超次元kurosu   作:天龍神

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〆タルギア、再戦

犯罪組織のリンダに出会った龍月達はリンダが発言したマジック・ザ・ハードが復活したと言うのを聞いたところでリンダが起動させた機械兵の〆タルギアの内の一機が龍月達の方へ向かって来たので破壊することにしたのであった。

 

訓練を受けていたとはいえ異世界人である龍月達に付いて行くのがやっとなゴッドイーターは格の違いを見せられたのであった。

 

ヒスイに至っては故郷で弓で狩猟をしていた程度の戦闘経験だけでもゲイムギョウ界の兵士以上の能力がある上にヒスイは高度な治癒術を扱えると言う支援型のダブルボウガン使いでそこから放たれる矢は本人曰く百発百中だと言うのであった。

 

リオンはソーディアン「シャルティエ」と「ダガー」のアスナと一緒の二刀流の魔法双剣士である以上はゲイムギョウ界では出来ない剣と魔術による攻撃を可能にしているのである。

 

「一応、毒の対策は出来てるよね? トライン‼」

 

「毒になったら治してやるぜ‼ 乱千鳥‼」

 

「当たり前のことを聞くな‼ 幻影刃‼」

 

「キュいーん‼」

 

「これが異世界の戦闘力・・・」

 

やはり〆タルギアでは龍月達の相手を出来るはずもなく、ファイナルアタックで毒のウイルスを巻き散らすことをリオンとヒスイに教えたヒスイが治してやるぜと引き受けて見事〆タルギアを破壊したのであった。

 

「ぎゃははは、死ね‼」

 

「残念でした(>_<)‼ 状態異常を防ぐお守りと」

 

「穢れを消し去れ‼ リカバー‼」

 

「何の対策もしないのは貴様の方だ‼」

 

「てめぇらはあいつらと一緒かよ‼」

 

「待て‼ 龍月さん‼」

 

「深追いはダメだよ」

 

戦闘経験が豊富なリオンとヒスイのことを頭数に入れていなかったリンダは何も考えもなしに〆タルギアから振り切って持っていたスイッチを押して毒の粒子をばら撒いたのだが、龍月と龍美と瑠美奈はテルカ・リュミレースで状態異常を全て無効にするアミュレットを合成していたので毒に侵されずに済み、治癒術が出来るヒスいがゴッドイーターの毒を浄化したことでリンダは恐れをなして逃走してしまったのでゴッドイーターが追跡しようとしたが、龍月は敢て泳がすことにしてゴッドイーターに深追いはするなと言って追跡を止めたのであった。

 

「マジック・ザ・ハードか、確か、以前、ユーリから聞いた話だと、犯罪組織の四天王だったはずだが?」

 

「そうだよ、そして、アレクセイ達と手を組んだ」

 

「要するに反乱軍の頭じゃねぇか‼ どんだけ恨まれてたんだ女神はよ‼」

 

「取り敢えず、まだ残ってる機械兵を破壊しないと‼」

 

リオンは以前ユーリに話を聞いていたようでマジック・ザ・ハードは封印されていた犯罪神つまりジェノバを復活させて一度無に返して新たな世界を築こうとしたことを知っていたので、龍月は頷き、ヒスイは女神が恨みを買いすぎた罰が当たったと言ったのだが、もう一機の〆タルギアを破壊することにしたのであった。

 

 

 

 

 

 

 


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