超次元kurosu   作:天龍神

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紗耶香のフラクシナス訪問

瑠美奈の実妹の紗耶香は今日の授業が全て終わり次第兄、瑠美奈の再就職先に行くためにラタトクス入りを決意して、龍姫達に同行を志願することにしたのであった。

 

そして、運命の時がやってきたのである。

 

「無事に家に帰ること、日直‼」

 

「起立‼ 礼‼」

 

「また明日‼」

 

「龍姫ちゃん達‼」

 

「紗耶香、行こうか、瑠美奈さんの再就職先に‼」

 

「うん‼」

 

学食で龍姫に校門前で待ち合わせしていた紗耶香はカバンに荷物を入れてその足で龍姫達が待っている校門に行くために昇降口で安全靴に履きかえて龍姫達と合流を果たして、龍姫達にフラクシナスに案内をしてもらうことにしたのであった。

 

龍姫達はいつもフラクシナスに行く際に使っている人気のない神社のある裏山に着いたので龍姫が慣れた様子でアイテムパックから直径10㎝位の円盤型転送装置「テレパイプ」を取り出して作動させて、ラタトスクの戦艦「フラクシナス」に乗り込んだのである。

 

「コハク~‼」

 

「ただいま‼」

 

「あら、初めて見る人ですね、わたしは、ユキノと言います」

 

「ぼぼぼ、ボクは‼ 式神瑠美奈の妹の紗耶香です‼」

 

「落ち着け‼ 誰も怒る訳ではないからな」

 

フラクシナスにやってきた紗耶香は初めて見る船内に目を輝かせていた所に転入初日から仲良くなったコハクの実兄のヒスイが物凄い勢いで出迎えて来たのだがそれをコハクが慣れていたのでそのまま蹴り飛ばしたので、呆然と立ちすくんでいたのであった。

 

そこに猫のような耳に透き通った半透明の翼が生えている小さなユキノが紗耶香を見て自己紹介をしたので紗耶香は驚いてしまい緊張しながら自己紹介をしたのだが、アンジールから落ち着くように言われてしまったのである。

 

「龍姫達は無理に平日に来なくてもいいと言っているのだがな」

 

「大丈夫です。テスト一週間前には来れないので」

 

「それと、紗耶香ちゃんを瑠美奈さんの所に案内しないといけないのでこれで失礼します‼」

 

「気を付けていくんだ‼」

 

「ついでに依頼を受けて行こう。これなら紗耶香も出来るよ」

 

「超神次元ゲイムギョウ界での魔物討伐十体。けどボク、武器なんか持ってない一般市民だけど?」

 

「キュキュ‼ それならキュッポ達の武器を・・・」

 

「向こうに着いたら、お姉ちゃんが用意してくれるから急ごう‼」

 

アンジールと黒豹の獣人のユージーンは学生が本業の龍姫達に無理に学校が終わってから来なくてもいいと注意していたのだが龍姫達は今日は紗耶香を超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に案内することにしていたのでアンジールとユージーンに説明して転送装置「テレプール」の場所に向かう前に、新たに設置されたスクリーンの電光掲示板に表示されている依頼でちょうど紗耶香に実戦を経験させるために超神次元ゲイムギョウ界の魔物すべてが該当する魔物討伐十体を選び、テレプールに向かったのだがその道中で紗耶香が銃刀法があるので一般市民であるので武器を持っていないと龍姫に相談したところにラッコ族のキュッポ達が武器を売りつけに来たのだが、超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会に行けば質の良い武器を手に入れることを知っている龍姫達は超神次元ゲイムギョウ界のプラネテューヌ教会で用意してくれるように言うのでそのままテレプールに向かったのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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