ゴッドイーターちゃんが公式では殉職扱いになってしまったので生きていることがばれたらラタトスクの組員とアドリビトムのメンバーと異世界の仲間達の身に危険が降りかかると考慮してゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍と戸籍を作り都立来禅高校一年二組つまり龍舞達と同じクラスに転入することになったのであった。
ゴッドイーターちゃん改め神楽坂智龍が誕生して遡ること、一日前の夜、
「ガイ、オレ、行くよ‼ 地球の学校に‼」
「そうか・・・何(;゚Д゚)‼」
「ガイさん、驚きすぎです‼」
「すまん、つい、ルークが決めたことだ、オレがどうこう言う資格はないからな」
「ありがとう、それでさ、お願いがあるんだけど、髪切る短剣って持ってないか?」
瑠美奈から来禅高校に転入して見たらどうかと薦められてたルークは決心が付いたようでちょうど晩御飯を食べていた時に来禅高校に転入することを告げたのであった。
それを聞いたガイは一旦は頷いたのだが、間を置いて驚いたのであった。
ルークは瑠美奈に髪を切る物を持っていないかと聞いたのであった。
そこにちょうど、
「ルーク君、だったら切ってあげるわよ‼」
「明さん‼ そのはさみはもしかして」
「この方が確実でしょ、それに切った髪はカツラにするから」
「お願いします」
明が散髪用のはさみと散髪ケープをどこからともなく取り出してルークに散髪してあげると言ったのであった。
もちろんルークは快く承諾して自慢の赤い髪を切るために切った髪を床に落とさないように散髪ケープを被って剣心がルークの髪にはさみを入れたのである。
「これでどうかしら?」
「ありがとうございます」
「どういたしまして、さてと、この髪で変装用にカツラを作らないと」
「なんか、すっきりしたな」
「そうだな」
明は慣れた手付きでルークの長い紅い髪を毛先を揃えて切ってそしてルークに鏡を見せて確認させたのであった。
襟足は少し跳ねて、前髪は少し逆立っていたのでルークはこれでいいと明に言い、明は切った髪を持って帰ったのであった。
ルークは都立来禅高校の制服が入った箱を持って下宿部屋に向かったのであった。
「ナタリア、それに、アッシュ、みんな怒ってるだろうな、勝手に異世界に来ちまったからな。さてと、寝るとするか」
下宿部屋に辿り着いたルークは来禅高校の男子制服が入った箱を取り敢えずテーブルの上に置いて、ベッドに寝ころんで置いて来てしまった家族と幼馴染みのことが心配だったのだが、ルークは気を取り直して寝ることにしたのであった。