GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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エルベ藩側砦を歩哨していたドイツ軍兵士。歩哨が前方に何か喋っている人を発見する。
それは 空耳ではなく 体全体が黒くなったエルフ 「ダークエルフ」 であった。


23話 ダークエルフ登場

(「前方に襲撃された村を発見した、生存者を確認する」)

「生存者はいたか!」

「イェアア、村人の死体だけです!」

「わかった(対空監視を厳重にして、前進!)」

 

 

「帝国側国境砦は無人の模様、炎龍に襲撃されたようです」

「デアビスの領主に聞いたとおり、アルヌスの敗戦に加え、炎龍に襲われて撤退したようだな」

「テュベトの領主は代わってなければワット伯のはずじゃ、彼は炎龍なぞ恐れんぞ」

「よし、このままエルベ側の砦へ前進」

エルベ藩砦ーーー

 

ワット伯が炎龍の事で頭を抱えていた時、家来の1人がすっ飛んできた、

 

「ワット伯!何かが帝国側よりやって来ます!」

「なんだと?まさか帝国軍か?!」

(((ワット伯!!ワット伯はおるか!!)))

「この声は?!」

「ワット伯!あれを!」

そこにはスピーカーを載せたコマンドカーがあり、そこからデュランが喋っていた、

(((おう、おったか儂じゃデュランじゃひさしいの.ご苦労じゃった、アルヌスから帰ってきたぞ!)))

「へっ陛下!よくぞご無事で!」

「閣下!あれを!!」

 

砦に迫ってきていたのは

III号戦車と高射砲を牽引しているトラックの大軍が迫ってきていたのである、

 

夜ーー

 

砦では炎龍についての情報を教えてもらっていた、

外ではドイツ軍が歩哨をしていた、

(もしそこのお人 今からそちらに行きますからの)

「お前なんか言った?」

「俺は何も言ってねぇよ」

「俺は聞こえたぞ!」

「探照灯照射!」

近くにいた兵がSW-36サーチライトを声のする方向に照らした

そこには年老いたダークエルフ達が並んでいた、

「そなたらが灰色の人か?」

 

 

そのことを砦の近くで他の部隊と一緒に野営していた第三偵察部隊と3人娘(1人だけBBA)&ヤオの耳に入った

「長老達だ!しかしなぜ分かったのだろう?」

「とりあえず長老達ならヤオ、早く行った方がいいのでは?」

「そうだな!それでは一旦失礼する!」

ディートリッヒは出ていくと近くで寝ていたテュカの顔を見た、

(彼女の父は炎龍に殺された・・そして我々はその炎龍を倒しに行く・・、テュカ達を連れていくことで一緒になって炎龍を倒し、仇をとったという風にできればいいのだが・・問題はどうやって父の死を認めさせるか・・・)

「んん・・・ふぁ・・おはよう・・ディートリッヒ・・・」

「テュカ、まだ夜だぞ・・」

「こんな遠くまで来たけどパパ心配してないかな・・」

「おぅふぅ・・・大丈夫だろ、」

コーヒーを啜りながら考える

「このまま真実を喋るか、合わせるか」

しばらく経ったあと

 

ディートリッヒは重々しく口を開いた

 

「なぁテュカ・・お前のお父さんのことなんだがな・・・・」




ガルパン劇場版DVDを予約できて嬉しい福島の息吹でございます、
ほんとテュカの所が難しいです、
それとバーチャファイター2を買いましたジェフリー強すぎだろ・・・

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