龍月は助けた赤い髪の剣士、アスベルから親友のリチャードが伯父のセルディクがリチャードの実父つまり自分の実兄を殺してその息子のリチャードまでも亡き者して国を我が物にしようとして現在の国王の座に着いたと言うのであった。
「う・・アスベル・・・ここは」
「リチャード、良かった、オレ達、ラタトスクに助けてもらったんだ、で、今いるのがフラクシナスと言う戦艦の医務室だ」
「何‼ あ、申し遅れた、自身はリチャードだ」
「ボクは、次元武偵、獅子神龍月、お見知りおきよ」
ちょうどリチャードが目を覚ましたのでアスベルが今いる場所を説明してリチャードと自己紹介をした龍月は笑顔から一変して、
「リチャード君、これからどうするのかな?」
「ボクは国を取り戻したい、けど、頼れるのがアスベルとソフィ、そして、ジュリアさんしか」
「だったら、ボクが国を取り戻す手助けをさせてよ‼」
「無関係な龍月を巻き込むわけには」
「いや、もう巻き込まれているけど、それに、もう、応援要請しちゃった‼」
リチャードに質問したところ、やはり伯父の魔の手から故郷を解放したいと述べたのは良かったが、殆どの戦力が伯父の手に墜ちてしまったので、アスベル達しか戦力としていないことを告げられたのであった。
龍月もほっとけない病なのでリチャードに故郷解放の手伝いをすると手を差し伸べたのだが、アスベルから龍月を巻き込むわけにはいかないと返されたが、そんなことで龍月が引き下がるはずがなく、龍月はフラクシナスに帰還した瞬間には龍美達に協力を要請してしまったので折れるしかなかったリチャードとアスベルだったのである。
「セルディクは剣の腕が立つ、龍月では相手には」
「悪いけど、ボクは負ける気はないよ、ね、龍美ちゃん‼」
「急いでるんだよね、行くよ‼」
「ええええ(;゚Д゚)‼」
「アスベル、行こう・・・」
リチャードからセルディクは剣術もなかなか物だと告げられた龍月だったがそんなことを気にするほど落ちぶれていない龍月はいつの間にかいた龍美に声を掛けて足早にバロニア城に向かうためにテレプールに向かったのだが、アスベルとリチャードはあまりの対応の速さに開いた口が塞がらないのであった。
ソフィはマイペースに龍美達について行ってしまったのアスベルとリチャードは元の世界に戻って龍美達の後を追ったのであった。
「なるほど、わかった、オレも一緒に行こう‼ 同行者を募ろう‼」
「アンジールさん、オレが行きます‼ オレ、スタン・エルロン、よろしく」
「リチャードだ」
「準備出来た? 転送先は、バロニア城中庭‼」
「アタシも行く‼」
テレプールに到着した龍美達にアンジールが駆けつけてくれた一緒に行くことになり同行者を募ったら、スタンと、報奨金目当て丸出しのルーティが一緒に行くことになり転送先はバロニア城の中庭に転送先を決めて、テレプールに飛び込んだのであった。