不死の英雄伝 〜思い付き短編集〜   作:ACS

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注意!!

下ネタ回、夜の性活についてのお話です。


ps

何処までがセーフなのか分からなくなったので急遽R-18タグ追加(白目)

色々と覚悟して下さい(震え声)

追記

この程度なら大丈夫じゃね? と言う意見を貰いましたのでR-18タグを外しました。



体現者短編 4

短編4 未然に防げ、倦怠期!!

 

 

無駄に広い屋敷の一室、そこに住む者達が集まるリビングで、一目で高級と分かるソファーに寝転びながらアリシアはとある雑誌を読んでいた。

 

今日は本当に珍しくブレンを始め、なのは、フェイト、はやての全員が休みであり、子供達は学校、つまり夫婦だけの時間であった。

 

と言ってもブレンは書斎に居る為この場に居るのは女性陣のみである。

 

 

「ねーみんな、ちょっといい?」

 

そう言ってソファーから立ち上がるアリシア、彼女はその声に反応したなのは達をテーブルに座らせると、所謂ゲンドウスタイルでこう切り出した。

 

 

「実は、私が今読んでいるこの雑誌に『夜の営みのマンネリ化は倦怠期の原因となる』って書いてあるんだよね、でさ普段みんなブレンとどんなプレイをしてるのか参考までに意見交換したいんだけど、良いかな?」

 

「いや、その……アリシアちゃん? 良いかなって言われても……」

 

「姉さんまた、そんなゴシップ記事に影響されて……」

 

「んー、まあでも、それも一理あると言えば一理あるなぁ」

 

 

困惑するなのはと嘆くフェイト、顎に手を当てて考えるはやて、なのはやフェイトは兎も角どうやらはやては乗り気の様である。

 

「な、なんで態々そんな恥ずかしい事話さなきゃいけないのよ!!」

 

「私は全然大丈夫だよ? ソフトなのからハードなのまで、大抵のプレイは経験済みだから」

 

 

顔を真っ赤にしながら抗議するアリサとさりげなくとんでも無い事を言ったすずか、アリサはさりげなくとんでも発言をした彼女に目を丸くしていたが、世の中には知らない方が良い領域が有る為、彼女は追及する事を諦めた。

 

 

「兎に角、偶には変わったプレイをするのもブレンとの夫婦生活を円満にする物だと思うので、先ずはフェイトからカミングアウトしようか? さあ、ハリーハリーハリー!!」

 

「えっ? わ、私から?」

 

 

姉の権力を振るって妹を犠牲にする姉の鏡である。

 

 

「え、えっと……。 私は普段から縛られたり鞭打たれたり蝋燭使われたり、かな? 最近は手足固定して一切身動き出来なくなってから目隠ししてヘッドホンで大音量のノイズ聞かされながらギャグボール噛んで極太のバイブでお尻を同時に責められつつめちゃくちゃに犯され続けるのにハマってるよ? 」

『…………』

 

「今度私もやって見ようかな?」

 

 

リビングに訪れる静寂(すずか以外に)、口ではなんだかんだ言いながらもなのはやアリサは他のみんなのプレイ内容に興味を持っていたのだが、トップバッターがコレである。

 

話題を振ったアリシアは机に突っ伏して早々に後悔していた、我が妹は割とそっちの気がある事は知っていた、犬化した時など自ら首輪をせがんだ程なのだから多少は覚悟していたのだが、時を追う毎に連れてより一層悪化した様だ。

 

 

「こほん、えー、はい、気を取り直して次!! 正妻のなのは!!」

 

「えっ!! 私も!?」

 

「当然!!」

 

「うぅ……、じゃあ次は私です」

 

 

そう言って項垂れるなのは、五人の視線が突き刺さる為適当な事を言って煙に巻く事は出来そうに無い。

 

女は度胸だ、それに自分は別に変なプレイはしていないから変な視線を浴びる事は無い、うん大丈夫。

 

 

「私は手錠を使って自分とブレンくんを繋いでから抜かず離さずでずっとするって言うのが普通かなぁ、あっ勿論誰にも邪魔されない様に始まりの火の力を使って作った『私とブレンくん以外侵入出来ない』って言う法則がある専用の部屋の中でね? その部屋は私とブレンくんだけの聖域だから見せてあげられないんだ、ごめんね? それと時々首筋にキスマーク付けてから出勤して貰ったり、逆に付けてもらったりするだけだよ? 前は大王の大剣で色々出来たからもう少し幅広く出来たんだけど……」

 

『………』

 

 

なのはのヤンデレ一歩手前の発言内容と、ヤンデレ特有のレイプ目によってまたも訪れる静寂。

 

まともとは一体なんなのか?

