リンダが放った機械兵を全て破壊した龍月達はフラクシナスに帰還しようと現場を駆けつけてくれた天界の治安部隊に任せてフラクシナスから帰還用のテレパイプが出現したのでそれで帰還しようとしたのである。
だが、
「マグナスさん、危ない‼ きゃ~‼」
「ガッシャン‼」
「おい、ヒスイ‼ 手伝え‼」
「おう‼」
「よかった・・・」
なんとリオンの頭上から鉄パイプの束が降ってきたので油断したリオンは反応に遅れてしまいゴッドイーターがリオンを突き飛ばして鉄パイプの束の下敷きになってしまったので龍月達は急いで鉄パイプの除去を急いだのであった。
もちろん天界の治安部隊も救助に参加したのであった。
鉄パイプの束を落としたのは、
「ぎゃはははは‼ アタイたちに逆らったのが悪いんだぜ‼」
「貴様‼」
「至急、オペの準備‼ 意識不明の重体‼」
「はい‼」
そう紛れもなくリンダの逆恨みだったのである。
普段クールな印象が強いリオンが怒りを剥き出しにして二刀を構えて、ヒスイもダブルボウガンを構えたのだが、リンダは一目散に逃げて行ってしまったのであった。
ゴッドイーターを下敷きにした鉄パイプの束は見事にゴッドイーターの首から下に落下し、特に両脚と両腕の骨折が曲がってはいけない方向に曲がっていたので応急手当てで治癒術を行いながら、意識不明の重体のゴッドイーターを天界の病院に緊急搬送したのであった。
「これは酷いわね、もう助からない、鉄パイプがこの子の心臓を貫いている」
「それじゃあ、もう」
「しょうがない、この子を転生させましょう、だけどこのまま転生しても面白くないから」
「なんか、聞こえてくるぞ、転生だとか」
「じっとしてろ、今度は許さん‼」
天界の手術室ではゴッドイーターの緊急オペが行われていたのだが執刀医の剣心がゴッドイーターの心臓の部分には切断した鉄パイプが突き刺さっていたので助かったとしても何らかの後遺症が残ると判断した剣心と龍美はゴッドイーターを取り敢えず半転生、つまり無傷だったゴッドイーターの顔以外を新たな肉体に合体させて生き返らせると言う治療方法を提案したところ問題なくオーディンをはじめとする剣心が所属している部署が許可が下りたので早速培養槽で新たな肉体の製作が始まったのだが付き添いで手術室前にいたリオンはリンダに怒りをあらわにし、ヒスイはうろついていたのであった。
「わかった」
「龍姫、どうしたの?」
「転換期の世界にリンダが犯罪活動を開始して、マジック・ザ・ハードが復活したと言って、リオンの頭上に鉄パイプの束の落として、リオンを庇って龍月さんの所に配属された防衛隊の人が下敷きになったて、一応お姉ちゃんとお母さんが今オペしてる」
「リンダはどうしようもないのね」
「許すもんか‼」
もちろん龍姫達の所にもゴッドイーターの負傷の連絡が入ったのであった。