いないという事を告げると

「卑怯な・・・肉親の情に付け入るとは・・・よし!馬を用意しろ!」

 

そう言うとゾルサルは屋敷から出ていった

帝都郊外、皇室庭園ーーー

そこではピニャ殿下主催の園遊会が開かれていた

しかしそれは完全なるFAKE

やってる事はドイツとは何ら関係の無い物だった

 

近くの森ーーーー

ターーーン

タターーーーーン

バンバンバン

ブワァァァァァ

そこでは講和派の議員たちがドイツ軍の機関銃や歩兵銃、短機関銃を試し撃ちをしていた

銃器の威力に呆然としているキケロ卿を見て、ピニャは

(これがジュウの威力だキケロ卿)

「こ、、これはどうやって作る?売ってくれまいか?」

「どうやって作るか分かりませんし、買ったこともありません、仮に買えても敵国の人達に強い武器を売り渡すような馬鹿なことはしません」

「えーー次はあちらの斜面に注目!」

そこでは8cm迫撃砲での発射訓練が行われていた

ドン!と大きな音がしたと思うと遠くの地面が爆発した

 

「これは、、、どのくらいまで届くんだ?」

「えーーと、ここの単位で言うと、2リーグ前後ですかね」

「2リーグ!!??!」

「遥か彼方だ、」「魔法も届かぬ」

「戦場がほぼ収まってしまうぞ」

 

「・・・もう一つあのジュウと呼ばれる武器を貴殿らはいかほどの数揃えておるのだ?」

「えーー最低でも1人一個はこの歩兵銃を持ってると思ってよろしいです」

 

一人一つ・・・戦えば負けるいや滅びる・・・

 

ピニャは殿下はすでにこの結論にーーー

 

「ヨードル殿なぜドイツは講和を求めるのか?戦えば勝てると分かっているのに、」

「それは、平和、他にもお互いに消耗の少ないうちに済ませたいからです」

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。