 

因みにそのなのはとブレン以外が入る事の出来ない部屋はベットと手錠のみが置かれ、壁や天井に隙間無く自分達のツーショット写真が貼り付けられている為、常人の神経なら発狂間違い無しである。

 

神として覚醒してしまったなのはは感性が''多少''周りとズレて居るので彼女の中の独占欲があらぬ方向に昇華してしまったのも仕方ない話である。

 

「ええい!! まともな娘は居ないのか!! 次はやて!! レッツゴー」

 

 

言い出しっぺの意地なのか、はたまた現実逃避なのか、ヤバ気な目をしたなのはを正気に戻す為に声を張り上げはやてを指差すアリシア、内心やぶ蛇なんてレベルじゃ無かったと早々に後悔していたのだが、こうなっては辞めるにやめられ無い。

 

「な、なんや前二人のインパクトが強すぎて私は全然普通やでホンマ。 弱味握られて権力者に無理矢理手篭めにされるって言うありきたりな設定のプレイ内容やから!! 小道具ゆーても局のオフィスとか書類とかを100%再現する程度やから!! 例の大人のオモチャで年齢差作ったりしてるだけやから!! なっ、普通やろ?」

 

「ねぇはやて? 一個良い?」

 

「どないしたんや、アリサちゃん」

 

「いや、あの、立場的に洒落になって無いと思うんだけど……」

 

 

方や司令、方や総帥、確かに洒落にしては笑えない。

 

 

「ちっちっち、分かってへんなぁ、そのリアル感がええんや、ホンマに無理矢理言う事聞かされて強姦されてるって感じが堪らんのや」

 

 

うっとりとした表情で顔を赤らめ、次はどんなネタで行こうかと言う事に頭を巡らせ始めたはやて。

 

因みに彼女の言う100%再現とは、ブレンや自分のオフィスとそのエリア一体の完全再現であり、積まれている重要書類も本物の重要書類を再現した贋作、更に更に嘗て六課で使用していた企業連製の幻影装置の改良型を配備、深淵歩きや龍狩りを完全再現可能なソレは更に進化し、『質量を持った幻影』と言う何処ぞの鉄仮面も驚愕の代物であり、会話も可能である。

 

つまり何が言いたいかと言うと、『其処で働く者ごと完全再現した職場でお代官様プレイをしている』と言う事だ、十分上級者である。

 

 

残り三名、アリサ、すずか、アリシアの三名なのだが、アリシアはこの流れですずかに回すのはマズイと判断、そのままアリサに視線を向け、『今度こそ流れを変えてくだしあ( ; ; )』と言う思いを込める。

 

アリサはうっ、とつまり顔を真っ赤にしながら小さく頷く。

 

 

「三人とも上級者過ぎて参考にならないから次!! はい、アリサどうぞ!!」

 

「うぅ、覚えてなさいよ!!」

 

 

なんたってこんな羞恥プレイを受けねばならないのだろう? 自分はフェイトの様に真性のマゾではないのだ、恥ずかしさで悶絶死しそうである。

 

そんな思いを飲み込み、無理矢理前向きに考える。

 

喉元過ぎればなんとやら、腹を決めてサクッと喋った方が身の為だ、深く考えるな。

 

 

「わ、私は別に特別な事はしてないわ。頭撫でてもらったり、抱き締めて貰いながら耳元で愛を囁いて貰って、その後に優しいキスして貰ったりよ。 と、兎も角あんた達みたいに変わった事はやってないわよ!!」

 

 

補足するなら彼女はブレンにお姫様の様に愛でられるだけで満たされる為、行為の最中は終始従順である。

 

つまり普通だ。

 

 

「や、やっとまともな意見が出た……、けど次すずかなんだよねぇ……」

 

「私も普通だよ? 首筋に噛み付いて血を吸いながら私が上になるの、その後は上の口も下の口もお腹一杯にして貰ってから、その日の気分で責めたり責められたりだよ? 私はどっちでも行けるからね。 ふふっ、それとブレンくんの血と精液は本当に美味しくって、一回飲んだら薬物中毒者みたいに飲まなきゃダメなレベルになっちゃってるんだ、だからそれらをいっぱい飲める様に本当に色々やってるよ? 色々と、ね?」

 

「うん、大丈夫、ノーサンキュー、ゴメンなさい」

 

 

即謝った、吸血鬼故に可能な吸血がどれほどの興奮を彼女に与えるのかは人間たるアリシアには分からない事であったが、明らかに思い出しただけで発情している所を見ると、最高にハイッて奴なのだろう、その内無駄無駄ァ!!とか貧弱貧弱ゥ!!とか言い出すかも知れない、触らぬ神に祟り無しだ。

 

 

「ちぇー、結局参考になるのが一個も無かったなぁ」

 

会議を続けたいけどフェイトは変態呼ばわりに凹んでるし、なのはとはやてとすずかは自分の世界へゴートゥーヘブン、アリサは羞恥心が振り切ってフリーズ、だめだこりゃ。

 

 

尚、アリシアは身長の問題がある所為で『兄妹プレイ』or『親子プレイ』が主になっている。

 

コンプレックスを刺激するプレイ内容な為、どうにかして変化を付けたかったのだが、結果はパンドラの箱を開けただけに終わってしまった。

 

余談ではあるが、アリシアもコンプレックスを刺激するプレイ内容に屈辱を感じながらもそれ以上に言い知れぬ程の快楽と絶頂に病み付きとなっている節がある、妹の真性を実は姉も持っていたのだろうか?


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