ディートリッヒが特地民を連れている時、同じドイツ国内であることを考えている人がいた、秩序警察のクルト・ダリューゲ親衛隊上級大将である、じつはベルリンで数ヶ月前に数件の謎の失踪事件が起こっているのだ、その後に起きたベルリン事件とても無関係とは思えないと彼も思っていたし、秩序警察全体でも薄々考えていた、
失踪者の名前は
ヘクトール・ケスラー(28歳)男性
アリーセ・ベンダ(23歳)女性
ヨーゲル・ベンダ(19歳)男性
いずれもベルリンで行方不明になっている
「この人達が行方不明になってから数ヵ月後に奴らが襲ってきた、、、偶然にしてはできすぎてるとは思わないか?」
「確かにそうですよね、失踪した人は帝国に捕らえられ情報を聞き出された、、それを踏まえた上で帝国は攻め込んできたんですかね?」
「帝国はドイツを占領できると思っていたのか?舐められたものだな。」
彼は連絡のためベルリン本部に来ていたアドルフ・フォン・ボンバルト警察中将と話をしていた。
「やはりこの事が本当なら調べないといけませんね」
「あぁ私もこの事を今日中にヒムラー長官に具申するつもりだ」
「もしほんとに帝国側に誘拐されていたらどうしますか」
「さぁしかし帝国は古代ローマのような感じらしいから最悪の場合奴隷にされていると考えてもいいような感じがする。」
「やばいことになりそうですね、、、」
そこへ
「クルト親衛隊上級大将!記者会見が映りましたよ!」
ベルリンオリンピックで試験的に放送されたテレビは1939年にはポーランド侵攻がなかった為研究を続けある程度作られ、ベルリン官庁街の建物の殆どにテレビが置かれたのである、やっているのはニュースを1日に数時間程度と総統の演説であとはラジオ放送ではあるが、
「これより、、ザザッ特地民による記者会見をザッ、、、始めます」
「おおっ映ってる凄い!」
「でも映像が見にくいな」
「あっ!クルト大将が来るぞ!」
テレビに群がっていた警官はすぐに並びクルトにナチス式敬礼をした
クルトも同じくドイツ式敬礼をした後
「いい、いい、落ち着いていろ」
「大将!お席を!」
「いいっての」
「テュカマルソー、、、ザッ耳は本物なんですよね?」
「はい本物ですよ」耳を動かす
「凄いな、」
「エルフってほんとにいたんだな」
「よく見えないなぁ」
「やはりこのような未知なる存在がいるものだな・・・」
こうして、レレイの魔法に驚き、ロゥリィの歳に驚愕する
「いやぁ凄かったないいものが見れた」
「こんな人がいる世界があるものですね」
記者会見が終わったテレビは興奮が冷めぬ様子でキャスターが喋っていた
外の人達も街頭テレビを見たらしくざわついていた。
ほんとにクルト・ダリューゲ親衛隊上級大将はこういう人なのかわからないので想像で書きました、保安警察もあったからうまいこと行かない気もします、テレビの話はポーランド侵攻がなかったからっていきなり官庁街建物全部に与えられるほどってのは無理があると思います。まぁお話だから・・・
それではみなさん良いお年を