GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

23 / 75
(本国では)雪の舞う季節。ディートリッヒ達は自動車ででデアビスへと向かっていた。
ロンメル将軍「さあ皆さんもうすぐデアビスよ。ベルトを閉める用意をしましょうね」



22話 恐怖!ドイツ軍が大軍でやってくる

1940年、特地

 

そこでは炎龍退治に向け、着々と準備が進められていた

そして遂に出発の日を迎えた

「ロンメル司令、すべての準備が整いました!」

「こちらもすべての高射砲部隊の準備完了!いつでも出発できます」

「工兵部隊、準備出来ました!」

「輜重部隊、準備よし!」

「よし!炎龍討伐部隊進発準備完了!」

「よろしい、ロンメル将軍、

第一目標地点デアビス近郊

ロマ河渡河予定地点、第二目標テュベトのエルベ藩王国国境砦!」

「途中でドラゴンに遭遇するかもしれんからな、警戒を怠るんじゃないぞ!」

「それでは・・」

「Panzer vor!!!」

 

ヤオはディートリッヒ達と一緒に第三偵察部隊の面々で、炎龍討伐部隊と一緒に峡谷を目指した、

 

しばらくして、、

「スタックした!手伝ってくれ!」

「パンクしたぞ!修理急げ!」

「あぁ〜牛邪魔だ!どけ!」

 

「なかなか進まんな、まぁこんな長距離の行軍も初めてに等しいからしかたないけどなぁ」

 

デアビス 巨大河川

「さぁどうするか?」

「まぁあの橋を使うしかありませんね」

「でも街に入っては行けないという風に言われているぞ」

「そんなことでいちいち気にしてたらダメですよ、まぁ任せてください」

デアビスの街

「どいたどいた!引かれてもしらんぞ!」

街に入ろうとしたら、警備兵がすっ飛んできた

「待ってくれ!!領内通過は認めたそうだか、街の中に入ってもいいとは聞いてないぞ!」

「我々は炎龍討伐に行くのだ、ここの橋だけしかないのにどうやって

これだけの物を向こう岸に運べというのだ?」

「そんなこと言われても」

「貴様と話しても無駄だ!領主を呼べ!」

そんな訳で、ロンメル将軍含む、数人のドイツ軍将校が屋敷に入っていった、

デアビス領主の屋敷

「私達は領内通過は認めましたが、街中を通っていいとは言ってませんぞ」

「やれやれ、領主殿貴方も頭がお硬い、貴方は目先の事しか頭にない」

「どういう事ですかな?」

「つまりは、炎龍がそこらに出没しており、実際にいくつがの街に被害が出ており、壊滅した街も確認されます」

「つまり、我々を通過させ炎龍を倒し、街に炎龍が永遠に襲いに来なくなるか、領主殿が我々を追い返しその後炎龍に襲われ壊滅するか、の二択です、」

「なっ、なるほど・・・」

「まぁ貴方達が絶対に通さないのであれば、こちらも色々と考えがありますがね、」

ここでやっと緊張でなのか、喋らなかったロンメルが口を開いた

「まぁそういう訳で、お互いいざこざも起こしたくないですし、

ここは一つお願いするよ、」

「・・・・分かりました、街中通過を許可しましょう・・・」

 

こうして炎龍討伐部隊はデアビス街中通過を許されたのである。

 

 


▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。