新たなる取り組み
マジック・ザ・ハードの居場所をセルシウスに探らせていた龍美はセルシウスからマジック・ザ・ハードが自分の作戦を悉く潰したユーリに対して物凄い憎悪を抱いていると言うのであった。
龍姫達も例外ではない。
「今は様子を見るしかないようだ、下手に動いては向こうの思うつぼだからな」
「そうだね、ありがとう」
「では、わたしはこれで、あ、そうだ、ディセンダーと言う存在が天界の転生の間から選ばれて地上に送ったそうだ、もう、来ているかもしれない」
「気づいてる」
「流石だな」
セルシウスは龍美に下手に動くとマジック・ザ・ハードの思うつぼだと諭したが龍美はマジック・ザ・ハードが陽動作戦が十八番だと気が付いてたので、セルシウスにお礼を言って、セルシウスは去り際に思い出したように、天界が転生する魂を選出して敢て女の子として地上に送った龍神と同じく不老長寿と言う特異体質を与えた人材で世界樹とと言う場所を通って送られたディセンダーの事を龍美に告げたのであった。
一手先を読むことにことに関しては兄妹の中でも兄の龍翔にも勝るとも言える直観の持ち主である龍美はもう気が付いていたのであった。
その様子を見たセルシウスは流石だと思い姿を消したのであった。
「そう言えば、バラムガーデンとガルバディアガーデンにテスト留学させる生徒を選ぶんだった、といっても転入先は龍姫達の都立来禅高校だけどね(^_-)-☆」
「お、龍美、執務か?」
「と言っても、これをある場所に送るだけなんだけどね(^_-)-☆ これでお終い‼」
「確か、傭兵以外でも生きて行けるようにと留学させて、異国文化を知ってもらうと言う取り組みだったな」
「何‼ 勝手にそんなことを決めているんですか<`~´>‼」
「瑠美奈、そっちは終わったよね?」
龍美は龍月をはじめとする教祖達と天界との取り組みで異国の文化を知ってもらうために、傭兵を育成している機関「ガーデン」に留学生の案内を送った龍美が一安心したところに瑠美奈が戻ってきたのだが、イストワールが自分がいない所で行われていた取り組みに小言を言い出したが龍美と瑠美奈は二人だけの世界に入っていたのでイストワールは一人、何もない場所で只々、しゃべっていたことに気が付くのはそれから数時間が経ってからのだったのであった。
「やはり、来ましたか、さて、留学させる生徒を選ばないといけませんね」
龍美が送った傭兵育成機関の「バラムガーデン」の学園長、シド・クライマーは送られて来たメールは日本語で書かれていたのだが慣れた様子で解読して留学させる生徒を選出することにしたのであった。