さて、この帝国の領地イタリカでの出来事のきっかけを作ったディートリッヒが本土に話に行かなければならなくなった。
レレイ、ロゥリィ、テュカそしてピニャとボーゼスを連れていくこととなった。
「あぁーしょうがねぇな、しかし遅ぇなあいつら」
「あっ来たみたいですよ」
「チャッチャっと乗ってください」
「出発!」
キューベルワーゲンと装甲車がイタリカを出ていく
(この身はグリフォンの口に飛び込むことになろうとも、これ以上ドイツグンが動く事態は阻止せねば、、、)
しばらくして、、、
アルヌスに近くなり、空には試験中のフォッケウルフ アハゲリスが飛んでいた、「殿下、アルヌスです」
「もうか? 、、、聖地とはいえただの丘だったはずだが、、、」
「麓を掘り返していますよ」
近づくにつれ、色々な部隊が訓練をしていた、射撃訓練をしている所の横を通った時ピニャ達が
「あの杖、、、ディートリッヒらのと同じもののようだがドイツグンの兵は皆、魔導師なのか?」
「もしかしたらドイツグンには希少な魔導師を大量に養成する方法があるのか?、、、」
するとレレイが
「違う、あれは魔導ではない、ジュウやショウジュウと呼ばれる武器」
「武器?!」
「原理は簡単、炸裂の魔法が封じられた筒で鉛の弾をはじき飛ばしている、武器であるなら作ることが出来る、、、とするとすべての兵に持たせることもーーーそう、ドイツグンはそれを成しジュウによる戦い方を工夫して今に至る、、、そしてショウジュウのショウは小さいで、対となる物がある、」と軽く戦車も紹介した
これを見てピニャ達は口をパクパクしていた、
「なぜこんな連中が攻めてきたんだ?」
「そりゃオメェらがうちらの国に攻めてきただからだろぉぅ?!!!」
「てめぇはほんと何もわからないのか?!」
と、搭乗していた隊員が半ギレで言ってきた、
「なっ何もそんなに言わなくてもいいではないか、、、」
「帝国はグリフォンの尾を踏んだ」
と、レレイは冷静に言った
するとボーゼスは、
「てっ帝国が危機に瀕しているのに、帝国臣民としてそのいい草はなんですか!!!」
隊員呆れ顔
「呆れて何も言えねぇ、、、」
「私は流浪の民ルルドの一族、帝国とは関係ない」
「はーい私はエルフでーす」
ロゥリィはかまぼこ目で笑う
(帝国は国を支配すれども人心は支配出来ず、、か)
「はーい俺はドイつっいてっ!」
「お前は混ざるな」
などの兵隊のやり取りのあとアルヌスの基地に着いた
とりあえずロゥリィとテュカはプレハブで降ろし、
特地ドイツ軍司令部に着いた、すぐにある一室に通され、
「いや、お待たせしました、」司令官であるエッケルト大将が来た、その後にゲルハルトもついてきた、
「すみませんな、レレイはん帰ってきたばかりなのに」
、、、、、そこではイタリカで何があったのか、バラ騎士団が入城した時ディートリッヒに何をしたのかを話した、
ー兵舎ー
「うーんやはり、でかけた後のご飯はうまい」
「結局ナインハルトのKar98k廃銃だとさ」
「あいつ白兵戦凄まじかったんだって?」
「おう、凄まじかったわ、だけどあいつどこも身体壊してないぞ、」
「まじかい、どんなバケモンだよ」
「てか、隊長どこ?」
「報告書書いてるんでないの?」
「明日、隊長ドイツに戻って報告、取材を受けるのか、合わんなぁ」
「コラッそこ!もたもたせずに食え!」
ーーディートリッヒーー
イタリカでの出来事をタイプライターで必死にまとめていた
「俺はこうゆうまとめ作業は大嫌いなんだよ、ちきしょう、まぁこんなもんかあぁー疲れた、少し何か腹に入れてから寝よ!」
その時
レレイが入ってきた
「なんぞね?こんな時間に?あっ通訳、、お疲れ様です、、、、」
「ディートリッヒ、キャンプに送って、、、疲れた、、、zzzz」
あまりの部屋のベットに寝かせたあとディートリッヒも一緒に寝てしまいましたとさ。
少し遅れましたが投稿します、他に新しく別の話も書いたのでそちらも見ていただければ幸いです。
心が疲れてきた