龍月が超神次元ゲイムギョウ界のラステイションに帰ろうとした矢先に大剣を背負った騎士達に追いかけられていた赤い髪の剣士と、金髪の剣士、紫の髪の少女を助けるために龍月はヘルメットを被って愛紗の前輪二輪で後輪が一輪で両脇に日本刀をしまえるようにスペースがある戦闘用に改造されたバイクに跨って殺す気満々で追いかけていた騎士達をバイクを運転しながら峰打ちで気絶させたのであった。
「ごめんね、ボクは、獅子神龍月、見ての通りの通りすがりの侍だよ。どうやら訳ありだね、一緒に来ない?」
「ありがとう、オレはアスベル・ラント」
「ソフィ」
「う、う」
「お友達、疲れてるみたいだから、ボクが働いている所に行こうか? 転送‼」
「何だ、これ‼」
龍月は被っていたヘルメットのサンバイザーを上げて素顔を見せて自己紹介をして、敵意がないことを言い、騎士達に追われていた赤い髪の剣士こと、アスベルと同行者のソフィも自己紹介をしたのだが龍月はアスベルが連れていた金髪の剣士の容態が良くないことに気が付いていたので、幼馴染みで医師免許を持っている龍美に診せるためと、追ってから完全に逃げるために拠点にしているラタトスクの戦艦「フラクシナス」の医務室に転送したのであった。
「龍美ちゃん、居る?」
「ごめんなさい、今日はわたしが担当なのよ、取り敢えず、そこに寝かせてくれる?」
「はい‼」
「うう、う」
「これで、大丈夫ね、余程疲れていたのね、わたしの名前はシャマル、ここで医者ををしてるのよ」
フラクシナスに帰還した龍月はバイクを車庫に入れて、医務室にアスベルが担いでいた男性を診てもらうために連れて入ったのだが今日は担当が龍美ではなかったが、シャマルが担当だったのですぐに治療が終わって寝てしまったのでシャマルも自己紹介をしたのである。
「どうして? 騎士達に追いかけられてたの?」
「実は、オレとソフィがウインドルに来た時に偶然に騎士に追かけられているリチャードに遭遇して、助けたんです、それでリチャードに事情を聞いたら、叔父に殺されかけたらしくて」
「なんで甥っ子を殺そうと、まさか、リチャード君、お偉いさん」
「うん‼」
「ソフィ‼ あ、すいません‼」
龍月はアスベルとソフィに事情を聞くことにしたので近くにあった椅子に座って事情を聞くと偶然、ウインドルと言う国を尋ねた時に騎士に追われているベッドで寝ている金髪の剣士ことリチャードを助けて命からがら逃げていたら運よく龍月が来たのだと説明を受けた瞬間、龍月が持ち前の洞察力でリチャードが貴族の高い地位を持った人物であると見抜いてしまったのであった。
もちろん無碍に掏る気はこれっぽっちもない龍月は匿うことにしたのであった。