更新が遅れたようで申し訳ありません。次はなるべく早く書く予定です。
人同士の争いという物は相手が受け入れられないという理由だけで発生する訳ではない。
相手を恨み、妬み、そして人は自然と相手と争うという選択をしてしまう。
相手を羨み、願い、そして人は必然と相手と争ってしまう。
理解していても、人は争う事を止める事は出来ない。
意識していても、人は争う事を止める事は無い。
二人の美少女が相手の事を意識して早数分。濃淡の違う金髪を風に揺らしながら、お互いに不機嫌を隠す事もせずに相手を睨み続けている。
何故目の前にシャルロット・デュノアが居るのか。
何故目の前にセシリア・オルコットが居るのか。
互いに互いを冷たく睨めつけて、心の中で舌打ちをする。
『自分だけ』だと思っていた事が『自分たち』になってしまった。その差は大きく、同時に相手など今スグにでも蹴落としたい気持ちでイッパイだった。
例え同盟関係であれど、これだけは譲れないし、譲るつもりなど毛頭ない。
「あら、シャルロットさん奇遇ですわね」
「そうだね、セシリア。そんなにオシャレして、ドコかに買い物かな?」
「ええ。嬉しい事に穂次さんが
「アハハ、ソレは勘違いじゃないかなー。穂次は
「オホホホホ、そちらこそ耳がオカシクなったんじゃありませんこと?」
数分の膠着状態から売り言葉に買い言葉。不機嫌を露わにしていた表情に笑顔を貼り付けて、やや棒読みであるが、大凡いつもと同じような穏やかな声で相手に喧嘩を売る。
もしも、瞳から何かしらの光線が出るのならば相手との間にバチバチと火花を散らしているだろう。
そんな二人を少しだけ距離を開けて見つめる男が一人。冷や汗を流しながら、何度も深呼吸を繰り返し、激しく動く心臓をなだめる。
あの渦中に飛び込む事なんてかなり前に決めていた事だから、ソコに躊躇など存在しない。彼自身が選択した決断だ。戸惑いも、迷いも、無い。
「……――しっ」
「いやー、遅れてごめ――」
「穂次さんッ!」
「穂次ッ!」
「えぇ……そこまで遅刻で怒られるんですかね……。一応、予定してた時間よりは早く到着したんですけど」
「そうじゃありませんわ!」
「そうだよ! どういう事!?」
「……ま、まあ落ち着いてくださいよご両人。コレには深い訳があるんです。そこらの水溜りよりは深い訳がある筈だ!」
「…………」
「スイマセン。そんな冷たい目で見ないで! いや、むしろ見て! もっと俺を見てもいいんですよ!!」
穂次は二人の視線を一身に受ける様に手を少し広げて身体を晒す。その行動を睨んでから、セシリアとシャルロットはお互いに視線を交わしてから溜め息を吐き出した。
惚れた弱み、とは言わないがそれなりに穂次の事を許容している自分がいる事も事実だ。
へらりと情けなく笑った穂次が二人を見つめていれば、改めて二人は溜め息を吐き出す。
「それで?」
「へ?」
「わたくし達二人を同時に、という事はデートではないんでしょう?」
「そもそも穂次にそこまで求めた私達が間違ってたよ」
「そうですわね」
「なんでそんなにボコボコに言われなきゃならないんですかね……」
「普段の自分を思い返せばいいかと思いますわ」
「まあソレは置いといて」
「ヘタレって自覚はあるんだね」
「うっせー! コレでも頑張ってんだよ!」
自覚していても否定したい事はある。かと言って、否定した所で意味もない叫びはアッサリと本人によって流される。
「つーか、デートッスよ」
「ふーん」
「うわー信じられてねーです……」
「本当ですの? 何か悪い物でも食べたとか……誰かの入れ知恵という可能性も……」
「入れ知恵って事は否定しないけど、選択したのは俺だから」
「否定しないんだね」
「まあね。一応、計画として練ったけど俺だけだとボロボロで鼻で笑われても仕方ない計画だったし」
「…………それって、この前の電話?」
