超次元kurosu   作:天龍神

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紗耶香と瑠美奈

瑠美奈の二人いる妹の一人の紗耶香は下宿先に帰る星也とクリス共に龍姫達にお願いして超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会にテレプールにダイブしたのだが、転送中の空間では、

 

「たたた龍姫ちゃん‼ 落ちる‼」

 

「大丈夫、死なないから‼」

 

「転送地点に着いたら、そのままもう地上に降りてるから」

 

初めてテレプールにダイブした紗耶香は慌てていたのだが龍姫が大丈夫と励ましていたのであった。

 

そうこうしている内に目的地の超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会のプラネタワーの展望台に

 

「到着‼」

 

「紗耶香先輩、大丈夫ですか?」

 

「うん、大丈夫」

 

「お姉ちゃんいるかな?」

 

「いるよ‼」

 

降り立ったのだが紗耶香は腰が抜けてしまいその場で座り込んでしまったが、龍姫は姉の龍美が気配を消していつ姿を現すのかと警戒していたのだが、もう降り立った瞬間に龍姫の背後に立っていたので、

 

「龍姫‼ あれ、紗耶香‼ 久しぶり‼ 瑠美奈‼」

 

「何だ? って‼ 紗耶香‼」

 

「お兄ちゃん‼ もう心配したよ‼ 時空管理局が崩壊したって言うから‼」

 

「ごめん、時空管理局が崩壊して、路頭に迷っていた所に、偶然に龍美に再会して、落ち着くまで連絡するの忘れていた、すまん‼」

 

「よかったね‼ 紗耶香」

 

龍姫はいつものスキンシップの被害に合っていたのだが龍美が紗耶香がいることに気が付いたのでそのまま瑠美奈を呼んだのである。

 

そして久しぶりの兄弟の再会に華を咲かしていたのであった。

 

「お兄ちゃん、ボク、次元武偵になることにした‼ 龍姫ちゃんと同じ部署に入ったから‼」

 

「紗耶香、おまえ‼ わかった」

 

「それと、お願いがあるんですけど、日本刀が出来れば欲しいんだけど?」

 

「この日本刀でいいかな? ボクのお古だけど」

 

「ありがとう、龍姫ちゃん‼」

 

紗耶香は兄、瑠美奈に自分も龍姫達と同じ部署で働く次元武偵になった証である五芒星型のペンダントの龍神デバイスを見せたことで瑠美奈は紗耶香の次元武偵入りを認めたのである。

 

そして龍姫は予め龍美に連絡していたようで、以前転生した際に使っていた無銘の丸型の鍔の付いた黒石目の日本刀を持ってきて貰っていたので龍姫が受け取ってそのまま紗耶香に譲ったのである。

 

「これが、龍姫ちゃんが使っていた真剣、使っていたわりに刃毀れしてないけど?」

 

「もちろん、手入れは怠っていないから、問題ないよ‼」

 

「粒子化すればいいんだよね、出来た‼」

 

「早速だけど、この付近の魔物討伐に行こう‼」

 

「おう‼」

 

龍姫から日本刀を受け取った紗耶香は鞘から半分ほど抜いて刃こぼれがないことに驚いていたのである。

 

龍姫が以前、これで数々の魔物を斬っていたはずなのに刃に掛けている所が見受けられないのだ、龍美が龍姫から譲り受けて、刃毀れを修繕するために鍛え直したと言うのであった。

 

日本刀を受け取った紗耶香は龍姫達から教わった粒子化で日本刀をしまい、教会近くのつまり星也とクリスが下宿している教会への道中の魔物を討伐することにしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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