スコール達は留学を決意して自分達の部屋で待機していたのであった。
龍姫達はお昼休みでお弁当を食べ終えて午後からの授業に向かっていたのであった。
シング達は初めの頃よりかは授業についていけなかったのだが、少しずつ授業の内容がわかるようになっていたのであった。
一方その頃、
「教官‼」
「もう教官ではないがな」
「それでもオレ達の教官です‼」
「そうだったな、アスベル」
バロニア城ではアスベルが騎士学校在学中の教官でセルディクの反乱では仕方なくセルディク側についていたのだが、バロニアに掛かる橋の塔に待機していたのだが、そこに着く前に龍月に保護されていたので自身は塔で部下と共に待ちぼうけを喰らってしまい、しばらくしてリチャードが龍美達の協力でバロニアを奪還したことをリチャードが寄越した兵士から聞かされてそのまま連行されて、騎士学校教官の地位を剥奪されてしまい現在絶賛ニート真っ最中のブーメランを用い、魔術も使う、男、マリク・シザーズはリチャードから使者としてアスベルと合流するように言われて、今に至るのであった。
アスベルの相変わらずの教官呼ばわりに呆れながらも認めていたのであった。
「アスベル、リチャード王子の就任式が終わったが、これからどうするんだ?」
「実は、一旦故郷に戻るつもりです」
「そうか、オレも久しぶりに行くか」
「はい‼」
マリクはアスベルにこれからのことを尋ねたら一旦故郷に帰ってみんなを安心させたいと申していたので、マリクはラント領に同行するのであった。
就任式典が終わったので、明日にでもラント領に向かってウインドル港から出る定期船に乗り込んでアスベルの故郷のラント領に向かって立つことにしたのであった。
フラクシナスでは、
「いつ、バンエルティア号の修理が終わるんですか?」
「軽く見積もっても、後三~四日位で修理が完了だ‼ 坊主‼」
「ボクは坊主ではありません‼」
チャットが先祖が残していくれた船バンエルティア号の修理が終わらないことに苛立ちを感じていたので、フラクシナスの整備士に訪ねていたのであった。
チャットは整備士の人に坊主と呼ばれてしまって、チャットは訂正を求めたのであった。
「今日はいろんなことがあったな」
「そうね、後で報奨金貰わないと‼」
「ルーティは変わらないな‼」
フラクシナスの食堂では先ほどバロニア奪還戦から帰還したスタン達がお茶を飲みながら話していたのであった。
ルーティは相変わらずのお金に執着していたので、マリーに変わらないないんだと思っていたのであった。