「ハッハッハッ、ナンノコトカナー」
シャルロットから視線を外して空を見ながら棒読みの言葉を吐き出した穂次。セシリアはシャルロットへと視線を合わせて内容を確かめようとする。その視線を受けたシャルロットは首を横に振り、詳しい内容までは知らない事を示した。
「ま、ほら、サプライズって事で」
「それを言いますのね……」
「期待はしないでおくよ」
「俺の我侭だからねー」
へらりと情けなく穂次は笑い、セシリアとシャルロットはキョトンとしてしまう。珍しい事を聞いた、という気持ちが浮上する。
そういえば、このヘタレがこうしてデートに誘うことも奇跡的だけれど、自分から『我侭』を言う事も初めてかも知れない。それこそ知り合って一年と経っていないけれど、少なからず穂次の為人は大凡把握しているつもりだった。
だからこそ、二人は顔を見合わせて疑問を確かめようとして――やめる。
「仕方ありませんわね」
「そうだね。仕方ないから、穂次の我侭に付き合ってあげよう」
その疑問を味わうのも、また
「やったぜ。スゲー嬉しいです」
笑っていた表情に照れを少しだけ混ぜた穂次は二人に対して、仰々しく一礼をする。
「それじゃあお嬢様方、慣れもしないエスコートとピエロの我侭にお付き合いくださいな」
懇願するように言われたソレはやはりドコか穂次らしくて、顔を上げた表情はやはりへらりといつもの様な笑いが貼り付けられていた。
二人は改めて顔を見合わせて、微笑みを浮かべて、道化に手を差し出す。
「よろしくお願いいたしますわ」
「私達を楽しませてくれるんでしょ? ピエロさん?」
「ハッハッハッ。残念ながら、今日楽しむのは俺だッ! 俺の欲望に従ってもらうのだッ!」
「ヘタレのクセに」
「それは俺に効く。やめてください」
二人の手を取り、しっかりと宣言をした穂次の言葉はバッサリとシャルロットによって叩き切られた。それでもピエロはへらりと笑みを浮かべ続けた。
「…………」
「…………」
セシリアとシャルロットはお互いに顔を赤らめながら、姿鏡に映る自身の姿を見つめていた。
少し広めの部屋に居るのは二人と二人の着替えを手伝った係員の女性二人。その女性二人もセシリアとシャルロットの姿を見て、微笑ましく口元を緩ませて「お似合いですよ」と口にした。
「ん、おお……」
そんな感嘆の声を出しながら部屋に入ってきた穂次も同じく白いタキシードを着せられていた。ドレスが似合う二人に対してタキシードに着られている。
穂次をやはり微笑ましい物を見るように見た係員の二人は一礼をして静かに部屋から退出した。頬を指で掻いてから息を吐き出して、改めて二人へと視線を戻す。
純白のウェディングドレスを着た美少女が姿鏡を見つめて、呆然としている。のんびりと二人が戻ってくるのを待ちながら、二人のドレス姿を見つめ続ける穂次は口元を緩めて、近くにある椅子へと座った。
「綺麗だ……」
眺め続けていれば自然と声が溢れて、余計に口元が緩んでしまう。そんな綺麗な二人が今は自分が独り占めにしていると思えば、ドコか申し訳なく思ってもしまう。
けれど穂次は同時にそんな二人を離したくないという独占欲を抱いてしまう。だからこその計画だった。この状態の二人を見たかった、そんな自分の欲望からの行動だった。
穂次の呟きを耳にした二人は顔が熱くなり、緩みそうになる口元をどうにか抑えこんで変な表情になってしまっていた。
ふにゃふにゃになりそうな顔をどうにか整えて二人は振り返る。姿鏡越しで見ていた穂次の姿を改めて見て、顔を更に赤くする。
「ど、ど、どういう事ですの?」
「そ、そうだよ。ウェディングドレスなんて着せて」
「えっ!? 白無垢の方がよかったとか!?」
「それはそれで捨てがたいけど、そうじゃないよ」
「種類ではなくて、理由を聞いているんですわ」
「着せた理由だと、二人のドレス姿が見たかっただけですけど?」
