超次元kurosu   作:天龍神

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束の間

ルークとゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍が都立来禅高校に転入することになったので二人は都立来禅高校の制服を支給されて転入に備えていたのであった。

 

「そうか、やはり、復活していたか、この様子だと」

 

「ああ、セフィロスが復活するかもな」

 

「何、今のあいつらはもう女神という人形でも魔物でもない、れっきとした人だ」

 

「ははあは、そうだな」

 

アンジールとフレンとユーリの上司だったナイレンは二人で男同士の話をしていたのであった。

 

内容は犯罪組織の四天王が復活したと言うこと、そしてアンジールの同僚だったソルジャー1Stのセフィロスが復活するのであろうと言うこと、そして何より、精神エネルギーつまり魔晄の具現化した存在でしかなかった真龍婭達がもう不老長寿を引き継いだ龍神だが人であると言う話を飲みながら語り合っていたのであった。

 

そして夜が明けて行ったのであった。

 

「ティアちゃん、おはよう、良く寝れた?」

 

「ええ、おかげさまで(かわいかった)」

 

「ティアちゃんって、可愛い物、好きなんだから‼」

 

「そんなんじゃ、ないわよ(゚Д゚)ノアタフタ‼」

 

「素直にならないと」

 

獅子神家に居候しているティアはいつも通りに起床して星龍と挨拶を交わしたのだが、今下宿している部屋が龍月が使っていた部屋なので龍月が置いて行った猫のぬいぐるみを見てかわいいなと女の子らしいことを思っていたら顔に出ていたようで星龍に揶揄われたので、物凄い勢いで否定したがそれが返って逆効果になってしまったのであった。

 

鳴流神家出はと言うと、

 

「おお‼」

 

「勢いは認めるが、動きが短調だの、ほれ‼」

 

「うわ‼ くっそ‼」

 

「シング、楽しそう」

 

どうやらわざわざフラクシナスから鳴流神家の道場にシングが稽古にやって来て鳴流神兄妹の祖父の龍造と手合せをしていたのだが全くと言ってシングが敵うはずもなく、何度も倒されていたのであった。

 

一区切りつけてシングはフラクシナスに大急ぎで戻ったのであった。

 

龍姫達も朝ご飯を食べて、玄関で安全靴に履きかえて学校へと歩みを進めたのであった。

 

「おはよう‼ ほら、エミルも」

 

「おはよう・・・」

 

「元気ないよ、エミル君」

 

「しゃないやろ、なれへん学校に通ってるんや」

 

「時期になれますよ、エミルさん」

 

学校に通う道中で美龍飛達とは別れて都立来禅高校に向かう道中でまだ慣れない環境で今だに臆病なエミルと、その真逆のマルタが合流したのであった。

 

龍姫達の身長だとマルタが下級生に見えてしまうぐらい背が低いがこれでも同い年のなのは変わらないので今では親友も同然の間柄なのだが、エミルに至っては士道以外で友達が出来そうになかったのであった。

 

「ティアちゃん、変装で伊達眼鏡掛けなくても」

 

「これは一応」

 

なぜかティアは黒縁の伊達眼鏡を掛けていたのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 


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