「やれやれやっと記者会見が終わった」
記者会見が終わったディートリッヒとテュカ達は、ピニャ達のいる執務室へと向かうと一人のSS隊員がやって来て、ピニャ達は総統とほかの高官と共にベルリンに近いテンペルホーフ空港にむかったとのことを話した、
「なんだ、しょうがない俺達もそっちに行くから車出してください」
「ねぇ、ディートリッヒィ、空港ってどういうとこなのぉ?」
「空港ってのは、でかい飛行機が沢山飛び回ってるんだよ、」
「よく分からないけどぉ凄いとこなのねぇ」
「車が用意できたらしいから乗ろうか、」
しばらく車に乗って数十分テンペルホーフ空港に着いた
「あっあれ、、、」
「空飛ぶ、、鯨?、、、」
「ああっ、あれは飛行船だよ」
レレイとテュカが最初に反応したのは目の前を飛んでいる巨大な飛行船だった
同時刻空港の屋上にヒトラーとその部下と一緒にピニャとボーゼスが唖然とした顔で飛行船を眺めていた、
「あんな、、、巨大な物が飛んでいるなんて、、、」
「まるで鯨だ、、、帝国とは桁外れの技術だ、、、魔法でもこんな芸当は出来ん、、、、」
「どうです、我が軍の自慢の空軍は?」
そう言って自慢げにヒトラーは話しかけた、そして時計を見ながら
「もうそろそろですかな」
向こうの空から戦闘機群が綺麗にパレード用のハーケンクロイツの編隊を組み飛んできた、
しばらくこのような戦闘機群の曲芸のような見事な飛行を見せられ、
「なんて、、、凄いんだ、、、」
(改めて帝国がとんでもない国と戦争を始めてしまったことを再確認してしまった、、、)
「総統そろそろお時間です、殿下達を特地に返さなくてはいけませんし、、」
「うむそうか、それでは殿下、我々はいつでも殿下達を歓迎しますからな、」
「はい、分かりました、、、」
ピニャ達は何とか歩きながら、ディートリッヒの待つ車まで歩いてきた
「どうでした?」
「何もかもが違かった桁違いだ、、、、、」
頭を抱えながらそう言うがまぁそうだろうな
そしてーーー特地
入口にはゲルハルドが待っていた
「記者会見お疲れさん」
「すごく緊張したよ、」
その後、ピニャ達はイタリカに送りそこから帝都に送ってもらった
そして3人組もキャンプ地へと送った
その後政府から外交官のアルフレッド・ヨードルが帝都へ秘密裏にやって来た、一応総統も帝国側が講和にのってくれることを望んでいる、その理由は無駄な弾を使わずどれだけ利益を取れるか、帝都をいかに傷つけずに手に入れるかというのもある、ヒトラーは帝都をゲルマニアのような大都市にしてしまおうと思っているのだ、もちろん本命は本国ドイツでゲルマニアを築くことではあるが。
このようにしてドイツは徐々に帝国を崩していこうとしていた
次回 17話 とことん運のない黒エルフ、ヤオ・ハー・ディッシュ見参