GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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帝国よ、どこに行こうというのだね?君は今ドイツ軍によって喉元に短剣を付けられているのだよ



15話 門の向こうにドイツはホントにあったんだ!

総統執務室ーー

「こちらです」

執務室へと連れてこられたピニャ殿下とボーゼスは

近くのソファーに座らせられた

「こんにちは、私は空軍元帥のヘルマン・ゲーリングです、今後ともよろしく、しかし今回はあなたの国はとんでもない事をしてくれましたね、」

「はい、、、すみませんでした、、、、、、、」

(何言ってるのですか!殿下!!)

などと話ている所に

「もうすぐで総統がここにいらっしゃいますので準備を、」

数分後ーーー

扉が開かれそこから1人の男性が現れた

目の前にいる一人の男が、この圧倒的な軍隊を率いている国の王だというのか、、

父は王冠やマントなど割と派手な格好をしているのに対し、この総統という男は灰色の服(スーツ)を着ていた、

すると近くにたっていた、男の殆どが入ってきた一人の男に向かって

「「「ハイル」」」!!!

と右手を上げた

「うむ、」

灰色の男も手を直角に曲げるように手を上げる、

この光景に2人は驚き勢いよく席を立った

そして特地語を習った通訳をはさんでの会談が始まったが、言葉は何となくわかるぐらい似ていた、

「こちらの方は大ドイツ国、国家社会主義ドイツ労働者党のアドルフ・ヒトラー総統、こちらは帝国皇女のピニャ・コ・ラーダと騎士ボーゼスです、」

「どうぞ、フランセィア、ボーゼスさんどうぞ、ソファーにおかけください」

「さて、まず私からいいか?帝国とはどのような政治体制、周辺国との関係を教えてはくれないか?」

それを聞いてピニャは丁寧に答えた、本当はあまり答えない方が好ましいのだが、何故か彼から湧き出る謎のオーラのようなものが、話さなければならない気分になっていたのだ。

モルトによる独裁政治、周辺国の不満などをオブラートに包んだ感じで話した。

話も最後になった時資料を持ったヒムラーと言われた男がやって来た。

「では最後にベルリンの戦いでの捕虜の扱いですが、現在国内のダッハウ収容所にいます、」

(きた、身代金の話だな、、)

「総収容人数は約4500人です」

「今のところは何とか大人しくさせていますが、収容所の環境などもあるので、早くそちらの国に引き渡したいと思っています。」

(4500人!?身代金がいくらになるかもわからん、、、)

ピニャは恐る恐るヒトラーに聞いた

「身代金はいかほどに、、、」

「ほう、あなた達が身代金を払うというなら我々もそれなりの身代金額を考えてもいいですが、」

「あっ!!いっいやそういう訳では、、!ううう、、、」

「大丈夫ですよ、その代わりあなたの国には何らかの譲歩を期待していますよ、」

ヒトラーは静かに笑うとピニャとボーゼスの背筋が凍りついた

(彼は必ず帝国を滅ぼすつもりだ、、、)

「殿下、この名簿の中に書いてある若干名なら即座に引き渡すことができます」

そう言いヒムラーは資料を渡した

(この情報があれば子弟を出征させている元老院議員や貴族との仲介がやりやすくなる、何としてでもドイツ国と講和を成功させねば、、、)

「あっあの、今回は無理かも知れませんが一度彼らに会うのをお許し頂けますか?あとその名簿の写も必要になります」

「ボーゼス?」

「差し出がましい事をして申し訳ございません、じつは私の親友の夫がこちらに出征しておりまして、、、、」

「、、、そうか、、」

「分かりました手配をしておきましょう、名簿もすぐ写を持ってきます」

その時近くにいたヘルマン・ゲーリングが総統にこういった

「そうだ、ヒトラー総統、彼女達に我が空軍を見せたらどうでしょう」

「ほぅ、確かに見せた方が圧倒的軍事力を披露することができる、」

「お待たせしました、これが写です、」

ピニャ殿下とボーゼスがそれを受け取った時

「ピニャ殿下とボーゼスさん、ここから少し遠くなりますが我が空軍をご覧に見せましょうか、」

「よろしいのですか?」

(よし、少しでも多くドイツ軍の情報を手に入れなければ、、、」

 

こうして大ドイツ国との一回目の会議は終了した

 




二週間?ぐらい書いてなかったのだろうか?
それとヒトラーについてはとりあえず演説では無かったので50ぐらいのおじさんの様な、そんな感じで書きました

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