「――……」
「思った以上に綺麗だし、喜んでくれてるようで何より」
まるで当然の理由を言葉にしたように、穂次は淀みなく欲望を吐き出した。へらりと笑った口から吐き出された素直な感想に二人は顔を更に赤くする。
「と、言っても結婚する訳じゃないッスけどね」
「そ、そ、そそうだよね」
「結婚式の真似事――、金の掛かったママゴトみたいなモンだよ。我ながら子供っぽいね」
へらへらと笑いながら自分を卑下して、それでも穂次はその事を後悔などしなかった。二人を見ただけでもそれだけの価値があった。掛かった金額など二人と比べる価値もない。そう穂次は断言出来た。
純白のドレスを着た二人以上に大切な物なんて現在は存在していないだろう。未来的にも、二人以上に大切な存在はきっと存在する事も無いだろう。
だからこそ、穂次は選択をした。決意を形へと昇華させた。同時に二人に選択させる為に。
「それで――真似事を真似事じゃなくす為にこんな物を用意しました」
深呼吸をして、穂次はゆっくりと立ち上がり二人の前に足を進める。
手に持っているのは小さな箱だった。手で掴み上げれる程度の小さな箱。そんな箱を二人の手の平へと渡して、穂次は情けなく笑う。
「ドチラか、とかは俺には言えないし。両方とも同じくらいに愛してるので――って言うと、ホント屑みたいな言葉だけど、コレは真実で……あー、えっと、」
「そのまま言葉にすればよろしいですわ」
わたわたと言葉を迷いながら口にしている穂次をしっかりと見ながら、セシリアとシャルロットは微笑む。どうしようもない男だと思う。けれど、そんな男に恋をしてしまったのは自分達だ。
だから、セシリアもシャルロットも男の選択に従おうと決めていた。
セシリアに促されながら、穂次は自分を落ち着けるように深呼吸を一つ。
「あー……その……。二人とも好きです。愛してます。誰にも渡したくない。俺だけの二人にしたい」
「――……穂次って、ヘタレなのに独占欲は凄いんだね」
「ヘタレなのに、は余計だ。つーか、俺もこういう自分本位な事を思うのは初めてだから、色々と遅くなりました。結局、世間的には最低な選択だと思うけど、それでも俺は
「本当に、最低ですわね」
「そうだね。二股宣言を堂々としている訳だし」
「はぐぁ……いや、ホント、スイマセン。アレなら全然その箱を突き返してもらって大丈夫ですよ……」
「絶対に――」
「――嫌ですわ」
ニコリと赤く染めた頬を緩ませた金髪二人は手に持った箱を胸に抱いて彼の選択を肯定する。
穂次は安心したように息を吐き出して、椅子に座って情けなく「あー……」と声を出している。張っていた気が緩んだのか、自身の決断が肯定されて安心したのか。
「安心したのは分かるけど、もうちょっと取り繕うよ」
「無理ッス。スゲー緊張したし。あぁ、よかった。ココまでしたけど突き返されると思ってたし」
「むしろこんな格好までさせてどうしてそんな事を思うんですの? いえ、穂次さんでしたわね」
「その納得の仕方はどうなんですかね……。俺の事を知られてて喜ぶべきなのか、悲しむべきなのか」
「喜べば?」
「やったぜ」
よっこいせ、と呟きながら座った佇まいを直した穂次は改めて女神と天使を視界に入れる。相変わらず大事そうに抱かれている小さな箱を少しばかり羨ましく思いながら、口を開く。
「ソレで、その箱の中はお察しの通り……だと思うんだけど」
「左薬指にするつもりだけど」
「そうですわね」
「……――、幸せってこういう事を言うんだろうなぁ……いや、まあ、ソレはいいとして。
たぶん、コレから先、俺は二人に酷い事をすると思う」
「二股宣言の次は関白宣言ですのね」
「それなりに人っぽい事をしてるけど、足りない所は沢山あるって自覚してっからな。
それで、もしも俺が信用出来なくなったら、ソレを外してくれ」
