GATE ドイツ軍 彼の地にて、斯く戦えり   作:イブ_ib

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遂に10話目!
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10話 イタリカ進駐

イタリカに向かう道でたくさんの騎士団の馬が、ディープインパクトもかくやという勢いで走っていた。

戦闘で走っていたのは金髪の女性で頭にでかいリボンをつけていた、

「ボーゼス!急ぎすぎだ!後続が落伍してるぞ!」

ボーゼスと呼ばれた女騎士は、

「まだ遅い!ピニャ姫様が私達を待っておられるのよ!」

「しかし!」

「今は少しでも早くイタリカに到着することが先決!数が足りなくとも、戦い方はあるわ!」

 

、、、イタリカ

戦闘の終わったイタリカでは、イタリカの今後について、ピニャ殿下と攻撃した第四旅団の大佐、アルメング・バッベルとディートリッヒ達が出席した。

その話し合いの間でピニャ殿下は玉座に座っていたが、目が死んでいた。

(なんだこの惨めさは勝利の光陽感もない、・・・・当然だな勝利したのは使徒ロゥリィと敵であるはずのドイツコクボウグン・・・鋼鉄の翼竜、大地を焼く強大な魔導、あの力が牙を剥けば帝国の穀倉地帯たるイタリカは陥ち、妾とミュイ公女は虜囚の辱めを受ける、だが民は単純だドイツコクボウグンを歓喜の声で迎え入れるだろう、彼らが開城を迫れば妾は取りすがり慈悲をーーー妾が敵に慈悲を乞うだと!?帝国の皇女たるわ妾が!?あぁ今ならどんな屈辱的な要求にも屈してしまうかもーーー)

ハミルトンが口を開く

「捕虜の権利は我が方にあるものと心得ていただきたい」

「我々としては情報収集として3.4人頂ければそれでいい」

、、、、、、

 

そして条件は、

ひとつ。ドイツ軍は、此度の戦いで得た捕虜から任意で3ー4人を選んで連れかれるものとする。

ふたつ。フォルマル伯爵家には手を出さないが、イタリカの防衛目的で我軍の部隊を最低一旅団を駐留させる、イタリカ側は部隊に食料を分けるだけで良い

みっつ。我々のイタリカ付近の資料調査の許可を求める、

ほかにアルヌス労働戦線はフォルマル伯爵家領内とイタリカ市内における交易において、各種の租税を免除させる、アルヌス労働戦線の店を自由に出店することを認める。

よっつ。以上の協約発効した後はアルヌスとイタリカの往来の安全を保障する。

等など

(・・・なに?!!ふたつめは殆ど占領すると言ったようなものではないか。しかしここで拒否をすれば、間違いなく武力で開城を迫る・・・背に腹は変えられない・・・」

そして調印は終わった。

その日の内にイタリカには

ハーケンクロイツがはためくようになった、そして盗賊殲滅に来た戦車と装甲車の部隊の半分は、アルヌス陣地へ戻っていった、もう半分は早速イタリカに駐留する様だ、ディートリッヒ達もイタリカに残った。




ここから原作と変わっていきます。

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