「……わかりましたわ」
「うん、わかったよ」
穂次の言葉に頷いて、二人は箱を開く。簡素なシルバーリングが箱の中央で存在を誇示している。そのシルバーリングを指で摘み、一頻り眺めてから二人はふと気付く。
「そういえば穂次さんが付けてくれませんのね」
「もう俺の心は限界です。指輪贈っただけでゼーハー言ってるんですが……」
「付けてくれればもっと好きになるなのになー」
「頑張りますっ」
「現金ですわね」
「二人に以上に大切な事はないから」
自分を持ち上げる為に大きく呼吸をした穂次が立ち上がる。自然と吐き出されてしまった言葉に頬を緩めてしまう二人。
差し出された左手を優しく手に取り、受け取ったリングを薬指に嵌める。しっかりと嵌ったリングを光にかざして、弛んだ表情で眺める。
「いやー、両方ともピッタリでよかった」
「……いつの間にサイズを測ったんですの?」
「デートに誘った時に左手触ったじゃん。アレ」
「…………アレだけで測れるモノじゃないと思うんだけど?」
「伊達にISと適合してないって事。機能はフル活用しないと無駄だろ」
恋人のリングサイズを測る為にISの機能をフル活用することが無駄であるかどうかはこの際置いといて。
当然のように条例を無視している穂次に対して呆れの視線を向けながらセシリアとシャルロットは溜め息を吐き出した。
そんな呆れの視線と溜め息をへらりと笑いながら穂次は気にしないようにする。彼にとって条例を無視する事なんて最早それ程重要な事でもない。
「誓いの言葉――はしなくていいや」
「あら、ちょっとは楽しみでしたのに」
「健やかなる時も、病める時も、私達を愛する事を誓いますか?」
「神様なんざ信じてないから誓えないッス」
「えぇ……」
「でも、二人には誓うよ。夏野穂次は――……いいや、
へらりと照れを混ぜた表情で穂次は誓いを言葉にする。誰にも侵せない誓いの言葉を宣言する。
変な言い回しを疑問に感じながら、セシリアもシャルロットも顔を真っ赤にして穂次の手を取る。
「わたくしも、誓いますわ」
「わたしも、誓うよ」
誓いの言葉を言い、三人以外も誰もいないそんな空間を沈黙と羞恥が支配する。けれどソレを覆そうともせずに、三人は顔を真っ赤にしながらも相手を見つめている。
自然と閉じられた少女達の瞼。その表情を見て穂次は情けなく声を出したけれど、確かめようとはしなかった。彼は決断したのだから、行動をしなくてはいけない。
柔らかい唇を穂次から合わせて、少女二人は満足気に微笑む。
「ふふふ、穂次さんからは初めてですわね」
「そうだね、えへへ」
「スゲー顔熱い」
「それで、真っ赤な
「えぇー……ホテルでディナーを用意してます。そこまでちょっと時間もあるし、買い物でも行こうかなーと」
「ホント、今日の穂次は凄いね……入れ知恵した人に感謝しなきゃ」
「いや、あの人には普段から感謝してるから別にいいんじゃないかなーとか」
「?」
「コッチの話」
「それじゃあ、エスコートは任せるね
「スゲー意味深に聞こえる二人称なんですが……お任せください。微力を尽くすよ、まいふぇあれでぃ」
仰々しく一礼をした穂次に二人は微笑む。
そしていつもの様に、この夢のような世界を現実に刷り込ませる為に言葉を吐き出す。
「本当、相変わらず発音がなってませんわね」
「ホントだね。仕方ないから私達がしっかりと教えてあげよう」
「ふぇぇ……頑張って気取ってるのに残念になったゾ」
「いつもじゃないか」
「そうだな」
ガックシと肩を落とした穂次はスグに立ち直るようにへらりと笑う。ソレにつられるように二人も笑みが溢れた。
◆◆
セシリアとシャルロットへの告白、もとい誓いをしてから数日。
夏野穂次は鼻歌を奏でながら廊下を歩いていた。腕にした時計を眺めて、口元を緩ませる。
「お、居た居た。やっほい、一夏。訓練するなら俺も付き合うぞ」
「珍しいな。穂次が訓練なんて」
「俺だって頑張ってるんですよ……」
へらりと笑った穂次は一夏の隣に並んで歩く。相変わらずご機嫌そうに口元が緩んでいる。
そんな穂次を見て一夏が少しだけ疑問に思う。
「何かあったのか?」
「聞く? 聞いちゃう? ふふん、仕方ないなぁ」
「いや、いい。聞きたくない」
「そんな事言うなよー、聞けよー」
「うっぜぇ」
ヘラヘラと笑った顔を更に緩めながら穂次が一夏へと「仕方ないなー」と口にする。一夏は聞きたくもない……事もないがいつも以上に面倒な相棒を見て少しばかりげんなりとした。
「それで?」
「ふふん、よくぞ聞いてくれましたっ!」
「ふーん、よかったな」
「まだ何も言ってねーよ! 俺泣いちゃうぞ!」
「はいはい。それで何があったんだ?」
「いやー、セシリアとシャルロットに告白してオッケー貰ったんですよ」
「…………ふーん」
「だから一夏スマナイ……お前の気持ちには応えられないんだッ!」
「いや、別にお前に対して何の気持ちも無いから」
「ソレはソレで酷いなぁ……。
まあ、告白の件もあるんだけど実はもう一つあるんだよ」
「まだあるのか」
「ふっふっふ、実は前々から
「へぇ」
アリーナへと到着して尚、自慢のように語る穂次に適当な反応をしていた一夏。穂次は穂次でへらへらと笑う。
「それで、その計画ってなんだよ」
「気になるかね、織斑一夏」
「いや、別に知りたくはない」
「そんな事言うなよぉー」
「はいはい、聞きたい聞きたい」
「仕方ないなぁ、一夏だから言うんだゾ☆」
「ホント、今日の穂次は鬱陶しいなぁ」
穂次の言葉にげんなりとしながらも付き合いのイイ一夏は穂次の言葉を促していく。
穂次はへらへらとした笑みのまま、一夏を見つめる。
瞬間
アリーナが真っ赤に染まる。緊急事態を知らせる様にブザーが響き、ディスプレイには警告と赤く、大きく表示されて異常を知らせる。
「なんだ!?」
「ん……? アリーナのロックとその他ウィルスが侵入したかな」
「マジかよ……大丈夫なのか?」
「まあ時間は掛かるだろうけど、問題は無いかなー。ところで一夏、話の続きなんだけどさ」
「こんな時でも言うのか……」
「慌てても意味ないし、アリーナロックされてるし、一夏が出来る事なんて限られてるからなッ!」
「酷い事言うなぁ」
「そんな一夏に一生のお願いがありますッ!」
「お、おう」
「死んでくれ」
「は?」
気軽に言われたその言葉に一夏は一瞬だけ呆気にとられた。その瞬間だけで、その瞬間だけがあれば良かった。
穂次の手に収まった棒から暴力的なまでの黒い粒子が溢れ辛うじて刃の形へと変化する。
へらりと笑ったままの穂次が何の迷いも躊躇もないその刃を一夏へと振り下ろし一夏の視界が真っ黒に染まった。
>>ウェディングドレス二人
好き。ベール無しの姿。出来ればもう少し細かく描写したかったけど、肩出てるぐらいで素敵なおっぱいに目が行く事もなかったので。
>>前話の計画について
後者についての計画です。ウェディングドレス着せる、ってのもそうですが、そっちは穂次自身が考えていた行動ですので。
>>我侭
自分の意思で決断、自分本位での考えを持った彼。
>>冒頭
最後に繋げる為の言葉
>>アトガキ
ハイ。
はじめましょー、はじめましょー。
といつも前書きで言ってる言葉を書いておきましょう。前書きで書いているように、次はなるべく早く書こうと思ってます。ただ書き手の精神状態がよろしくないのでどうなるかはわかりません。言い訳ですって!? そうだよ(白状
予定調和の様に穂次が行動しました。勝ったッ! 第三部、完ッ!
と言うことはないですが、もうそろそろ終わります。
何も感じてなかった彼だからこそ、何かを感じる様になった彼は狂います。そんな感じに書ければいいなー。
相変わらず読み直し推奨するような文章回しで申し訳ないです。